ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

ふっと出会った素敵な雑誌(本)

2016-10-20 16:24:20 | 本と雑誌

インターネットサーフィンをしていたら気になる本。
昨年、創刊(とはいえ年に1冊)された
Stuben magazine
創刊号はシュナイダーの特集。
また、スキーのみならず雪国の文化、歴史を扱った、読み応えのある本。
創刊号が素晴らしかったので、先ほど出版された2号も。
1回読んだらほおってしまうような本ではなく、手元に置いておきたい、そんな本。
昔の色褪せた写真も、素敵。
山を歩いていて突然、素晴らしい景色に出くわした、そんな本。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒンシュクの達人

2014-03-13 00:19:12 | 本と雑誌

Img067

急遽、宮城県へ日帰り出張、車中で読む本、最近出版された本で気になっていた本。

著者はビートたけし、さん

毒舌、と言っていますが、内容はいたって、日本人の本音、隠れた姿をストレートに表現したもの。

東日本大震災から3年目。

この本はとある雑誌の連載をまとめたもの、そして、震災発生後2週間後に書いたビートたけしさんの文が非常に考えさせられます。

要約すると、

”2万人が死者・行方不明という表現、おかしい。では8万人死んだ中国の地震より大したことがない、というのか。”

”2万人が死んだのではない、一人が亡くなった事件が2万件ある、と考えるものではないか”

”人の悲しみいうものは個人的な感情であり、数で測るものではない”

”極端なこというと、自分の身内、知り合いが生きていれば10万人死のうと、100万人死のうと関係ない”

”震災被害者に笑いを、という芸能人が行くのはおかしい、当事者にとっては、笑い、楽しみより生きること、そのことのほうが大事”

この言葉、とても考えさせられる発言。

3・11が近づくと、やたらと

”絆”

”復興”

という言葉がむなしく踊ります。

また、やたらと芸能人(芸人、歌手等)が訪問して慰問しているポーズをとっています。(秋葉原のソフトポルノ集団も思い出したように訪問しています)

”偽善”という意味とは異なりますが、上から目線、つまり自分たちは被害者ではない、同情という目線で被災者に対応しているのではないでしょうか?

特に、原発被災者に対して、東京都民を含む東京電力管内に住む人たちは、もっと真剣に対応すべきでは。

もちろん、芸人と言われる人たちの中には、東北出身の人たちを中心に継続的に活動、基金を作っているひとたちもいます。このような活動と、”売名行為”に近い活動と一緒にしてはいけないと思います。

この本、ビートたけしさんが、書いているだけあり、下ネタも多いですが、優しさあふれる表現です。

3・11近辺だけ騒ぐ、日本人、熱しやすく冷めやすい日本人を痛烈に批判しています。

あっという間に読むことができますが、非常に考えさせられる本。

Dsc_0834

登米市石ノ森町の名物”はっと”

 

昔、役人が百姓が美味しそうに食べていたのでこのままでは米をつくらなくなってしまう、といことで”ご法度”にした、とのことから”はっと”という名前がついた、との説もあります。

 

小麦粉を薄く伸ばした、独特の食感。

ちなみに石ノ森町、石ノ森章太郎の出生の地。近くには生家があり、仮面ライダー、009、ロボコンのフギュアが街中にあります。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

暗部

2014-02-26 18:56:50 | 本と雑誌

Img063

中央官庁のエリート官僚が覆面で一気に書いた本。

今の日本で最後の陰部となる電力業界を取り巻くノンフィクション。

あっという間に読めた本。

半年で20万部以上を売り上げたのに、まったくマスコミに取り上げられない本。

⇒わけのわからない大学の客員教授になる落選議員

⇒テレビ・雑誌は(広告収入源である)電力業界を批判しない

⇒原子力政策に反旗を翻した知事(前福島県知事はプルサーマル計画に反対)をスキャンダルで(警察・検察ともども)辞任に追い込む

よく考えると、福島原発事故から3年近くなって以前のように何事もなかったかのような事象を感じられます。

でも、この覆面著作者、一番の目的は、某電力会社の原発の再稼働に反対をしている某日本海側の県の知事を、福島のようなスキャンダルで失脚させようという、電力業界の動きを封じるために著作した、とのこと。

今、霞が関では、この著者が誰か、血眼になって探しているそうです。知られては困ること、たくさんあるのでしょうね!また、秘密保護法を急いだ理由のひとつ、とされています。

でも、事故があれば、日本有数の米どころは壊滅的、しかも、偏西風に乗れば関東に影響は及ぶのに、東京の人たちは”電力代上がるのはいやだ!”。

お台場に原発を作ったら?(ビートたけしが言っていましたが)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

里山資本主義

2014-02-20 00:02:26 | 本と雑誌

Img062

名古屋から宮城県へ日帰り出張。新幹線乗り継ぎで片道5時間。以前買った本を。

あっという間に読める本、そして、納得する部分がとても多かったです。

結局、”大量生産、大量消費”の価値観から抜け出せない”日本の企業”に勤める都会に住む”サラリーマン”(と思われますが)を痛烈に批判。

結局は、地方が”貧しい”と思うのは、あくまでも”お金”という基準。

都会に住む人は、結局は、”人生を金で買う”、それだけの価値観にとらわれていること、痛感します。

しかし、若い人ほど、この価値観に限界が来て、中高年以上が”過去の富”を持ち逃げしていく、そんな、都会の人たちの生き方に疑問を投げています。

”日本が限界”ということが言われますが、実は”都会が限界”。でも、生き方を変えることにより、日本は変わっていく、しかし、それを邪魔しているのは、我々を含む”中高年”です。別の言い方をすると”既得権益者”。

でもあと、10年もしないうちに(ひょっとすると5年以内に)大きく変えないと、取り返しがつかなくなるかもしれません。

本の内容は、まったく悲壮感はなく、明るい未来を描いたもので、考えさせられるもの。

もう、大量生産・大量消費社会をやめませんか?

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あっという間に読めた本

2013-04-10 19:56:31 | 本と雑誌

Scan_410201373923788pm

真保祐一といえば、

”連鎖”、”ホワイトアウト”他、社会派小説で有名。

でも、一気に読めるくらい、痛快なストーリー、しかも、社会派らしく、現代的な、さらに、日本の今日的な話題を取り込んだ、読んで、すっきりする本。

若干、御都合主義的なところもありますが、それを補う、それ以上の爽快感のある本。

最近読んだ本では久しぶりに読後に気持ちが清々しくなりました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする