ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

だんだん、心がすさんできた日本人

2018-02-27 09:49:50 | 身の回り

半年に1回の腎臓癌の検診で名古屋大学病院へCTを。

20年近く、通院していて、技術、システムの進歩は、物凄い速さで変化しているのを感じます。
昔は、主治医(助教授)がカルテをパソコンで入力する時間の方が問診時間より長かった、なんていうのも昔話(ワンフィンガーで文字入力していましたから)
また、以前はCT、採血と、問診は、別の日でしたが、今ではCT受診後、1時間以内に3D画像が主治医のパソコンに、しかもカラーで。しかし、システム化が進みすぎると、作業がさらに煩雑になって、入力項目が多くなりすぎ、しかも、少しでも入力ミス(致命的なものではなくても)があるとエラーとなり、より負荷がかかりすぎる、と今の主治医も嘆いていました。

民間の会社も同じ。システムのためのシステム化。

なにか変です。

システム、技術の進歩は、来るたびに驚きます。
でも、その一方で、受診する側のレベルの低下、どうかと思うことも増えてきました。
病院ですから、各種ハンディキャップを、持った人達が集まります。その中で、より健常者の人達と阿吽の呼吸でやりとりすることは当たり前でした。
でも、最近はハンディキャップを、持った人達の横暴さ、目立ちます。今朝も、採血で皆さんが並んでいる列に、杖をついた人が強引に横入り。当然の顔をして。足の悪いお年寄り達も並んでいるのに。
この“弱者”を強調した強引さ、最近よく感じます。バス停でも並んでいる列に、後から来た乳母車の母親が当然のように列の最前線に割り込む、そんなことは日常よく見る光景。

健常者とハンディキャップ者との関係は互いに尊重しながら、接して行く必要があると思います。

世の中、“権利”と“義務”のふたつしかないのではなく、その間にある“気遣い”という、日本古来の良さ、これが失われている、そんな気がします。

何事も白黒をはっきりさせてギスギスした世の中になっている、さみしいですね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

また、日本の歴史がひとつ。野沢温泉スキー

2018-02-25 19:41:51 | スキー

天気は下り坂。午前中はなんとかもちそうなので、いつもの七ヶ巻(ならまき)へクラシカルスキーツアーコース

灯籠木峠から山の中へ。水尾山。
水尾山まではクラストしていたりしましたが、山頂からは。

パウダーでした。

誰もいない、別天地。天国!

七ヶ巻へおりてきて、大きな段段畑をなんとか避けながらバス停へ

なんと、驚き!
地名が変わってしまっています。
昨年までは

ところが今年は

なんと、昔からの“ならまき”と言う地名が“なながまき”へ。
既に国土交通省の道路案内では既に昨年気がついたときには

“なながまき”
また、これで、国の馬鹿役人のせいで日本の歴史がひとつ消えました!
バス停では、驚きも

今年から、英語も表記。
バックカントリーを楽しむ外国人がこんな所にもおりてきてくるようになりました!
バス停は、納屋の隣に

納屋の中には

懐かしいポスター


野沢温泉に戻ってきてから温泉、そして🍺
翌朝は、朝風呂

朝の妙高山と火打山
赤く輝いています。凜とした寒さの中、神々しく見えます。

ちょっと足を延ばして“熊の手洗い”

気持ちよい温泉。
そしていつものみゆき商店さんで絶品の温泉まんじゅう

東京の実家経由名古屋へ

途中、実家で食べるお昼ご飯に釜飯

なんと、SAの釜飯屋さんの前には、国鉄のディーゼルカーが。この中で釜飯を食べると、昔の横川軽井沢の思い出が思い出されます。

穏やかな東京へのドライブ、そして登戸で父のお墓参りをして名古屋へ


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ローカルムービー

2018-02-24 19:40:30 | 映画
世界的な宣伝をしたり、テレビで、手抜き宣伝を大量におこなう、お金に任せた映画とは異なり、地方で作られた手作り感満載な映画、増えています。
(手抜き宣伝とは、いかにもと言う感じのお姉ちゃん達が”泣きました、感動しました“と言う1番安上がりな宣伝)
そんな地方の映画

新潟県の某新聞社の記念映画

愛知県豊田市が舞台

福岡県福津市の由緒ある宮地嶽神社。
いずれも、出演されている人達は、凄いです。なんの演技もできず、対して可愛くもないのにアイドルとしている連中が出ていなので、何か宝物を見つけたような、そんな映画。
それにしても、最近増え続けるいるイオン系の映画館でこのような地方の映画が多いのもの、特徴。
勿論、当たり外れはあります。でも、テレビ、マスコミで大々的に宣伝していて、映画を観る前に、既にイメージが固まっている作品とは違い、ドキドキ感がいっぱい。
これからも、そんな映画を見続けていきたいです!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シーズン券のありがたみと夜の過ごし方

2018-02-18 19:32:15 | スキー
先週、熱は出ませんでしたが、鼻水、咳が。ようやく治って来たので、スキーはせず、湯治と美味しいものを。

そもそも今回はアカカン、久しぶりの横殴りの雪、風、そしてガス。

こんな時にはスキーをしても楽しくないですね。毎週末にスキー、山と出掛けるのは、普段の仕事の世界とは全く別の世界ですごし、気分転換をするため。そのために来ているので、楽しくない時に無理にスキーをする必要性を感じられません(視界悪く周りにきをつかいながらストレスをためるくらいならば来ない方がずっと良いです)。

この点、シーズン券を持っていると、セコセコ滑らず、朝の人の少ない時に、本当に自由に、思いのまま滑って混んできたら引き上げる、贅沢な過ごし方できます。欠点は中々ほかへ行けないこと。

今回は楽しくなさそう、そして身体を思って湯治+美味しいもの。

いつも行く妙高、赤倉、新赤倉は夜の過ごし方に難があります。お店の店数、キャパが最近、増えている外国人には不十分。さらに値段が観光地とはいえ、高すぎますね。ひとりあたり1000円~2000円高い、そんなお店多いです。勿論、昔ながらの値段で営業しているお店もありますが。
同じことは、北海道のニセコでも同じ。ヒラフ地区と倶知安の町中では値段は大きくちがいます。ニセコではヒラフ地区と倶知安の町中へ毎日、バスを走らせているので重宝します。
ただ、赤倉とニセコの違いは高くても“山”でも美味しいものを楽しめるのがニセコ。
そんなときには、何人かまとまれば、車で行き、代行で戻る、そうすれば美味しいものを、そしてリーズナブルな値段で楽しめます。

今回も、新井の町中へ


久しぶりに赤倉らしい雪の降り方

コンパクトカメラで撮っても雪がはっきり見ることができるくらい、たくさんの、そして大きな雪⛄



今回は知り合いと。
新井では何軒か、行きましたが、安くて新鮮、美味しいです。海に近いこともあり、海産物は太平洋側とは異なる美味しさ。

結構、たくさたべて、飲んで、“山”の料金の八掛けくらい。代行で帰っても山の料金と同じ。人数がまとまれば、代行で町へ出た方が得です。

こんな楽しみ方も。

日曜日も、朝、天気は良くなる予報ですが、視界悪く、知人と温泉巡りを。

長野市近くにはたくさんの温泉。
今回は、知人が探した雰囲気のありそうな写真で、高山村の子安温泉へ

長野市から万座への道の入り口にあたるところに突然現れた温泉。

こじんまりとした、素敵な温泉

木造の風呂場、泉質は鉄分が多い、温泉。
身体がポカポカに。
若夫婦+赤ちゃんが管理人。
とっても小さな、そして温かい、素朴な温泉。何か宝物を見つけた、そんな感じがする素敵な温泉。

天気は風は強いものの、好天に

名古屋へ戻る高速道路のPAでは南アルプスがくっきりと

甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳と南アルプスの主峰が。
伊那名物、ソースカツ丼🍜


中々週末には家におらず出歩いていると、今回みたいな楽しみ方も。

何かをすることだけではなく、なにもしない楽しみ方も。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本の近代発展の“明”の歴史

2018-02-11 17:40:40 | 旅行記

赤倉は雪、そしてガス。怪我をしたくないので、スキーはやめて東京の実家へ。
途中にある富岡製糸場まで、18号で。

途中、軽井沢、碓氷峠と。軽井沢は、何を隠そう初めて

高そうな車が一杯でした!

途中、妙義山を。


富岡製糸場へ3時間くらいで。

世界遺産登録でたくさんの観光客がいるとのことでしたので、冬のこの時期ならば少ないかな、と。

中を色々と。



煉瓦と木材での和洋折衷の工場。

ちょうど、動力の蒸気機関も動いていました


のちに民間に払い下げられて三井が運営。経営陣の社宅も立派


また、古い建物の工事中の現場を見ることができました。

一応、工事現場なのでヘルメット着用
ただ撮影禁止なので写真はなし。

製糸場で使う水を入れるタンク

明治時代に作られたリベットを使用したもので現存するものでは最古参。製鉄会社に勤務していたので興味深く。

煉瓦と木材、コンクリート代わりの漆喰、見事です

中は、織機の機械。



現在はモーター駆動ですが当時は蒸気機関で。その設備がそのまま。今の仕事では織機用モーター(スピンドルモーター)の材料も関係しているのでまた、興味が。

実は愛知県も織機関係は多くあります。何を隠そう、あのトヨタ自動車は、もとはといえば、豊田自動織機の子会社です!

立派な従業員寮。
そして女工さん達の夜間学校


製糸場、そして織物産業は明治以降、日本の富国強兵政策のもと、積極的に、多くの若者、特に女の子達。
自分が勤めている会社の工場(製鉄所)のある岡山県倉敷市にも大原孫三郎さんが創ったクラボウがあります。
このクラボウでは女工さん達は破格の待遇を持って受け入れられていて、福利厚生もすばらしいものでした。今でも、地元では自慢のひとつ。
この富岡製糸場もやはり同じように最新鋭の思想で運営されていたようです。
しかし、一方で野麦峠の“女工哀史”で代表される若い女の子達の悲しい歴史があるのも事実。織機産業の負、暗、の世界。
この富岡製糸場も三井の後は、長野県諏訪湖、岡谷の片倉紡績のものとなりました。女工哀史の世界は、この諏訪地域の話であり、富岡製糸場は、どうなったのか、疑問に。

いずれにしても、今ある日本を創ってきたのは製糸業、織機用業なくしてはあり得ませんが、その“明”と“暗”について、色々と考えさせられます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする