
昔から言われている京都の人の本音と建前の世界観。半世紀前の中学校の時に京都から転校してきた女の子が“京都の人の言うことは額面どおりにとってはいけない”と言ったのがずっと頭のなかに。そういえば名古屋でも。他人の家へ訪問してもお茶を出さないのは、ケチということと早く帰れという意味と教えられました。
不思議なことにこの映画、名古屋のテレビ局作成。
クスッと笑う映画

毎月9のつく日は特別料金の映画館へ。歌舞伎の世界を。とにかくきれいな映画。吉沢亮さん、横浜流星さん、女役としてとてもきれい、そしてそのなかに悲しみを。素敵な映画。

1999年、ヴィム・ヴェンダース監督のロード厶ービー。革命後のキューバの音楽への賛歌。なぜかキューバの音楽は、歌詞は理解できなくても心地よい、思わず身体が動き出しそう。心地よいサウンドに何回か寝落ちしそうでしたが。革命後の苦しい状態での音楽家達の音楽への愛着が感じられる素敵な映画

岡山県高梁市を舞台にしたちょっとした映画。三田邦彦さん、前野朋哉さんというどちらかというとバイプレーヤーとして素敵なお二人。仙人のような生活、それぞれに事情がありそれが最後に。高梁市の美しい自然と相まった小さな、素敵な映画。長年仕事で岡山県にはよく行きましたが、懐かしい岡山弁も。名古屋でたった1週間の上越はもったいないと。

ダイヤモンド・プリンセス号のほぼ事実。最前線の医者、客船のクルー、そしてそれを支える陸上チー厶、それに対するセンセーショナルに面白おかしく伝えるマスコミ。この映画は、実は痛烈な現代批判。まず明確に中国起源のウイルスと。次に“専門家”として現場を混乱させて即降ろされた無責任な学者、そしてその学者が無責任な事をSNSに。さらに”他人の不幸“こそ目的とするマスコミ報道。これらへの痛烈な批判。そのために通常は邦画では新聞社、テレビ局が1社くらいは賛助していますがこの映画では皆無。退職して家でテレビを観ていて情報番組ほどいい加減なものは無いと。そんじょそこらのタレントがしたり顔でコメント。考え方の偏った外国人を出して“いかにも世界では”というコメントを出させるマスコミ。これらが全て大惨事で最前線にいる人達の足を引っ張っています。救いは、何としても助けるという最前線の人達、乗船客からマスコミ報道は間違っている、と逆にSNSで発信。今回もたまたま愛知県の開業直前の大病院(藤田医科大学)があったからという幸運も。都会では大惨事には対応できないと。まもなく来ると言われる大震災では関東では対応できないだろうと。そんな事を、考えさせられる、現代の日本への批判の込められた映画。あっという間に引き込まれる素敵な映画

久しぶりのタイ映画。下心ある子供たち。それを分かっていても温かく見守る母親。タイでは心温まるCMというものがよくネットで上がります。仏教の輪廻、因果応報の思いが色濃く。昔輸出の仕事をしていてしばしばタイへ。そのころの古い街、懐かしく。心温まるほっこりとした素敵な映画

名古屋のミニシアターで。##能登半島穴水町のドキュメンタリー。長年穴水町の問題を取り上げていた手書き新聞。今の日本、疲弊、衰退している一番の原因は市町村レベルの利益誘導政治。若者達が見捨てるのは当たり前、70、80歳で多選の議員ばかり。それぞれの”地区“の利益代表。
“そんなことはない、あの先生はよくやってくれる”
この言葉こそ、単なる利益誘導。
だから能登半島地震のような町全体の事件になったら機能不全。そこで立ち上がったのは若い人たち。大手メディアは最初こそ能登半島を扱ってもすぐに記事にならず。地元のテレビ局だけが扱いこのことが多くの人達が動き始めました。それこそが本当の民主主義だと。今、地方自治体の中には若者達が減り消滅可能市町村とされる市町村あります。見ていると、外部からのコンサルタント、あるいは外資による観光開発にその存亡をかけているところも。外部の力を借りることこそ、衰退に繋がるということに未だに気が付かない。そこに住む人たちの諦め、ことなかれ主義の役所・役場。そんな日本衰退をより戻すことを考えさせられるドキュメンタリー映画。

今日1日だけの公開。
トーキーの名作。4Kリバイバル。有名なホークを使ったパンの踊り。何度観てもあらためてチャプリンの凄さを

普通の日常の中での多感な女の子の“死”について感じた映画。オカルト的なものに惹かれたり、周りの色んなことに関心をもつ子供の感受性。それを見事に演じた鈴木唯さん。彼女の不思議な魅力を感じる映画。

どちらかというとバイプレイヤーとして個性的な演技が多い渋川清彦さんが、世の中に流されつつなんとか、何でも屋でもある教頭を。昭和の時代ではあまり見なかった子供達の陰湿さ、自分の子供のために全てを正当化するモンスターペアレント。そんな教師生活最後に、今まで押し殺してきた本音が。少し最後に救われる、そんな素敵な映画。たった1週間だけの公開はもったいないと。

2003年に福岡で起きた教師によるいじめとして日本初の実話に基づいた映画。子供の嘘、虚言癖の母親、そして裏取りもしないで実名報道をした週刊文春。全く関係ない世の中の人達が集中砲火。学校関係者も事なかれ主義。
綾野剛さんの演技は圧倒。柴咲コウさんの不気味さ。最近、アジア系インバウンドの家族連れの行動が批判されます。でもこの10年ほどは日本人も酷いものが。予約済のレストランで子供が暴れていても親はスマホ。公共の場でも全くの無関心。また、ネットリンチ、週刊誌の一方的な暴露記事、も今の世の中の風潮。最近は日本人ですら怖いと。
唯一の救いはモデルとなった教師が復帰できたこと。考えさせられる映画。