ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

暖かい正月休み明けの連休、そして“鉄分”の多い連休を

2023-01-11 10:30:49 | 鉄道(模型)
毎年、正月休み明けの休日には愛知県最奥地の面の木園地へ霧氷、樹氷の写真を。
いつもは駐車場に多くのアマチュアカメラマンの車が停まっていますが、今年は数台。今年は暖かくて雪がありません。
少し様子を見に行くと、赤い傘を持った数人。よく見ると髪の毛は紫色、どうもコスプレイヤーが写真撮影。朝8時、わざわざこんなところに来なくてももっと近くに似たような素晴らしい所があるのですが。
20年以上毎年訪れて初めてのこと。
時代の流れを感じます。

あまり期待せずに愛知県最高峰の茶臼山へ
どこにも雪無し。
愛知県唯一のスキー場も、芝生の上にかろうじて人工雪
家族連れが橇遊びをしています。
暖かくのどかな冬景色
写真撮影を諦めて南下、いつも行く湖西市の鰻屋さんに行こうと山道をドライブしていると、突然一瞬目を疑う光景
道路脇の神社にある銅像、ナチス式敬礼?
近寄ってみるとまさにナチス式敬礼。指さしているのではなく。
後醍醐天皇のご子息関係の方の像
神社としてはとても由緒ある神社のようです。






ただ、過疎も進んでいるため氏子さんも減っているのか、無人の神社。お巡りさんの巡回の掲示。
それにしても豊根村として、この銅像、どう考えているのだろうか?
それともこのポーズにナチス式敬礼以外、別の意味あるのだろうか?
新所原駅にある鰻屋さんで今年初めての鰻を。
途中、蒲鉾屋さんへ。ここ三河地方には蒲鉾屋さん結構あります。
夜のおつまみ用に。

翌日は嫁さんを初釜に送ったあとは三重県へ
国道には歴史的な鉄橋もあります。リベットの沢山ある美しい鉄橋。

突然、不発弾処理の掲示板。
ここ、静岡県西部から愛知県、三重県の海沿いには、第二次世界大戦では重要な地域。零戦を初めとした戦闘機の製造拠点、さらに爆薬を製造する拠点もあり、アメリカ軍からの空爆は非常に激しかったです。今でも、年に数回、不発弾処理を。
そのためにJR、名鉄(名古屋鉄道)の運休もたまにありますし、数年前には東海道新幹線も運休。
その航空機製造の歴史もあってこの地域は今でも航空機関係の製造拠点あります。失敗して撤退したMRJも。
三重県には今では日本に数少なくなったナローゲージの鉄道が。元は大手の近鉄の一路線でしたが経営不振のために今では三岐鉄道に
この三岐鉄道北勢線には、日本最古のコンクリート眼鏡橋があります。
昨年くらいまでは三つの”眼鏡“が綺麗にみることができましたが、手入れされていないのか河原の草が伸び放題。一つの眼鏡が消えかかっています

鈴鹿の山裾をのどかに走っています。
“軽便鉄道”という懐かしい言葉もある案内板。
この眼鏡橋のすぐ近くには、土木建築的にも珍しい”ねじれ橋“




雲の中に、藤原岳の採石場も。
いつもならばこの季節、雪に覆われていますが、今年は暖かく、採石の跡もくっきりと。
この採石場から中部国際空港、通称“セントレア”の埋め立てに土砂も運ばれました。
本来はセントレアのある知多半島の南知多町、美浜町の土砂を使う予定でした。しかし、地元が足元をみて土砂の価格をつり上げました。すると、日本初の民間運営飛行場であるセントレア、その運営は世界的な自動車会社の出身者。足元をみる相手が悪すぎました。セントレアは地元からの土砂購入を拒否、他の地区からの土砂を。こうなると既に時遅し。どんなに地元自治体が頭を下げても採用せず、結局は、地元自治体は財政再建団体直前まで追い込まれました。しかも、両自治体は合併して”南セントレア市“という新しい市になる計画でしたがこれもご破算に。自治体の長は辞職に追い込まれました。
そんなことを藤原岳をみるたびに思い出します。

同じ三岐鉄道の三岐線沿いには日本唯一の貨物鉄道博物館があり、毎月第一日曜日に開館。
ボランティアの方々が保護、維持活動を。皆さん、つなぎ服を着てペンキ塗りを。
近づくと、ペンキと油のにおい。昔の貨車のにおいです。

日本最大の貨車、“シキ”
巨大な変圧器を運ぶための貨車。現役時代には変圧器の材料も扱っていたので、この貨車には馴染みがあります。
巨大重量物を運ぶので、まさに”鉄の塊“
日本の戦後の復興、そして高度経済成長を支えた陰の立て役者、今はその役目を終えて閑かに余生を送っています。
使い込まれた“鉄”も美しい


三岐鉄道の車両はかつての東京の西武鉄道の車両。子供の時に見かけた、懐かしい車両。そのモーターの唸り音は、独特、今の新しい車両とは異なり、なにか人臭さを感じます。
昔の塗装に復刻された車両も。

少し戻って桑名駅へ。
ここには日本唯一の踏切
広軌(1435mm)
標準軌(1067mm)
ナローゲージ(762mm)
日本唯一の広軌、標準軌、ナローゲージをまたぐ踏切。
近鉄(広軌)、JR(標準軌)、三岐鉄道北勢線(ナローゲージ)

この日は朝から鉄分の多い日。

正月とは思えないくらい寒さの無い連休。















































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懐かしいロマンスカー

2023-01-02 11:47:03 | 鉄道(模型)
今年最後の東京日帰り
富士山は雲の中
東京に近づくと日も差して来ました
実家のある杉並区の街路樹もすっかりと葉を落として冬の装い
通っていた小学校の向かえにある神明社、地元の人は天祖神社。東京にある伊勢神宮唯一の分社。

既に初詣を。
東京の人は里帰りするので正月には不在の人が多いのか、正月前の初詣のお誘いのポスターも。


初詣用の授産品も販売中
交通安全祈願を購入
名古屋の熱田神宮、妙高市の関山神社、の交通安全ステッカーに加えて三カ所目。

通っていた創立147年の小学校

小学校前の屋敷森も近くの病院移転のために多くの木々が伐採。


昔の鬱そうとした森の面影は既に思いでの中に。


いつもの喫茶店でモーニング

父の墓参りのために神奈川県登戸へ。
年末のご挨拶も

住職の息子さんが新年の正月飾りを
名古屋へ戻る途中に海老名にあるロマンスカーミュージアムへ


子供の時に小田急線沿線に住んでいた亡き祖母の家に行くとき、よく見ていたロマンスカー。
独特のミュージックホーンは子供時には憧れでした。
戦時中の戦闘機の設計技術者達が関わった初代ロマンスカー。流体力学の技術の美しい流線型は時代を経ても色あせません。
そして当時の国鉄と協力して東海道線で当時の狭軌の世界最高速度記録を。

2代目の二階建ての車両も展望車の予約はとるのが至難の業、結局乗ることができませんでした。
また、日東紅茶の社内デリバリー、”走る喫茶店“とも言われていました。

流線型の車体ですが今みると凄く狭く感じます。
特に”目線“で見ると天井の低さを。多分、当時の日本人の体格から言えば問題なかったのかもしれません。
同じ頃にデビューした名鉄(名古屋鉄道)のパノラマカーに比べても天井は低いです。
二階建ての運転席へは名鉄は外から乗り込むのに対して小田急は中から乗り込みます。名鉄では雨の日に運転手交代の時に、下で次の運転手さんが傘を差しだしたのも懐かしいです。

速度を上げるために採用された連接台車。
このロマンスカーの線路の継ぎ目の音が、いつも聞き慣れた“ガタンガタン、ガタンガタン”の2回ではなくて、”ガタンガタン“と1回だけ。これも子供の時には新鮮なものでした。






ジオラマも





年末年始は高速道路の休日割引無いので、名古屋に着くときに深夜割引の時間、深夜零時に着くように国道で。箱根新道を使って箱根峠越え
裾野市に近づくと夕暮れの富士山
結局、バイパスのお陰で、静岡市、浜松市といった大きな都市の街中を走らないため、スムーズに名古屋へ。
結局、名古屋には22:30に。
神奈川県から寄り道をしながら実際の運転時間は8時間。バイパスのお陰でスムーズに、そしてスバルのアイサイト、クルーズコントロールで楽に

























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雪落とし

2018-01-25 08:40:45 | 鉄道(模型)
名古屋は大雪になるぞ、といわれた割にはあまり降らず

ただし、猛烈な寒波のおかげで道路はツルンツルン。

町中では、道路・歩道の雪・氷を割る金槌の音が響き渡っています。

新幹線は当然遅れ

徐行、そして人海戦術による雪落とし





名古屋駅のホームだけで対応していますが、場合によっては三河安城駅、豊橋駅に臨時停車をして落とす場合も。
アルバイトとはいえ、雪落としの作業の方、ご苦労さまです。
そもそも、雪落としは車両の下部の氷が東京近くの住宅密集地に飛散するのを防ぐため。
新幹線の遅れは、最初は名古屋駅着10分遅れがどんどん遅れて、自分の列車は30分遅れ、そこから雪落としに15分かかります。
こんな時、ふっ と思うのは、日本人は遅れてもくってかかる人がいないということ。まぁ、雪が降れば新幹線が遅れるのは”日本人には常識“。
でも、最近、押し寄せてきている外国人観光客、とりわけマナーの悪い某国が、増えてきたらどうなるのか?
逐一ホームで状況をアナウンスしていますが、ここに日本語、英語以外に分けのわからない外国語でアナウンスしたら、大混乱しますね。
JR東海は東海道新幹線については外国人向けのフリー切符での乗車を認めていません(条件付きで認めている部分もありますが)。国からの開放圧力はすごいらしいですが、頑として拒否しているようです。
確かに、他の新幹線が観光要素が強いのに対して東海道新幹線は圧倒的に日本のビジネスの根幹を支えています。
ここに外国人が殺到すると大袈裟にいうと日本の経済に影響与えるかもしれません。
先日も東京駅で新幹線で、考えさせられることが。
新幹線といえば、到着して折り返す間の時間は短く、その短時間の間に世界に冠たる清掃作業。そして、だいたい出発の5分前に乗車。
ところが先日、大きなスーツケースを転がしながら外国人観光客が車両内を移動、自分たちの乗る車両ではない車両に乗り、車両間を移動するためにその車両に乗る人達が大混乱。
日本の新幹線、とりわけ東海道新幹線は短時間での作業が基本となっていますので、色々と考えさせられます。
”郷に入っては郷に従う“とは、最近マナーの悪いことで悪名高き某国の諺ですが、その某国が1番たちが悪い、ということも、考えさせられますね。その国で先月、新聞に”日本人は自分たちのマナーが悪いと言って非難するが、我々の落とす金で潤っているのだから我慢すべき“との記事が。
いつまでも”黒い猫でも白い猫でもネズミを捕る猫は良い猫だ!“と言う考え、日本人はもう一度立ち止まって考えらべきでは。



と、名古屋駅50分遅れ出発、だんだん回復運転をしている新幹線の中で、ふっ と。
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”鉄分“の多い日

2017-01-08 17:32:04 | 鉄道(模型)
三重県には鉄道に関して、日本唯一のものが。

三岐鉄道北勢線の眼鏡橋。
普通、眼鏡橋と言えば煉瓦を使っていますが、この眼鏡橋は、コンクリート製。しかも大正時代に作られた橋。


三岐鉄道北勢線は、今では珍しいナローゲージ。列車も可愛らしいです。
元々は、大手の近鉄の路線でしたが採算合わず、三岐鉄道へ。
三岐鉄道の終点、阿下喜へ。

駅の隣には、この路線のサポーターの人達が。



三岐鉄道の別の路線には、日本唯一の
”貨物鉄道博物館“

これも三岐鉄道とボランティアの人達が、運営






基本的には無料。でも、三岐鉄道の鉄道模型を購入

購入すると、今ではなくなった硬券を

貨物鉄道博物館は、三岐鉄道の駅のわきに。

子供は、電車が好きですね!
ここから、桑名駅へ。

この踏切、日本唯一の踏切。上から見ると

実は、日本唯一の広軌、標準軌、ナローゲージの3つの線路幅を渡る踏切。
広軌は近鉄、標準軌はJR、ナローゲージは三岐鉄道北勢線。
実際に歩いてみると線路幅、良くわかります。



順に、広軌、標準軌、ナローゲージ。

三連休、のんびりと近場をブラブラ。
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初めての”トキ鉄”

2015-04-12 19:56:31 | 鉄道(模型)

まったく、お客さんを考えていない頸城バスの役に立たないバスは列車にまったく連絡していないです(出発、到着とも)。

そのために、新赤倉からブラブラと。(40分くらい)

高田の桜を見るために、妙高高原駅から電車で

”えちごトキめき鉄道!”

3月にできたばかりの第三セクター

車体には妙高山が。残念ながら火打山は描かれていません。残念!

この鉄道、二本木駅がスイッチバック駅。

電車がいったりきたり。

第三セクターでスイッチバックがあるのは、ここだけ!

今日も、テッチャンがカメラもって走り回っていました!

土日・祝日用の特別切符も

JR時代にはなかった取組。

今年採用されたのか、若い車掌さんもハキハキと頑張っています

頑張ってほしいです。

それにしても非協力的な路線バス。

”地元の足”ではなく、”地元の足を引っ張る”邪魔をしています。

なんとか、この鉄道を盛り上げてほしいものです!

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