ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

食べログ

2012-01-06 18:50:52 | 社会・経済

”食べログ”の捏造、なにも今に始まったことではないように思います。以前から”なんでこの店が???”という店が結構ありました。また、逆に”悪意が込められている!”としか思えないものも結構多いです(よく行く店で、なんで、こんな書かれ方されるのだろう?と思う書き込みをよく見ます)。そもそも、ランキング、ひとの評価という”仮想”を”真実”と信じてしまうこと、とても恐ろしい社会です。

このような情報操作、ずいぶん前からありました。特に、マスコミによって。昔、テレビ番組で各種料理人が同じ素材で対決をして勝ち負けをする番組、一世を風靡しました。当時は世の中はバブル時代、どの店も予約なしでは入れませんでした。何軒かは、興味本位で知り合いと訪れましたが、ひどい、の一言。”冷たく冷え切った料理”を”店員が”これはどこそこ産の何々です”と講釈が長く、しかもその講釈を出された食事の上で(どう考えてもツバが飛んでいます)、作り方まで説明します。これがマスコミにかかると”原産地にこだわり””作り方まで懇切丁寧に”説明、”料理の裏に隠された料理人のすばらしさ”という表現になります。

そもそも、何事も”検索”して、”他人の評価”をあたかも自分が体験したかのように錯覚してしまう、現代日本人。食べログだけではありません、インターネット検索で最初にヒットするようにひたすら作業している輩もいます。

ナチスドイツのゲッペルスを思い出してしまいます。

寂しく、恐ろしい社会です。

ちなみに、食べログ、利用しています、住所を調べるために(それ以外は使用しません)

コメント
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