ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

明治44年1月12日朝8時

2012-01-11 20:18:49 | スキー

”メテレ・スキー”

明治44年(1911年)1月12日朝8時、新潟県金谷山に響いた掛け声が日本最初のスキー。

声の主は、THeodor Edler VON Lerch(レルヒ少佐)。

オーストリーハンガリー帝国の軍人です。当時は現在とは異なり広大な国土の大帝国です。ちなみに、サウンド・オブ・ミュージックのトラップ大佐はオーストリア海軍の大佐、つまり当時、オーストリアには海があったのです。

”メテレ・スキー”は”スキーを履け”というフランス語。これを聞いた日本人はどうしてよいかわからなかったそうです。そのためレルヒ少佐は”メテレ・スキー”と”オテレ・スキー”(スキーを脱げ)を数回を繰り返してスキーの履き方を教えたとのこと。

昨年は新潟県のスキー場では”スキー100年”を盛大に祝っていました。今年は、長野県です。

明治45年(1912年)1月に金谷山でスキーに触れた現飯山市の妙専寺の住職、市川達譲氏が金谷山から飯山市にスキーで戻ってきたことから、長野県で最初にスキーで滑ったとされています。

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妙專寺には銅像があります。一本杖を持っています。

 

飯山の建具職人である小賀坂浜太郎と伊村栄蔵が高田へ行きスキーの道具に触れて飯山でスキー板を作りました。これが”オガサカスキー”と”イムラスキー”です。

今年は、金谷山もスキー発祥から101年なのですいていると思います。月末に妙高に行くので、是非、金谷山スキー場へ行こう、と思っています。

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