具体論第9回目は、試合で上位入賞を果たすためには、「体力の強化」が不可欠である。
大きな大会になると一日に10試合近くをこなさなければならないこともある。
1試合を約20分と少なく見ても、3時間ぐらいの間コートに立っていなければならない。
したがって、体力が無いと気力だけではどうにもならないし、いくら技術が高くても優勝はおろか上位入賞も叶わない。
勝負の分かれ目になる重要な場面(ランク決定や、上位大会への出場権がかかっている時)で心身共にきついことが多々ある。そのときに体力が無かったら試合に集中しにくい状態であり、なかなか大事な勝利をものに出来ないことになる。
体力トレーニングが大事だといわれるゆえんである。
しかし選手たちは、ボールを打つことが一番大事だと思ってしまう傾向にある。
中にはフットワーク練習でそれを補えばいいと考える人もいる。
それでも総合的に選手の体力向上を図るためには、ランニングを基本にサーキットトレーニングやウエートトレーニングが必要になる。
一流の選手ほどボールを打つ以外のところで体力増強のために毎日トレーニングをおこなっているものである。
少なくても週に半分ぐらいは体力向上のためにランニングなどを、30分から1時間程度は欠かさず実行していきたいものである。。
なお、体力トレーニングはケガや故障回避になることをぜひ強調しておきたい。
(写真はセメントの原料となる石灰岩を運んでいる機関車である。)