社長の卓球日記

卓球の遠征記、その他日々感じたことを

愛媛国体④

2017-10-13 16:14:21 | Weblog

 岩手県は、愛媛国体に少年女子を除く3種別(成年男子・成年女子・少年男子)が出場した。昨年もそうであったように今年もドローには恵まれず、どの種別も苦戦を強いられた。

 しかし、会場では岩手の選手団がまとまって応援をしたりチーム岩手として奮闘したことは言うまでもない。

     

     

 成年女子は、第1戦対高知県との激戦を勝利まであと1本が取れず2-3で惜敗、第2戦の優勝した茨城県、第3戦の岡山県にはいずれも0-3と予選リーグ敗退となってしまった。

     

          

 少年男子は、1回戦の対北海道で小野寺の1点のみで1-3と初戦敗退してしまった。小野寺の故障や吉田の不調で惜しい試合を落としてしまった。専北勢の東北や全国大会での初戦敗退は何時以来のことだったのか?ここを勝ち抜ければ3回戦戦進出は見えていたのでいずれ悔しい敗退であった。

     

     

     

     

     

     

 成年男子も、別ブロックに入った青森県が踏ん張り第5位に入賞したことも、ブロック予選で勝利していたわが岩手県としてはうらやましい限りであった。

 北原主将を中心に皆川・大槻と、岩手ここにありと言わせるに十分な戦い振りであり、私にとっても実に監督冥利に尽きる戦い振りで感謝している。ぜひ選手のみんなには、来年こそ岩手に入賞をもたらしてくれると願っている。

     

     

     


愛媛国体を振り返って(第3試合 対東京都)

2017-10-12 14:56:57 | Weblog

 いよいよ第3試合の東京都である。

 ここまで1勝1敗の岩手県と東京都は、いずれか勝ったチームの5位が確定する。

 なんと、昨日の愛知と東京の戦いは3-2で愛知が勝利、2勝として準決勝進出、兵庫県の予選リーグ4位が既に決定していたのである。

 さて1番大槻周瑛は、松平賢二(協和発酵キリン)に対して敢然と立ち向かったが9・8本と2セット連取されたが、3セット目を9本で取り返し一矢を報いたが4セット目は4本で敗れた。

 2番北原は、上田仁(協和発酵キリン)とのエース対決に臨んだが力及ばず1・9・7と徐々に力を発揮したが、先ごろの国際大会ダブルス優勝の実力に屈した。

 3番北原は、御内健太郎(シチズン)のカットに対し果敢に挑み、激しいラリー戦を挑み互角の打ち合いを演じ場内の注目を浴びた。試合は1セットを9本で取られ、2セット目を7本で取り返し、3セット目6で取られ、4セット目は10本で惜敗したが、充分な戦い振りであった。

 かくして、今大会は1勝2敗でリーグ3位となり4年ぶりの5位以上入賞ははかなく消えた。

 第1戦の相手戦をを3-0で勝利していればリーグ1位も考えられ、タラレバということは重々承知しているが、準決勝進出3位以上入賞の可能性があったのである。今でも夜中に思い出すほど、つくづく残念であった。

 監督としては、勝たせてあげられなかった悔しさと一生懸命力を発揮してくれた素晴らしい選手たちに申し訳なかったと思っている。

     


愛媛国体を振り返って(第2試合 対兵庫県)

2017-10-12 13:54:56 | Weblog

 10月2日第2戦は対兵庫県である。

 昨年の岩手国体1回戦の相手であり、その時は0-2の劣勢から大逆転勝利した因縁の相手であり、相手チームの選手たちはこの日の為に1年間頑張ってきたという意気込みが感じられていて、前述したとおり近畿ブロックでは昨年東京都を下し3位となった京都府を3-1で下し1位となり愛媛国体優勝の和歌山県に対しても2-3と接戦を演じるなど2位で通過、乗りに乗っているチームである。

 さて、1番は北原大輝に対して木原翔貴(ALLSTAR&ふじもりTTC)であり、昨年の対戦ではラストで戦いセットオール9本で勝利した相手であり、妹は現在売り出し中の木原美悠選手(エリートアカデミー)である。

 1セット目は7本で落とし、今回ももつれるかなという予感はあったが、2セット目からはしっかり立て直し7・4・4と勝利、相手の出鼻をくじいた。

    

 2番皆川朝は坂根翔大(関西大学・現関西大学選手権優勝者)と対戦、1セット目を3本で先取いい滑り出しだったが、2・3セット目はともに6本で落とし、4セット目はジュースに持ち込んだが12-14で落とし1-3で敗れ、1-1となった。

    

 3番大槻周瑛は高田努(新日鐵住金広畑製鐵所)に対し、1・2セットを8・7本で取り2-0としたが、ここから勝ちを意識してしまい、5・10本で落とし最終セットにもつれ込んだが、最終セットもマッチポイントを握ったがあと1点が取れず11-13で惜敗、監督としては誤算となるものであった。

    

 4番北原は、坂根とのエース対決に対し昨年の雪辱に燃え、1・2セットを6・2本で取ったが、敵もさるもの7・8で取り返され最終セットとなったが、北原は一段とギアを上げ8本で勝ちラストの皆川へつないだ。この戦いは主将としてのプライドを見せた素晴らしい一戦であった。

 5番ラストの皆川は木原に対し、1セット目を9本で落としたが2・3セットを8・9で取り返し4セット目は7本で取られ、いよいよ最終セットへとなり、それはまるで昨年の岩手国体1回戦を思い起こさせるに充分な状況となったのである。

 試合は、序盤から1点ごとの攻防となりチェンジコートを挟んでも一進一退が続き、流れがどちらに傾くか神様にしか判らない状況だった。しかしここで皆川は、強気の姿勢を崩さずネットインなどの運も味方につけ最後は8本で相手を突き放し、強豪兵庫県に対し岩手県に2年連続の勝利をもたらした。皆川の意地を見た。試合時間3時間25分の熱い戦いであった。

 

 


愛媛国体を振り返って(第1試合 対愛知県)

2017-10-12 11:00:14 | Weblog

 9月30日~10月4日まで愛媛県宇和島市で開催された、「第72回国民体育大会卓球競技」に成年男子監督として参戦、その大会を振り返ってみる。

 大会が終わって丁度1週間が経過したが、やっと徐々に普段の生活に戻ることが出来てきたような気がしている。

 しかしながら、激戦が続き老体の身にはまだまだ疲れが残っている。今月中には快復させなければと思っている。

 さて、本題に入るが結果は皆さん既にご承知のことと思うが、選手たちのその戦い振りを詳しく思い起こすことにする。

 過ぎる9月9日に本国体の組み合わせが決定し、成年男子はそれぞれ4チームが各4リーグに分かれ、そのリーグ1位が準決勝に進出、2位が自動的に5位となる方式で行われた。

 岩手は、Aリーグで昨年優勝の愛知県・常勝日の丸軍団東京都・昨年1回戦で岩手と大接戦を繰り広げの近畿ブロック予選では昨年岩手国体3位の京都を破った兵庫県とが同ブロックとなり、最悪の厳しい組み合わせになってしまった。

 対戦順は、第1試合が愛知県、第2試合兵庫県、第3試合東京都となった。

 いよいよ10月1日の第1戦目、愛知県との戦いが始まった。

 

 トップは、北原大輝(信号機材)と松山祐季(愛工大)との戦いとなった。

 1セット目は、北原のエンジンの掛かりが遅く7本で落としたが、2セット目からは日本リーグで鍛えられた集中力で3本で取り返し、3セット目を4本・4セットを9本で連取、3-1で勝利して幸先の良い1勝を挙げた。

   

 

 2番の皆川朝(立命館大)は緒方遼太郎(早稲田大)と対戦、1セット目6本で先取、2セット目も6-0とリードしたがここから10-10に追いつかれ、もつれにもつれたが15-17と落としてしまった。3セット目も接戦になったが9本で落とし、4セット目も7-10と後がなくなったが、ここで意地を見せ13-11とこのセットを逆転、最終セットにもつれ込んだが最後は9本で力尽きた。終わってみればこの惜敗が試合を決定づける格好となってしまったのである。

   

 3番の大槻周瑛(法政大)は神(愛工大)と対戦、お互いに2セットずつを取り合い最終セットにもつれ込んだが、最後は大槻が最大の集中力と素晴らしい攻撃を見せ貴重な2点目を奪取した。

   

 3番を終わり2-1とリード、前年優勝の愛知に対し勝利まであと1勝と王手をかけた。

 4番北原は緒方に対し、1セット目は7本で先取し良い流れであったが相手が徐々に盛り返し、2セット目から7・4・9本で落とし1-3で落としてしまった。

 5番皆川は松山と対戦したが、2番での敗戦が尾を引き3・3・6と相手に圧倒されてしまい岩手は万事を窮した。

 この戦いを改めて振り返ってみると、返す返すもタラレバではあるが逃がした魚は本当に大きかったのである。

 前年優勝愛知県に対し、試合時間2時間51分の熱き戦いであった。