社長の卓球日記

卓球の遠征記、その他日々感じたことを

愛媛国体を振り返って(第2試合 対兵庫県)

2017-10-12 13:54:56 | Weblog

 10月2日第2戦は対兵庫県である。

 昨年の岩手国体1回戦の相手であり、その時は0-2の劣勢から大逆転勝利した因縁の相手であり、相手チームの選手たちはこの日の為に1年間頑張ってきたという意気込みが感じられていて、前述したとおり近畿ブロックでは昨年東京都を下し3位となった京都府を3-1で下し1位となり愛媛国体優勝の和歌山県に対しても2-3と接戦を演じるなど2位で通過、乗りに乗っているチームである。

 さて、1番は北原大輝に対して木原翔貴(ALLSTAR&ふじもりTTC)であり、昨年の対戦ではラストで戦いセットオール9本で勝利した相手であり、妹は現在売り出し中の木原美悠選手(エリートアカデミー)である。

 1セット目は7本で落とし、今回ももつれるかなという予感はあったが、2セット目からはしっかり立て直し7・4・4と勝利、相手の出鼻をくじいた。

    

 2番皆川朝は坂根翔大(関西大学・現関西大学選手権優勝者)と対戦、1セット目を3本で先取いい滑り出しだったが、2・3セット目はともに6本で落とし、4セット目はジュースに持ち込んだが12-14で落とし1-3で敗れ、1-1となった。

    

 3番大槻周瑛は高田努(新日鐵住金広畑製鐵所)に対し、1・2セットを8・7本で取り2-0としたが、ここから勝ちを意識してしまい、5・10本で落とし最終セットにもつれ込んだが、最終セットもマッチポイントを握ったがあと1点が取れず11-13で惜敗、監督としては誤算となるものであった。

    

 4番北原は、坂根とのエース対決に対し昨年の雪辱に燃え、1・2セットを6・2本で取ったが、敵もさるもの7・8で取り返され最終セットとなったが、北原は一段とギアを上げ8本で勝ちラストの皆川へつないだ。この戦いは主将としてのプライドを見せた素晴らしい一戦であった。

 5番ラストの皆川は木原に対し、1セット目を9本で落としたが2・3セットを8・9で取り返し4セット目は7本で取られ、いよいよ最終セットへとなり、それはまるで昨年の岩手国体1回戦を思い起こさせるに充分な状況となったのである。

 試合は、序盤から1点ごとの攻防となりチェンジコートを挟んでも一進一退が続き、流れがどちらに傾くか神様にしか判らない状況だった。しかしここで皆川は、強気の姿勢を崩さずネットインなどの運も味方につけ最後は8本で相手を突き放し、強豪兵庫県に対し岩手県に2年連続の勝利をもたらした。皆川の意地を見た。試合時間3時間25分の熱い戦いであった。

 

 


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