社長の卓球日記

卓球の遠征記、その他日々感じたことを

スポーツは自分と向き合うこと!

2010-11-30 07:58:40 | Weblog
 指導者のためのスポーツジャーナルの中で、室伏重信氏が「スポーツとは自分が持ったアイデアを身体で表現するもの」というところに行きついた。と、あった。
 
 以下については私なりに抜粋したものをあげてみる。

 自分を高めるために何をすれば良いか、自ら考えていくことが大事であり、「克つ」というより「自分を知る」べきである。

 「何でこんなことが出来ないんだ!」と怒るのではなく、「何故出来ないんだろう」と指導者が真剣に考えなければいけない。

 そして、その『波長を合わせることが大切である。』

 選手の感覚は目に見えないので、それを探ることは簡単ではなく、360度いろいろなところからアプローチしていかないと、上手くいかない原因は見つけにくい。

 ハードすぎる練習をしても駄目になってしまうし、意外と精神力が強い選手に限ってスランプになったりする。

 ただ大きな壁はステップアップのチャンスである。

 スランプを超えるには大変な努力が必要であるが、それを超えたときに人間としての成長があると思う。

 結びに指導者の役割の重要性について
 
 大事なのは「観察」すること。

 以下に目を肥やすか良いい目を持つか。

 そうでなければ選手は育てられません。

 常に現場に身を置き、何十年も賭けてようやく作られていくものだと思います。

 と、あった。

 自身も日本選手権ハンマー投げ10連覇、アジア大会5連覇、4度のオリンピック出場など、30歳を超えてなお自らの日本記録を次々に更新するなど「アジアの鉄人」といわれた方である。

 指導するときは、『その選手の目線まで降りていくこと』を心がけている。と、あった。

 私自身も常づねそう心がけて指導に当たっているつもりであったが、これを読んで今一度原点を見つめ直そうと思ったところである

ニッタク卓球教室!

2010-11-29 08:45:20 | Weblog
 明日から、宮古・釜石・大船渡の順で3日間ニッタクから講師を迎ラージボール中心の卓球教室が開催される。

 なかなか地方にあっては、このような講習会を費用等の問題もあり実現できないのが実情であるが、今回はニッタクさんのご好意により実現の運びとなったのである。

 全国各地で盛り上がりを見せているラージ卓球は、我が岩手県でもますます盛んになりつつあり、毎月どこかで大会が開催されている。

 生涯スポーツとして健康の為や老化防止、そして温泉旅行やショッピングまで含めて人とのふれあいや出会いなどの楽しみがあり、今後も発展していくであろうと思われるのである。

 大船渡の市民体育館でも毎日のようにラージ愛好者の方々が楽しく練習に励んでいる。
photo:大高練習風景

スポーツチャンバラ大会!

2010-11-28 07:54:11 | Weblog
 今日はスポーツチャンバラ大会が大船渡市民体育館で行なわれキッズスポーツチャレンジ(小1~3)の子供たちが素人の部に挑戦をするので体育指導委員としてお世話係で参加をしてくる。
 
 以前このニュースポーツの一つであるスポーツチャンバラの講習を受講したことがあるが、礼に始まり礼に終わるところなど武道と同じようなのような一面もあり、それなりに奥の深いものである。

 我々が小さい頃は良くやったチャンバラごっこであるが、果たして子供たちはどのような反応を見せることだろう?


今日は久々の休日練習へ!

2010-11-27 11:37:02 | Weblog
 今日は久々の休日練習に行ってきた。
 お天気もよくすがすがしい卓球日和?であった。

 テストや全日本カデットなどでしばらく落ち着いた練習に参加できなかったので、我が大高の子供たちはどのように練習をしているか心配であった。

 女子については、それなりにしっかりやるべき事をやっていたが、男子については半数が体調不良?のため不参加であった。

 やはり卓球以前のところをしっかり指導する必要があるのだと、つくづく感じさせられた。

 それでも、参加した子供たちは元気よくはつらつと練習に励んでいたので、それに感化されつつ自分も少し相手をして上げながら気持ちの良い汗をかくことが出来た。

 自主性を身につけさせることが大事で、これが出来るようになれば技術は直ぐ向上できると思っているので、少し時間がかかるかもしれないがあせらず子供たちと向き合って行きたいと思っている。


H22年度全日本カデット終わる!⑤

2010-11-26 08:24:53 | Weblog
 この全国カデットには、沢山の指導者やトレーナーが来ていた。

 青森山田の吉田先生やエリートアカデミーの近藤先生はじめ、日本を代表するような指導者達が目白押しであった。

 また、その中には元日本代表選手とか中国出身の方も大勢いたようである。
 その方々は、朝の練習時間には自ら短パンユニホーム姿で選手の相手をしていた。

 年齢も多岐に亘っていて、60代や70代の方々もベンチコーチに入っていてその絶えない情熱に驚かされたのである。

 我が母校の専修大学OBの方々も数名おり、大学以来に再会した2つ後輩の広島でスポ少の指導をしているKさんからは、宮島名物の紅葉饅頭をいただき感謝している。

 彼が指導している選手も見させていただいた、惜しくも3回戦セットオールジュースでシード選手に競り負けてしまったが、将来性溢れる素晴らしい戦いであった。

 ずいぶん頑張って指導しているんだなと感心させられたし、自分も負けずにやらなければという思いにさせられた。


 話は前後するが、開会式のオリンピアンとしてこられた元体操オリンピック金メダリストの鹿島さんとは私の運転する車中でお話をする機会を得たが、とても紳士的で心配りの出来る全然偉ぶったところの無い方で、皆さんとの記念撮影などにも気軽に応じて持参したメダルも掛けて上げたりしていた。

 開会式のお話では、前の方々の挨拶が予定より長くなったため、開会式後すぐ試合のある選手達のために鹿島さんは少し短く話したようだと、後から聞いた。
 
 さすがは金メダリストであり気配りの聞く立派な方であった。

 
 今回の大会を振り返って、岩手のような首都圏から離れたところではこのような大きな大会はいろんな意味で刺激になり大変貴重はものであった。

 地元開催ということで、参加選手の出場枠も広がり、岩手の沢山の子供たちが全国大会を経験出来たことは、将来きっと役立つに違いないと思っている。

 大きな大会を運営することは確かに大変ではあるが、今後はこのような大会を誘致していくことも岩手の卓球界発展のために必要であると、つくづく感じたところである。



photo:鹿島さんと私・メダルと共に・平野美宇選手親子・県卓事務局

H22年度全日本カデット終わる!④

2010-11-25 08:24:44 | Weblog
 参加選手の所属を見てみると、全国的に名の通った高校の付属中学が多いことに驚いた。観覧席に吊るしていた部旗や応援旗の数ももそれを示していた。

 北から、札幌大谷・青森山田・和洋・実践学園・武蔵野・愛工大・華頂・就実・山陽女子・野田学園・明徳義塾・土佐女子・明豊・日南学園が出場していた。

 また、有名中学やクラブも北から仙台ジュニア・エリートアカデミー・・リトルキングス・横浜ジュニア・フェニックスクラブ・ミナミラボ・豊田町卓球スポ少・卓伸クラブ・スイトピア・徳地中・えひめTTC・ミキハウス・石田卓球・城山ひのくに等など、上位に入っている選手のほとんどが上記のチームから出ているのである。

 もちろんそれぞれの県などで、地道に活動をして晴れの全国大会に駒を進めているチームもあるのだが、その割合は極めて少ない気がする。

 全国の強豪高校は、中学の段階から選手を集めていることを如実に表している。

 我が岩手県には、そのような学校が無い現状なので如何にそれぞれの地域で本気になって選手を育てる組織作りをしていかなければとても全国に太刀打ちすることは困難なのである。



 

H22年度全日本カデット終わる!③

2010-11-24 08:20:30 | Weblog
 今日は、岩手県勢について書いてみたい。
 
 初日・2日目のダブルスでは、男子の皆川・大槻組(猿沢中)がベスト16に入る健闘を見せた。もう少しダブルスの練習を積んでいれば8も夢ではなかったがダブルス独特の動きや感覚が足りなかったのは残念であった。

 女子では、今大会一番の期待であった高橋梓海・松浦明香里組が見事にベスト8に入賞し、準々決勝では優勝したペアに敗れはしたが最後まで食い下がり大健闘であったし、タラレバだがもし違う相手であればと思うくらい素晴らしい戦いであった。

 昨日のブログの写真の通り、大会前日はリラックスできていたので期待通りの活躍であったし、アドバイザーの平賀先生のベンチワークも実に落ち着いていて子供たちとのコミュニケーションも素晴らしい状態であり、実力発揮の源になっていた。

 一方シングルスでは、男子の皆川がベスト32に入り、16決定戦も勝てるチャンスがありランク入りまであと一歩であった。

 女子では、ダブルスでも活躍した高橋・松浦と佐藤紗希(東磐クラブ)がベスト32まで勝ち進んだ。

 高橋は残念ながら、カットマンとの対戦で実力が発揮できないままの敗戦であった。
全国には上手いカットマンが沢山いる。今後の課題である。

 松浦は、16決定1セット目8-5とリードしてのバックに上がったチャンスボールをミスしたのが響き0-3で敗れはしたが良く頑張ったと思う。
 あとは、パワーとピッチの速さが身につけば今後に期待できると思っている。

 佐藤は、セットオールジュースで敗れ実に悔しい負け方であった。
 2・3回戦は運にも味方された感じがあったが、今回の負けはあと1本が取れない何かが足りなかったのである。

 その他の選手達は全国の壁に跳ね返された感じであり、原点のサーブレシーブからの強化が絶対的に必要なことが浮き彫りになったと思っている。

 上位に進出した選手達は、サーブレシーブが実に訓練されていて、プレーに安定性がありゲーム構成もきしっとなされていた。

 photo:・皆川選手とベンチコーチのお父さん
     ・ランク賞授賞式の高橋・松浦組(授与者は筆者)
     ・平賀先生のアドバイス
     ・大活躍の高橋・松浦組
 

H22年度全日本カデット終わる!②

2010-11-23 08:34:26 | Weblog


 photo:平野美宇選手親子・鹿島さん・県卓小野会長と共に私が左側に

 この大会には、全国の各予選を勝ち抜き約830名の選手が参加をした。

 その中では、女子の小学校低学年の選手も何人か見られた。

 本当に台から少し首が出る程度であり、フォア前にサーブを出されると届かないのではと思えるほど小さいのだが、そこは上手く技術でカバーしてしのぎ、サーブのときには得点を重ねていて、そのレベルの高さに予想を超えた驚きであった。

 その中でも、私自身は静岡県の豊田町スポーツ少年団(水谷準選手も所属していた)の桑原穂実(小3)が実に印象的であった。

 左のシェークなのだが、小さいのでおのずと左右に振られるのだがしっかり動いて対応していた。

 卓球選手には欠かせない平衡感覚が非常に素晴らしいのである。

 近い将来必ず台頭してくる選手だた思っている。

 当然のことながら平野美宇選手はピッチも早く順回転にはよく反応していたし、何より卓球をしているときの表情が楽しそうなのである。

 もう一人凄いと思った選手は、伊藤美誠(豊田町スポーツ少年団・小4)であるが、もちろんすでにカブを制していてその実力は誰もが認めるところだが、間近で見るとその凄さをますます感じるのである。

 それは、まず試合のときの顔つきである。

 その表情は、まるで自信に満ちていて相手を飲み込んだまるで大人の顔なのであり、どこにも付け入る隙がないのである。

 プレーもしかりでサーブやレシーブのバリエーションは豊富で、その使うタイミングも絶妙なのである。

 小さい身体なのに、ドライブもしっかりかけることが出来、その時代の愛ちゃんより上と見た。

 この選手からは、今後ますます目が話せない!

 順調に伸びてくれることを期待したい!

h22年度全国カデット終わる!①

2010-11-22 13:05:55 | Weblog
11月18日の前日練習から昨日の最終日21日まで花巻市総合体育館で開催され、数々の熱戦が繰り広げられたJOCジュニアオリンピックカップ2010「H22年度全日本卓球選手権大会カデットの部」が無事終了した。

 開催に携わった全ての関係者の方々に感謝を申し上げたいと思っている。

 特にも事務局として裏方から支えていただいた高橋栄喜事務局長・大沢礼二事務局次長の昼夜を問わない準備には本当に頭が下がる思いであるし、それを支えてくれた奥様や家族の方々にも感謝をしなくてはいけない。

 そして、地元花巻市の卓球協会や県内各地から審判や補助員として馳せ参じてくれた卓球愛好者の方々もいる。

 いつも思うのであるが、表に出ないところで頑張っている方々がいるからこそこのような大きなイベントが成功するのである。

 県勢の成績も地元開催に花をそえ、女子ダブルスで期待の高橋梓海(大野一中)・松浦明香里(大野二中)組が第8位に入りランク賞が授与された。

 明日からは、大会を私自身の目からシリーズで紹介していきたいと思っている。

 photoは大会前日の高橋梓海(左)・松浦明香里(右)の両選手と会場練習である。

平成22年度全日本カデットの部!

2010-11-17 07:38:32 | Weblog
 いよいよ明後日から3日間、花巻市総合体育館で「平成22年度全日本卓球選手県大会カデットの部」が開催され、全国から約830名の選手が明日には続々花巻に到着、会場練習が始まる。

 この大会は、中学生が中心であるので選手の親や先生・コーチなどを含めると約3000名を超える人々が一同に会するビックな大会である。

 岩手ではなかなかお目にかかれない大会なので、卓球愛好者の方々には是非この機会に全国大会の雰囲気を味わっていただきたいと思っている。

 私も、明日は朝7時に大船渡を出発して準備から役員として3日間参加をしてくる。

 全国の子供たちがどのようなプレーをするか楽しみでもあるし、それに対して岩手の選手がどれだけ戦えるか興味が尽きないところである。

 先日、県中学新人で優勝した大槻や高橋梓海がどこまで勝ちあがれるかその他の黄金時代と呼ばれる選手達があっと驚くような活躍を見せてくれることを期待している。