全国高校選抜終る！②

　県勢のシングルスには、予選を勝ち抜いた男子菊池（花農）と女子鈴木（関二）、それに被災地枠として男子須藤（宮古）・木村（宮古工）、女子金野（大船渡）・君澤（宮古商業）の合計男女各3名が出場した。

　男子では、須藤選手が予選リーグを1位で突破、決勝トーナメント1回戦では第2位となった福井県代表選手に1セットを先取したが、2セット目をジュースで落としたのがひびき1－3と惜敗したが、その頑張りは充分評価されるところである。このほか菊池選手はリーグ2位、木村選手は3位と予選で敗退した。

　　

　　　　（＊大健闘の須藤健太選手（宮古高校１年））

　　

　　　（＊スタンドから息子さんを応援する須藤晃司県高体連委員長）

　一方女子では、金野（大船渡）が予選リーグを３勝と全勝で突破、３戦中２戦はセットオールともつれたが最後はしっかりと自分の卓球を推進める事が出来たことが勝因であった。決勝トーナメント１回戦は宮城県代表選手に３－０と完璧に打ち破った。次の準々決勝は結果的に優勝した神奈川県代表選手であり、粒高使用の変則の選手であり１セット目は３本で落としどうなることやらと危惧していたが、２セット目から徐々に慣れ始め接戦となったが９本でこのセットも落としあとがなくなった状態になった。３セット目は出だし良く２本ぐらいのリードで終盤まで推移したがジュースでこのセットも落とし残念ながら万事をきゅうしたのであるが、ベスト８（第５位）に入賞という思いがけない好結果をもたらすことができて本当に良い大会であった。このほか鈴木選手は予選リーグ２位・君澤選手が３位と予選で敗退した。

　私は、金野の監督としてベンチコーチに入ったが、全国の選手たちの熱い思いとプレーに感動したし、今回は特に被災地枠として出場したので全国の皆さんに頑張っている姿を感じてもらおうとのモチベーションで参加したのであり、その役目は充分に果たせたと思っている。

　　

　　　　＊５位表彰を行った小坂先生と金野

　　

　　　　＊今大会の大船渡高校選手団

　　

　

 

　

　

全国高校選抜終る！①

　札幌市にある北海道総合体育センター「北海きたえーる」において、3月26日（火）まで熱戦が繰り広げられた東日本大震災復興支援平成24年度第40回全国高等学校選抜卓球大会が終了した。

　岩手県からは男子団体に専大北上高校、女子団体には大野高校が何れも東北代表出場し、男子専北は、予選リーグで龍谷大平安（京都）と三浦学苑（神奈川）を下したが、明徳義塾に屈し2勝1敗となり残念ながらリーグ敗退となってしまった。

　女子の大野は、東北第2代表ということで16シードとなり予選リーグを夙川学院（兵庫）を3－0で下す良いスタートを切り、つづく明秀日立（茨城）と高岡西（富山）もやぶり順調に予選リーグを突破ベスト16に勝ち上がったが、８決定ではエース前田美優がいる希望が丘に０－３と力負けし、一矢を報いることが出来なかった。

　　

　　　＊緊張の男女団体ドロー会場（みんな息を呑んで見つめていた）

　　

　　　＊写真上下は監督会議で挨拶する全国高体連卓球専門部理事長、小坂信彦先生（大野高校）。立派に務められていた。

　　

　　

　　

　　　＊開会式での開会宣言をされる小坂先生

　　

　　　＊開会式で紹介される大野高校

　　

　　　　＊大野高校いざ出陣

　　

　　　＊専北で大活躍の大槻選手

　

明日から札幌へ！

　明日22日朝から、ｈ24年度第40回全国高校選抜卓球大会のために札幌に向かう。

　この大会は、団体戦と個人戦が行なわれ、我大高の1年金野里美が女子シングルスに被災地枠として出場し、私もそのベンチコーチとして参加することになっている。

　選手には、被災地でも頑張っている姿を見せてくれればと思っている。

　帰りは27日の予定であり、5泊6日の長旅になるので体調管理も大きなポイントとなる。

　

春の予感！

　今朝６時の大船渡は、気温が１１度にも上がり春を思わせる陽気であった。

　この陽気に誘われて、今朝は久方ぶりのウオーキングを実施した。

　風は心地良いくらいで、歩いてもすぐ汗ばんで来て身体への負担も少なく感じた。

　公園の桜の木の下を通りかかり、ふと上を見上げてみるとそこにはまもなく芽が出てきそうな枝の状態があり、このまま温かな日が続けば例年より早く桜の花便りが聞けそうな気がした。

　　

　　　＊津波到達跡地に建つプレハブ施設

　　

　　

　　　＊津波で１Ｆが浸水したが再開している大船渡郵便局（盛町）

　　

　　　＊高台にある大船渡市役所

東京選手権終る！

　　第６５回東京卓球選手権大会が、昨日終了した。

　今大会の県勢では、なんと言っても男子ジュニアの部で大槻（専北１年・県新人戦チャンピオン）が、第１シードを下しベスト８に入賞、準々決勝でもセットオールで惜敗したが県勢の高校生としては久方ぶりの全国レベルでの大会でランク入りを果たしたことは快挙であった。

　女子ジュニアでは、高橋梓海（大野１年・県新人戦チャンピオン）が、優勝した平野美宇（ミキハウス）に８決定で０－３と敗退したがこれまた健闘ベスト１６となった。

　以上の二人は、今月２４日から札幌市で開催される全国高校選抜大会のそれぞれ団体戦のエースとして出場することになっており、活躍が今から楽しみである。

　また、男子フォティでは小田桐選手（富士大職）が相変わらずの強さを発揮しベスト８に進出したことも嬉しい結果であった。

巣立ちの日！

　昨日は、３月１日に大高を卒業したばかりの女子卓球部員６人全員が思いがけなく練習場に顔を出してくれた。

　ペットボトルやお菓子、そして手作りのケーキを持参してくれた。

　まだ、社会人でも大学生でもないくせに一丁前に差し入れをしてくれるなんて、泣かせる話である。

　子ども達の卓球の指導に携わっていて、「ああ良かったな！」と感じる瞬間である。

　試合に勝ってくれることももちろん嬉しいが、それ以上に成長した一人一人の姿を見られることが一番嬉しいのであり、なんとも言えない達成感を覚えるときなのである。

　彼女らの前途に、輝く未来が開けるよう祈らずにはいられない。

　

県総合団体選手権終わる！

　過ぎる３月１０日（日）に花巻市民体育館で行われた、ｈ２４年度岩手県総合団体卓球選手権大会男子の部では、２連覇中の第１シードＭＪＣが棄権したため優勝争いは混沌となるかと思ったが、矢巾クラブが小原を中心に安定した戦いを見せ、決勝では大野高校Ａを３－０と寄せ付けず初優勝を成し遂げ、３位にはおおとりクラブと大船渡クラブを下した殊勲の盛岡北高校が入賞した。

　女子では、大野高校女子が圧倒的な力を発揮Ａチームが優勝、同士討ちの決勝で１－３と敗れたＢが２位に、３位には大船渡高校と盛岡二高が入賞した。

　余談だが、この日の大会では強風の為１時間ぐらい体育館が停電し、止むを得なく平常とは反対に暗幕を開けて外の光を入れ試合を続行したが、選手たちはそれをものともせず熱戦を繰り広げていて、とんだアクシデントであった。

　

　

　

　

　　＊小坂先生からアドバイスを受ける、大野高校今野可南子選手

「さくら咲く」の吉報！

　今朝ほど盛岡の友人０さんから、娘さんが東大に合格したとの一報が入った。

　高校の将棋界では、既に日本一に輝いている逸材が今度は最高学府最高レベルの大学に合格した。

　驚いたのと思いがけない朗報とで、急に気持ちが暖かくなった。

　「さくら咲く」とは本当に良い言葉である。

　わが大高の卓球部の卒業生も、東北大学をはじめみんな目指す進路が決定したようであり、将来地元被災地や日本を背負って立つ人間に成長してほしいと願っている。

3.11 2周年！

　今日であの震災から丸2年となった。

　大船渡市では、地震発生時間２時46分にサイレンの音に合わせて市民が犠牲者に対し黙祷を捧げた。

　一昨年の今頃は、高台にある伯母のところに避難をしていた時間帯である。

　今でもあの忌まわしい光景がよみがえって来る。

　いまだ経験したことない揺れ、道路向かいの蔵の上部が崩壊その欠片が路上に落ちてくる。そして、電線は大きく波を打ち、いったいいつ止まるのかも解らないぐらいの長い時間であった。

　あれから２年があっという間に過ぎ去ってしまった。

　まだまだそのショックから立ち直れない方や、将来に不安を抱えている方がほとんどである。

　私たちは、決してわすれない！ＷＡＳＵＲＥＮＡＩ！

　忘れてはいけないのであり、ぜひ全国の皆さんにも忘れてほしくないのである。

　今は、もう元に戻ることは出来ないかもしれないが、明日に生きる希望を持って行けるような生活を取り戻してほしいし、一人の力は微力かもしれないがみんなでそれを長いスパンで後押し続けなければならないと思っている。

　　

　　　＊復興支援講習会より

強化・理事会！

　明日は、花巻市民体育館で県総合団体選手県大会が開催され、大船渡クラブ男女と大船渡高校男女も参加する。

　また同会場会議室では、強化会議と午後からは常任理事会があり、今年度の反省と来年度の事業や強化について意見を交わすことになっている。

　岩手国体まであと3年となり、強化に待ったはかけられない状況にあるが、この国体を契機に岩手の卓球の底上げがなされることにも目を向けていかなければと思っている。

　国体を一過性のものとせずに、全国での一定の地位を築く良い機会にしなければならないのであり、我々役員に課せられた役目には大きな責任が自ずと付きまってくるのである。