24日まで宮城県で開催された全国中学卓球大会では、本県で唯一出場した期待の男子シングルス小野寺翔平(北上・上野中)は、1・2回戦3-0と順調に勝ち進んだが、3回戦ではこの大会3位に入賞した浅津(東京・稲付)に残念ながら0-3と敗れランク入りはならなかった。
それでも、彼の最近の上達ぶりには驚かされるし、どの試合でも自分の持ち味を発揮できることはなかなかできることではなく、今後に益々期待を抱かせる選手になってきた。
*ミニ国より(手前が小野寺)
24日まで宮城県で開催された全国中学卓球大会では、本県で唯一出場した期待の男子シングルス小野寺翔平(北上・上野中)は、1・2回戦3-0と順調に勝ち進んだが、3回戦ではこの大会3位に入賞した浅津(東京・稲付)に残念ながら0-3と敗れランク入りはならなかった。
それでも、彼の最近の上達ぶりには驚かされるし、どの試合でも自分の持ち味を発揮できることはなかなかできることではなく、今後に益々期待を抱かせる選手になってきた。
*ミニ国より(手前が小野寺)
少年男子は、初戦の福島戦が最初の試練だった。
前半を小野寺が踏ん張り1点を挙げたが、吉田(専北1年)が2-0とリードし3セット目もマッチポイントを握ったがそこからまさかの逆転負け、3番の久保が敗れ、4番で小野寺が食い下がり大接戦となったが残念ながら敗退。
それでも2日目から踏ん張り、特に宮城戦では中学東北チャンピオンの星(向洋中)に小野寺(上野中3年)が3-0と東北大会決勝戦の雪辱を見事にはらし会心の勝利を挙げ、4番では吉田がこれまた星を3-2で下し劣勢と思われた宮城戦を制した結果的にはこれが大きく4位に滑り込み和歌山国体への出場権を獲得した。小野寺は今日から宮城県で始まる全国中学大会に出場する。肉体的には大変疲れているとは思うが、ぜひ上位を目指して頑張ってほしいと期待している。
少年女子は、混戦と見られていたがインターハイからの好調を維持した、塚本・柳田(大野2年)と要所で踏ん張った熊谷(専北2年)の活躍で青森には及ばなかったが見事2位に入賞、これまた本国への出場権を得た。
成年女子は、今年から就任した小坂監督のもと教え子たちを上手く掌握し、各試合とも健闘したが5位となった。全県出場で臨む本大会では、来年の国体につながる活躍を見せてほしいと思っている。
さて、ミニ国の対戦内容での成年男子の戦い方は初戦の青森戦が今大会を占ううえで一つの重要な戦いになると私は思っていた。
それは、青森がずっと続けてきた全日本級のふるさと選手から今大会は現役の大学生にメンバーが入れ変わったので、戦力的には幾分下がり、我が県の選手たちには手の内を知っているメンバーが相手だったからである。
大坂は愛工大名電~中央大(3年)で本県の大野泰士(4年)とダブルスを組んでおり、現在の中大エース格の選手であり、池田は青森山田~青森大(3年)の強豪、下山(青森山田~専修大(2年))は星智仁(4年)とダブルス大学でダブルスを組んでおり、二組のダブルスペア同士が奇しくも敵味方に分かれ対戦することになったのである。
1番の大野対大坂は、出だしから大坂が全開で飛ばし大野は受け身に回ってしまい、常に後手後手を踏んでそのまま0-3と試合がずるずると終わってしまった感じになってしまった。
2番の北原対実力者池田は、池田が集中力と会心の当たりを見せ、関東学生3位で今大会特に期待の北原は0-3で一蹴された。
3番の皆川(立命館大1年)対下山は、関西学生新人1位で関西学生界トップで大活躍の皆川がどのような試合をするのか期待をもって応援していたが、初戦ということやミニ国特有の緊張感ある雰囲気にやや飲まれてしまい1-3と敗れ、チームも0-3と良いところを出せず一敗地にまみれた。
これでほぼ優勝がなくなり、2日目からの戦いで2位を確保し和歌山国体出場権の獲得に目標を切り替え、秋田を3-0・宮城3-1・福島3-1と順調に3勝し、最終日の山形との3勝1敗同士の戦いで国体出場権が決まる大事な最終戦を迎えることになった。
この勝てば天国負ければ地獄という戦いがいよいよ始まった。1番の大野対澤畑(鶴東~日大4年)は、高校時代からのライバルであり現在も関東1部校でしのぎを削るもの同士の戦いとなった。試合は2-1と大野がリードし4セット目はジュースとなったが13-11と大野が最後を締め、岩手は幸先良いスタートを切った。
2番、期待の北原は高橋(鶴東~日大2年)に対し1セット目を先取したが2セット目をジュースで落としたのが響き3・4セットを連取され思わぬ敗戦となってしまった。ここが大きな勝負の分かれ目だったのかもしれない。
3番、星は藤田哲弘(鶴東~日体大1年)に対し、1セット目を逆転勝ちしたがつづく3セットは相手の攻撃に打つ手もなく敗れた。星特有の粘っこさが発揮できなかった。
4・5番は時間の関係で2台同時進行となり、4番の北原と澤畑戦は序盤から澤畑の思いっきりの良さが目立ち圧倒的に押され気味の北原は1・2セットを共に4本と簡単に落とし後がなくなり、3セット目を17-15と奪い抵抗を示したが4セット目は8本で落とし敗れた。先の関東学生8決定戦で対戦した時は北原が4-2で勝利していたがリベンジされた格好となった。
5番の大野は、逆に関東学生で敗れていた高橋を3-0と北原より先に圧勝し終わっていただけに本当に悔しい敗戦であり、岩手県の和歌山国体への全4種目出場は、はかない夢と消えてしまったのである。
16・17・18日と3日間奥州市総合体育館で開催され熱い戦いが繰り広げられた、h27ミニ国(東北総体)が閉幕した。
結果は、成年男子が3位・成年女子5位・少年男子4位・少年女子2位となり、青森が4種目制覇を果たし文句なしの総合優勝を手にした。その他は全くの混戦であり、2位岩手・3位山形・4位秋田・5位福島・6位宮城となった。
岩手県は、少年男子・女子が9月下旬の行なわれる和歌山国体出場権を獲得し、全県出場の成年女子と合わせてしばらく振りの3種目出場となった。成年男子は最終日に山形との直接対決に1-3(5番は勝ち)と敗れ、2枠に入れず昨年長崎国体5位のシード権も手放す残念な結果となった。
いよいよ今日16日午後から東北総体(ミニ国体)卓球競技が始まる。
この大会は9月下旬に和歌山で行われる本国体の出場権をかけて開催されるものであり、本県にとっては来年の希望郷岩手国体へつながる重要な大会である。
成年男子は、初戦青森そして明日は秋田・宮城・福島と続き最終日は山形戦の順番での戦いとなり、東北通過枠2枠に挑むことになる。
少年男子通過枠は4、少年女子は2でありどの種目もし烈な戦いとなってくる。
なお成年女子は、全県通過種目であるが総合優勝を目指している本県にとっては上位を目指していかなければならない。
明日14日からミニ国の直前合宿に入り、16日からのミニ国体に臨む。
今年は、体育館の改修などにより1週間ほど早くミニ国が開催されるため、お盆真っ最中の大会になるため審判員の確保など運営面でも大変になっている。
私も成年男子の監督として明日朝から出発して、選手たちと合流する。
今年の東北通過枠は、成年男子が2・少年男子4・少年女子2であり、岩手国体を来年に控える当県はこの難関を越えて、来年の大会に弾みをつけたいところであり、昨年長崎国体共に5位の成年男子と少年女子は、せっかくのシード権を守りたいところである。
また、成年女子は全県出場である。
専北男子のベスト16については昨日書いたが、少し詳しく分析してみたい。
まず1回戦は、強豪埼玉県代表の川越東だったが、1番で本間が2セット目をジュースの11本で切り抜け3-0で勝利幸先良いスタートが切れ、2番の吉田もやはり2セット目を12本で取りこれまた3-0で勝利、3番の本間・川合も2セット目を11で奪取そのまま3-0で勝利、チームはインターハイの初戦を1セットも落とさず3対0で勝利した。この完封の勝利は今大会の専北男子の勢いを象徴したかのようである。
つづく2回戦は、全国の強豪北海道尚志学園でありかなりの劣勢が予想され、1番で久保が3・4セット目を9・12本と接戦で落とし1-3で負け、2番の吉田は全てのセットでジュースや8・9本など大接戦を繰り広げたが2-3と惜敗後がなくなった。
しかしこれからが専北の反撃である。
本間・川合のダブルスは、セットを1-2とリードされ本当に崖っぷちに立たされたが、ここから踏ん張り4・5セット目をいずれも9本という大接戦の末まず1点目を挙げた。
4番の好調本間は、ダブルスの勢いのまま3-0で相手を圧倒、もっともよい形でラストの熊谷主将へと繋いだ。
5番の熊谷は1セットを奪ったものの3・4と逆に取られたが、ここからよく踏ん張り4・5セット目を連取3-2で勝ちチームをベスト16に導いた。
1回戦もそうだったように、今大会の専北男子は接戦に強く非常に粘り強い戦いを見せている。1番で負けた久保・2番で負けた吉田も必死に食い下がり簡単に1点を献上せず頑張ったことが逆転勝利につながったものだと思っている。
思えば7月31日~8月2日まで大船渡市民体育館で行ったインターハイ前の強化合宿では、野田監督を中心に白神コーチとハードだが綿密な練習を積み重ね、それに対して選手たちが一生懸命ボールに食らいついていく姿が印象的だった。
また、ダブルスでも本間・川合組が好調を維持しベスト16に進出しており、明日からの上位の戦いに挑むことになっており、臆せずぜひ上位を狙ってほしいと思っている。
*合宿中の専北男子(大船渡市民体育館)
9日は、第23回大船渡リーグが大船渡市民体育館で開催され、県内外から大会史上最多の261名がエントリーしトップリーグから39部リーグまで全40部36コートを使用し賑やかに開催された。
この大会には、復興支援で全国各地からさまざまな形で被災地に赴いている一般の方々も気仙地区・釜石地区・遠野地区などから多数参加され久々の大会に汗を流していた。
また、トップリーグの1位には静岡県浜松市から復興支援職員として大船渡市役所に4月から勤務している鈴木真人さんが優勝し、卓球でも頑張っている姿を見せてくれた。
*選手宣誓:大船渡高校 山崎 海選手
昨日から滋賀県大津市で開かれているh27近畿インターハイ卓球競技は2日目を迎えているが、専北男子が1回戦川越東(埼玉)を3-0、2回戦では北海道の強豪尚志学園をラスト熊谷主将が3-2の逆転で勝ちベスト16に進出、第1シードの青森山田にダブルスで1セット奪ったが0-3で力及ばず敗退したが、選手たちは十分力を発揮し大健闘であった。
女子の大野も1回戦をレベルの高い神奈川県相原を3-1で下し、第3シード明徳義塾に挑んだが大接戦の末善戦及ばず2-3と敗れたが塚本・柳田のダブルスと柳田が勝ちラストの大野(1年)に繋いだことは、今後のレベルアップを期待させる戦いぶりであった。
毎日暑さが続いているが、毎日新聞のスポーツ欄を賑わしているのは高校生のスポーツの祭典近畿インターハイである。
まさにスポーツの世界では熱い夏真っ盛りなのであり、県勢の活躍も目覚ましく10日から行われる卓球競技も後に続きたいものである。
16日から始まる東北総体、いわゆるミニ国体卓球競技にも大変刺激になるところである。
暑さ対策と、入念な対戦相手の研究モチベーションの持ち方など万全の態勢を取って臨みたいと思っている。
*写真だけでも涼を楽しみたい思いである。