森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ハマボッス

2014年04月16日 | 自然観察日記
岩場に近い砂地にハマボッスが一塊広がっています。ハマニガナなどの砂丘植物よりは砂地には強くないはずで、ここの砂の厚さは薄いのではないかと思います。きっと白岩の母岩が地表近くまで来ている可能性がありますね。ハマニガナなどは地中に越冬芽を作るのにたいして、ハマボッスはロゼットを作って冬を越します。これも砂に埋もれない場所に適応した形態の一つと理解しても良いのではないでしょうか。
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ハマボッス ロゼット

2014年04月16日 | 自然観察日記
夏になれば20~30㎝にもなる多年草ですが、冬を超す姿はまるで別物。海岸という厳しい環境に適応した形態です。風は強く塩害にも会いそうな場所。しかし、ひとたび晴れると紫外線は強いものの有り余るほどの光があります。葉はクチクラが発達し水分を蓄えて多肉植物のようです。それにしても葉の並びの美しいこと、厳しい季節にしか見れれない造形です。サクラソウ科で5月頃に花が見られます。
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