森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

キッコウハグマ銅葉

2014年04月06日 | 自然観察日記
銅葉色をしたキッコウハグマがありました。死んでいるわけではなく春の強い放射に対応した適応形ではないかと思われます。林冠に葉があり林床には弱い光しか来ない時期は緑葉です。林冠の葉がなくなり降雪によって覆われ再び雪解けにより露出するめまぐるしい環境変化(特に光環境)に適応していると思っています。同じような現象を示すのがオオイワカガミでこの季節特に日当たりのよい場所で銅葉色をした個体を見ます。この色素について詳しい知識がないので想像の範囲です。簡便な「銅葉」の生態的意義みたいな資料が欲しいところです。
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イチヤクソウ葉

2014年04月06日 | 自然観察日記
冬越ししたイチヤクソウの葉です。幾分赤い色素が目立ちますが、キッコウハグマの銅葉に含まれる色素と共通しているのかなぁという漠然とした推測。早春の強い光の季節にそれぞれの種は工夫を凝らしているのです。イチヤクソウ葉一通り光合成を済ませた後新葉に置き換わります。
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ミヤマウズラ 枯れた果実

2014年04月06日 | 自然観察日記
サイハイランと同じくミヤマウズラも枯れた果実を付けたものがありました。先は折れて無傷ではありませんがランの果実の様子が分かります。ランの花は結実するものはそう多くはないのでこんな状態でもそれなりの情報をもたらしてくれます。
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