森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

湿性植物群落

2014年04月23日 | 自然観察日記
ミズバショウ園と名付けられた湿地はハンノキの巨木が生い茂る場所で、所々でリュウキンカやミズバショウの群落ができています。新潟を含めこの近辺の山岳の沢地にはよくある景観です。周囲の水はけのよい傾斜地にはカラマツが多く植林されていて、植林できない湿地が取り残されて今に至っているといった方が正しいのでしょう。取り残されたがゆえに昔からの自然が残されて新たな価値が見直されているのが現状です。隣接したスキー場の周囲にはせっかく植林したカラマツが切り倒され無残な姿がありました。
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アケボノシュスラン

2014年04月23日 | 自然観察日記
湿地の片隅にアケボノシュスランが覆っていた枯葉を押しのけながら顔を出していました。その中に昨年花をつけまだその名残を付けている個体もありました。アケボノシュスランの花の季節はものの本などでは8月からとあるものの、私が見ている限りでは8月から9月ではなく10月以降です。飯綱の個体もおそらく晩秋に開花したものではないかと思います。開花の早い個体群も他県にはあるということでしょう。遺伝的性質が異なっているようですね。
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