冬芽より落ちない枯葉が目につきます。カシワは海岸線に沿って目にする樹木で、内陸には記憶がありません(他県では内陸の尾根にもあるとか)。この間瀬のあちこちにカシワの樹もあります。いづれ落葉するのでしょうが、とにかく葉が落ちない未練がましい樹です。
殻斗(かくと)はドングリの「帽子」のこと。カシワは知っていてもカシワのドングリを知らない人が多いのに驚きです。見る機会が少ないことが原因でしょうが、カシワの樹があったらドングリを探そうという気にならないみたいですね。冬を越したこの季節はいい状態のドングリに出会えなくて写真も見栄えのしないものになりましたが、雰囲気を伝える程度にしておきます。カシワドングリの「帽子」殻斗はとても特徴的です。毛がもさもさした頭みたいなのです。この殻斗を使って工作するとなかなか面白い作品ができます。天然の優れた素材です。