健康管理には十分注意したいですね。
そこで、注意しておくべきポイントに関する記事をご紹介します。
なかでもインフルエンザとノロウイルスによるものが多いとされる感染性胃腸炎には注意が必要です。
特に今シーズン、インフルエンザは2009年の新型インフルエンザの大流行以来二番目の早さで流行期に突入しています。
インフルエンザウイルスは、低温・乾燥の環境を好むため、毎年12月〜3月にかけて流行することが多いとされています。
その予防策として一番有効と考えられるのがインフルエンザワクチンですが、接種からその効果が現れるまで通常約2週間程度かかると言われ、約5カ月間その効果が持続するとされています。
その有効性を最大限生かすためには11月中か遅くとも12月上旬までに接種することが大事です。
時折、インフルエンザワクチンを接種してもインフルエンザに罹ることが多い方がワクチン接種は無駄だと考える向きもある様ですが、実際にインフルエンザワクチンが感染をシャットアウトするほどの効果は期待出来ません。
その理由として、インフルエンザウイルスは鼻の粘膜などから侵入し、そこで増殖を開始すると約48時間程度でピークとなるためワクチン接種で作られたインフルエンザに対する抗体が有効に作用できないためと考えられています。
しかし、インフルエンザによる症状を重症化させず、インフルエンザに関連した肺炎発症の重症化予防には間違いなく効果があると実証されていますので今まで一度でもインフルエンザに罹ったことがある方はワクチンの接種をお勧めします。
感染性胃腸炎もインフルエンザと同じく、今シーズンは例年よりも2週間程度早く、流行期に入り、12月20日現在で流行真っ只中の様です。
感染性胃腸炎の原因の多くはノロウイルスでその特徴としては強い感染力を持ち、下痢や嘔吐、発熱、腹痛などを起こし、通常は2〜3日程度で症状は改善しますが、小さな子どもやお年寄りは、下痢や嘔吐が激しい場合には脱水症状を起こしたり、 嘔吐物をのどに詰まらせたりする危険性もあります。
外から帰った時、トイレの後、お料理の前、食事の前には、必ず石けんでよく手を洗うこと!
ウイルスは石けんによる手洗いである程度は落とすことができるとされています。
さらに感染した人の便や嘔吐物への直接の接触は極力避け、使い捨ての手袋やティッシュペーパーなどを使って処分することが大事です。
因みにノロウイルスで汚染された物の消毒には石けんでは不十分で塩素系漂白剤が有効です。
暖かい所から急に寒い所へ出ると、血管が収縮し、特に冬のこの時期は血圧が上昇しやすくなります。
外出時、マスクやマフラー、手袋などで肌の露出部分を少なくし、防寒着は外に出てからではなく、家の中で着用してから外に出るといった配慮も大切かも知れません。
冬は空気中の水分が少なく、さらに暖房の使用により、室内の空気は非常に乾燥するため乾燥肌になりやすい様です。
そのため、先程も述べたように熱いお湯の入浴は避ける様に心がけ、体を洗うときは石けんをよく泡立てて、タオルでのこすり過ぎに注意し、入浴後は保湿剤を塗ることも効果的です。