最近、BSで映画を観たり、
本屋で落語百選を買って読んでみたりしています。
なかなかみんなで演劇を創る機会が出来ないので、
ひとりでそんなことをしています。
演技、と言っても言葉の表現の世界を中心に、
あれこれやっています。
わたしの演技のよりどころは、やはり養成所で勉強した、
スタニスラフスキーのシステムが基になっています。
いわゆる新劇の演技の基礎と言えます。
抽象的言葉で説明すると、
想像→集中→解放
書かれてあるテキストから、あらゆる想像をする作業。
想像を基に表現に集中します。
ここまでは創る作業から放れられないので、
観ても面白い演技とは言えないと思います。
面白くなるのは次の段階の解放の域に入ってからです。
想像・集中の作業を通り越して、
その束縛から解放されてテキストの世界で自由に演技できるのです。