関西大学千里山キャンパスでの「関大防災DAY2014」に合わせ、
日本赤十字社による一般市民向け防災プログラムのパイロット事業が行われる。
同パイロット事業の2コマ目に災害図上訓練DIGが行われるとのことで、
オブザーバーとして参加させてもらった。
1コマ目が災害エスノグラフィー、2コマ目に災害図上訓練(DIG)、
3コマ目は災害時の救出・応急手当・搬送、という1日がかりのプログラム。
日本赤十字社の災害時における救護活動は様々なものが知られている。
医療救護班はもとより、各種の奉仕団があり、被災者支援のプログラムありと、
従前から発災後の救護活動についてはさまざまに取り組まれている。
だが、同じ防災系の活動であっても、予防を含む普及・啓発系の防災プログラムは、
これから新たに取り組もうという領域とのこと。
9時半から16時までという長丁場のプログラムであり、参加された地元の方々もお疲れだったと思うが、
プログラムとしては大変充実していたように思う。
と同時に、エスノグラフィーとDIGについては時間がもっとあればと思うし、
体を動かす3コマ目のプログラムは、別の日でもよいのかなぁ、との思いもあった。
日赤大阪府支部と関西大学がこの7月に協定を結んだということで、
今回は関大防災DAYの関連イベントとして行われたが、これから先、
この種の活動を行う上で、日赤の立ち位置はどのようなものになるのか、
関心あるところである。
都道府県に置かれた日赤支部やその奉仕団、独立採算ではあるが病院事業や血液事業など、
その裾野の広さを考える時、それらの人材が普及・啓発系の防災活動に取り組んでくれることは大変心強い。
各支部には(防災系ではないが)心肺蘇生法の講習などで講習慣れしている人材が豊富にいる訳であり、
ちょっとした指導者養成プログラムがあれば、地域防災分野でも大いに活躍してくれるであろう。
だが同時に、市町村行政や都道府県行政との役割分担はどうなるのか、そこがまだ見えない。
市町村行政と一緒になってプログラムを展開するのか、
住民と行政の間のモデレーター的役割を果たすのか、
はたまた日赤独自でプログラムを展開しようというのか。
今日の活動は、プログラムの中身を考えるという意味では大変意味あるものだったと思うが、
それをどのように展開していくかは、別の、しかし大変大きな検討課題、
ということになるのだろう。
ちなみにDIGのプログラムは、消防科学総合センターの方々が担当して下さった。
久しぶりに同センターの黒田さんと意見交換。同じような悩みを抱えているなぁ、と。
年が改まる前に、時間を作って一杯やりたいものである。
日本赤十字社による一般市民向け防災プログラムのパイロット事業が行われる。
同パイロット事業の2コマ目に災害図上訓練DIGが行われるとのことで、
オブザーバーとして参加させてもらった。
1コマ目が災害エスノグラフィー、2コマ目に災害図上訓練(DIG)、
3コマ目は災害時の救出・応急手当・搬送、という1日がかりのプログラム。
日本赤十字社の災害時における救護活動は様々なものが知られている。
医療救護班はもとより、各種の奉仕団があり、被災者支援のプログラムありと、
従前から発災後の救護活動についてはさまざまに取り組まれている。
だが、同じ防災系の活動であっても、予防を含む普及・啓発系の防災プログラムは、
これから新たに取り組もうという領域とのこと。
9時半から16時までという長丁場のプログラムであり、参加された地元の方々もお疲れだったと思うが、
プログラムとしては大変充実していたように思う。
と同時に、エスノグラフィーとDIGについては時間がもっとあればと思うし、
体を動かす3コマ目のプログラムは、別の日でもよいのかなぁ、との思いもあった。
日赤大阪府支部と関西大学がこの7月に協定を結んだということで、
今回は関大防災DAYの関連イベントとして行われたが、これから先、
この種の活動を行う上で、日赤の立ち位置はどのようなものになるのか、
関心あるところである。
都道府県に置かれた日赤支部やその奉仕団、独立採算ではあるが病院事業や血液事業など、
その裾野の広さを考える時、それらの人材が普及・啓発系の防災活動に取り組んでくれることは大変心強い。
各支部には(防災系ではないが)心肺蘇生法の講習などで講習慣れしている人材が豊富にいる訳であり、
ちょっとした指導者養成プログラムがあれば、地域防災分野でも大いに活躍してくれるであろう。
だが同時に、市町村行政や都道府県行政との役割分担はどうなるのか、そこがまだ見えない。
市町村行政と一緒になってプログラムを展開するのか、
住民と行政の間のモデレーター的役割を果たすのか、
はたまた日赤独自でプログラムを展開しようというのか。
今日の活動は、プログラムの中身を考えるという意味では大変意味あるものだったと思うが、
それをどのように展開していくかは、別の、しかし大変大きな検討課題、
ということになるのだろう。
ちなみにDIGのプログラムは、消防科学総合センターの方々が担当して下さった。
久しぶりに同センターの黒田さんと意見交換。同じような悩みを抱えているなぁ、と。
年が改まる前に、時間を作って一杯やりたいものである。
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