「旅の坊主」の道中記:常葉大学社会環境学部・小村隆史の防災・危機管理ブログ

日本唯一の防災学部はなくなっても、DIGと防災・危機管理を伝える旅は今日も続いています。

【8月29日】Aさんの帰国を見送って

2009-08-29 23:02:23 | 国際防災協力
2009年8月29日 土曜日

今日から週末。ありがたいことに少し朝寝が出来る。
10時半に動きだし、シャワーを浴びてロビーへ。
予定より30分ほど遅れてプロジェクトカーが到着。

送別の昼食は、先日行った台湾料理の店で。
Aさんの秘書MさんとドライバーAさんを含め6名でテーブルを囲む。
昨晩の酒のこともあり、野菜炒めに餡かけ豆腐を皆でシェアし、
それぞれが小サイズの麺という軽めなものに。

3年の赴任を終えて帰国するAさん。何を思ったことであろうか。
そして自問自答する。我もこの道を歩くや否や。
この旅のあいだに、答えは出るだろうか。

旅行者としてその場所を訪れることと、
たとえ一時期であれ生活者としてそこで過ごすこと。
この間には大変大きな違いがある。

学生時代に留学できなかった分、
職業人としての後半生に入る前に、
生活者として違う世界で数年過ごすことは、
意味あることなのだろうなぁ、とは思う。

次にAさんと会うのは9月半ばの帰国報告会の場。
すぐ会えるといえば会えるのだが……。
やはり今日はAさんの3年に思いを馳せたい。
 
ホテルに戻り、たまったメールへの返信やら原稿書きやらと、
日本絡みの仕事を片づけるという「充実したオフ」。
ン?日本語の使い方を間違えたか?

夕食はKリーダー、Kさんと3人で韓国料理。
海外に出た時、想定した範囲に味がおさまるならば、
「旅の坊主」としては満足。
韓国料理独特のステンレスの容器に入ったご飯が出てくると、
やはりホッとする。

この店では、韓国食材のみならず、
冷凍モノのサバやタラも売っていた。
Aさんを見送った日だからだろうか、
生活者の目でモノを見ている自分がいた。