***** 子年の展望 No.61 *****
というわけで、崇神天皇の時代に
起こった出来事を頭に入れながら、
改めて「新型コロナウイルス」
の今後について考えてみますと、
最も懸念されるのが「ウイルスの変異」
ではないかと考えております。
実は、諏訪大社の筒粥神事の様子に接した際、
「人災」「人工的」というイメージと共に
思い浮かんだのが、「変異」という言葉でした。
本来、三分四厘だった「相」を、
のちに三分五厘へと変更したことは、
つまり災厄が「変異する」という暗示なのでしょう。
そして、その時期は恐らく
「卯」と関わるタイミングであり、
旧暦の卯月と呼ばれる4月下旬から
6月下旬にかけてではないかと推測されるのですね。
ちなみに、大神神社の大祭である「大神祭」は、
古くは「卯の日神事」とも呼ばれ、
4月、12月の上卯日に執行されていたと
聞きます(現在は4月9日に固定)。
「巳(ヘビ)」の印象が強い大神神社
ではありますが、実は参集殿の入り口には、
「なで兎」と呼ばれるうさぎの像も置かれるほど、
「卯」との縁が深い場所だったのです。