たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

祖谷の宝

2017-12-26 10:03:18 | 剣山・イスラエル

<栗枝渡八幡神社 くりしどはちまんじんじゃ>

 

「鳥居」の起源に関しては、

様々な説がささやかれていますが、

木と木の間を縄で結んだ「門」が、

鳥居の原型であるのは確かなようです。

今でも、地方の山間部などに行きますと、

木や竹で作られた素朴な鳥居を目にしますし、

中央(大和朝廷)の影響が少ない地域ほど、

このような原始の神社形態が残っています。

言うなれば、この栗枝渡八幡神社というのは、

神社の古い形を伝える場所でもあるのですね。

 

もしかすると空海は、この地に漂う古代の匂い、

この地に隠されたユダヤ人の痕跡に気づき、

大切な何かを守ろうとしたのでしょう。

剣山一帯の聖域が次々と「ヤマト色」に染まる中、

この神社だけは原始の形を消さないよう、

正式な鳥居を作らせなかったのでしょうか……。

いずれにせよ、古くから祖谷という地が、

「見捨てられた人々」をかくまう隠匿の地であり、

「見捨てられた人々の宝」を隠す聖域だった、

ということは間違いないのかもしれません。

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