<劔神社 つるぎじんじゃ>
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「青銅の蛇」は、イスラエルの民にとって
極めて重要なものとして保管され、
民はその前で香を焚き(崇拝し)続けた。
南ユダ国の王となったヒゼキヤは、
その様子を見て不満を募らせ、
聖なる高台を取り除き、石柱を打ち壊し、
アシェラの像を切り倒したあげく、
モーゼの造った青銅の蛇をも打ち砕いた。
~『列王記』第二 18章4
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本来「青銅の蛇」は、イスラエルの民の
「信仰心の現れ」として、
神から授けられたモチーフだったにも関わらず、
いつの間にかそれ自体が「祈りの対象」となり、
神が固く禁じた「偶像崇拝」
を再燃させる結果になった、
と『旧約聖書』は示します。
そのため、神の言葉に従順だったヒゼキヤ王は、
「青銅の蛇」を破壊し、神殿を清めて
過越の祭りを復活させたのだとか……。
つまり、「青銅の蛇」は一部の「土偶」と同じように、
「偶像」として人々から拝まれる対象となり、
その風潮を危惧したユダヤの王の手で、
「蛇」は粉々に打ち砕かれてしまった
様子が伺えるのですね。