<徳島マリーナ>
本州四国連絡橋と呼ばれる、
四国と本州とを結ぶ3つの橋がかけられたのは、
昭和から平成の世へと切り替わる前後の時期でした。
それまで、二つの土地をつなぐ陸路や鉄道はなく、
四国に入るためには、船や飛行機を使うしか、
移動の手段はなかったそうです。
ちなみに、四国ゆかりの僧・空海は、
「カネ(鉄)の橋が架けられたとき狐が戻る」
といった内容の逸話を残したと言われています。
何でも四国に狐に関わる昔話が少ないのは、
悪事ばかり働く狐を空海が外に追いやったからで、
それらの狐が「鉄の橋」が出来たことをきっかけに、
海を渡って四国へ戻ってくるのだとか。
大本教の教祖である出口王仁三郎も、
「明石海峡に橋が架かれば神の戸が開く」
といった内容の予言を残したと言われており、
空海が予言する「狐」の動向と合わせ、
今後四国の謎がどのように明かされて行くのが、
非常に興味深いところですね。