たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

古代のインバウンド

2020-03-17 09:41:32 | 一年の展望

 

***** 子年の展望 No.54 *****

「三種の神器」が宮中から

離される原因となった最大の要因は、

「疫病の蔓延」だったと言われております。

ただし、それと並行するかのように

「農民の離反」や「大陸からの渡来者の急増」

など問題も発生していたようで、

崇神天皇の祟り騒ぎがあった当時、

日本の人口比や人種構成の割合が急激に変化し、

国内情勢が不安定になっていた様子が伺えるのです。

 

恐らくは、国民の半数が亡くなったとも

言われるこのときの「流行り病」も、

「大陸人」により持ち込まれた

可能性が高いのでしょう。

インバウンドの増加により

訪日外国人が増えた昨今の日本との状況と、

崇神天皇時代の日本の状況は

どことなく似通っているというわけですね。

 

そこで、崇神天皇が講じたのは、

宮中で祀られていた「天照太御神」を

三輪山から極力離すこと、同じく宮中で

祀られていた「倭大国魂神」の祭祀を

国津神の子孫に任せることでした。

さらに自身は、「大物主神」の祭祀を強化すべく、

神から名指しされた「大田田根子」

という人物に神仕えを命じたのです。

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