<佐美長神社 さみながじんじゃ>
神社に縁を持つ(あるいは祀られている)生き物を、
「眷属(けんぞく)」あるいは「眷属神(けんぞくしん)」と呼びます。
熊野三山の八咫烏、伏見稲荷の狐、春日大社の鹿、
日吉大社の猿、八幡神社の鳩、天満宮(天神)の牛、
三峯神社の狼などは、それらの代表格でして、
神様のお使いをする眷属は、神様や神域を守るために、
不敬な人間にバチを与えることもあるそう。
昨日のブログで取り上げた鮫を筆頭に、
伊雑宮には眷属の役を務める生き物がたくさんおりますが、
その中でもやはり重要なのは「鶴」の存在です。
伊雑宮のほど近くには、
伊雑の田んぼに神界の稲穂を落とした
(つまり日本人に米を与えた)真名鶴を祀る神社がございます。