<宗像大社 むなかたたいしゃ>
弁財天は、宗像三女神の一柱である
市杵嶋姫(いちきしまひめ)や、
ヒンドゥー教の女神サラスヴァティー
とも同一神とされる神仏習合の神様です。
海や湖や川など水に関連する場所に祀られることが多く、
琵琶を抱えバチを握った姿から「芸能の神」として、
また弁才天の才が財に通じることから
「財宝の神」 としても知られています。
その優美なお姿とご神徳により、
木花咲耶姫(このはなさくやひめ)とともに、
女性からの人気が高い神様ですが、
本来は非常に激しく荒々しい性質で、
八臂弁財天 (はっぴべんざいてん)が
手にした8つの品はすべて武器。
二臂弁財天(にひべんざいてん)が
抱える琵琶やバチも、寿命をも左右する
呪術的な楽器だという説があります。