<奈良氷室神社 ならひむろじんじゃ>
毎年5月1日に行われる献氷祭(氷のお祭り)や、
見事な枝垂れ桜で知られる奈良氷室神社は、
その名の通り「氷」と深い所縁のある場所です。
由緒によりますと、平城京の遷都にともない、
御蓋山(みかさやま)の山麓に氷室を作り、
祠を建て闘鶏大神を祀ったのが始まりだそう。
もともと春日大社が創建されるまでは、
氷室神社がこのあたり一帯を
所有していたという話も聞きます。
最近では、年に一度の献氷祭だけでなく、
月に一度の氷献灯(氷の器を飾るお祭り)や、
夏のひむろしらゆき祭(かき氷のお祭り)など、
様々なイベントを企画されているとのこと。
また、南都流舞楽の中心地でもあり、
ご本殿前にある立派な舞殿も見どころです。
お賽銭箱近くの機械に100円を入れると、
境内いっぱいに雅楽の音が流れるので、
興味のある方はぜひどうぞ。