たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

異なる目的

2020-11-23 10:47:29 | 神社と災害

 

***** 神社と災害 No.85 *****

あくまでも現時点での勝手な推論ですが、

同じ海人族でも「大陸由来(呉越系)の龍蛇族」と

「南方由来(スンダランド系)の漁労民族」とでは、

日本に渡来してきた理由が異なるのでは

ないかという気がいたしております。

恐らく、スンダランド系の海人族は、

生活拠点の地形や漁労環境の変化など、

物理的な要因が大きかったのでしょう。

一方、長江周辺からやってきた龍蛇族のほうは、

ある明確な目的を持って来日した

イメージが個人的には湧いてくるのです。

 

その目的とは、すばり「水銀朱」でして、

徐福が「不老不死の薬」を探しに

日本へとやってきたように、

日本の豊富な鉱山資源を求めて、

中央構造線を西から東へと進んで行く

「龍蛇族」の様子が思い浮かぶのでした。

とすれば、先日ご紹介した丹生都姫命の一族は、

九州から瀬戸内海沿岸を経て紀伊半島に

上陸した「製鉄系民族」だったのかもしれません。

そして、丹生都姫命と同族とされる名草戸畔も、

海を生活の場とする漁労民の長というより、

大陸由来のシャープな知性を有した

技術集団のリーダーであり、

ある意味「土蜘蛛」だったとの想像もできます。

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