たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

ミステリアスな場所

2017-12-21 09:49:45 | 剣山・イスラエル

<栗枝渡八幡神社 くりしどはちまんじんじゃ>

 

「鳥居のない神社」というのは、

東日本などを中心にいくつか存在し、

それぞれの神社に由来が残されています。

こちらの栗枝渡八幡神社は、

「安徳天皇の御陵であり神社ではないため、

鳥居を建ててはならない」という、

昔からの掟を守っているからなのだとか。

 

ちなみに、安徳天皇の「徳」という字には

不思議な因縁があるのをご存知でしょうか?

実は「徳」を名に持つ天皇は不遇な最後を迎える、

あるいは不遇な形で崩御された天皇に、

「徳」の文字を与えられるという話があるのです。

そうなりますと、以前は阿波国と呼ばれていた

この地が「徳」島となった経緯も気になりますね。

 

また、安徳天皇や鳥居の件だけに限らず、

栗枝渡八幡神社の境内をグルっと見渡してみますと、

西洋風建造物を彷彿させる鮮やかな色彩の本殿や、

屋根の飾りにはめ込まれた天皇家ゆかりの16菊紋など、

「渡来系の印」があちことに散りばめられ、

一層ミステリアスな雰囲気が強調されていました。

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