治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

夏バテ解消方法

2011-09-02 09:40:48 | 日記
さて、私はもちろん基本的に季節の変動による体調の波はない人だけど
今シーズンの夏バテを振り返ってみましょう。

一番きついのが七月の猛暑だった。
どれくらいきつかったかというと
食欲をなくし(当社比)
朝おそうめんをゆでた日が何日かある。

その後は暑さに体がなれた感じだ。
食欲はすぐに戻ってきた(←イマココ)。

これまで「自閉っ子シリーズ」で展開してきたけど
私は三つ組みの障害よりもなによりも
季節による体調の変動の激しさ、っていうのが自閉っ子の社会進出の妨げになると思ってきた。
だってそんな人を雇いたい会社はないもんね。

で、この人たちのもつ身体問題について考えている専門家がいないかと思って
岩永先生や神田橋先生、長沼先生にたどりついたわけです。

ところで気がついてみれば

以前は夏は栄養が取れない状態になり、病院に担ぎ込まれて点滴を受けていたちゅん平が
今年は会社も皆勤賞です。

大地君は神田橋先生や栗林先生のアドバイスで汗がかけるようになったらしく
倒れることもなかったようです。

「本当にカンタンなこと」と白くま母さんは言う。
汗をかけないっていう現象は
自閉症に生得的に伴う特性というよりも
自閉症があったがゆえに他の子がやることをやってこないがゆえに起きた現象だったのかもしれない。
だから他の子がたどる発達プロセスをあえてたどることによって
汗をかくのがちょっとはうまくなった→倒れなくなった
ということのようです。

ここにその方法をかけないのは
また「検証が!」とうるさく突っ込む人がいるからですね。
だからね、皆さん。
検証検証言って、自分ちの子の発達も芳しくないのに、よそんちのやり方にけちつける人を見かけたら
こいつが自由な情報の流通を阻んでいるんだと認識してくださいね。
そういうやつは、我が子一人の療育もおぼつかないのに
花風社どころか、カリスマ精神科医までこきおろすからね。

さて、偶然お目にかかる機会がある方には
大地君がなぜ汗をかけるようになった(と私たちが考えているか)かお教えしましょう。

蝦夷鹿キティちゃんです。
秋はジビエの季節だわ。