夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

見果てぬ夢

2006年11月20日 10時06分19秒 | 芸術・文化
子供のころから美しいもの、人を感動させるものが好き。
自然であれ、アーティストのようにそれを作り出す人だったり。
でも夢がかない、美しいものを一心に作り出そうとしている、純なアーティストをお手伝いすることを自分の仕事としてやりだしてみて、ある部分人間に対する幻滅感に打ちひしがれている。名声欲や金銭欲、単なる競争心で自分を見失っている人があまりにも多すぎるし、たくさんの作品を見てくると、子供のときのような感動を受けなくなってきている。
自分の持っているもの全てを掛けても延ばしてあげたいという作家がいたとしても、口をかけるとこちらの言いなりになってしまって、自分を見失ってしまった作家もいる。
チャンスを捕まえるためなら、周りの人の厚意を裏切っても、気がつかないような人もいる。

助けていきたいという自分の夢の形は実現したけど、今は現実のなかで幻滅を味わっている。夢がなくなった人生なんて、生きていてもつまらないとしかいえない。

「夢幻泡影」私のブログのタイトルだけど、この世は夢幻。

だから余計に、ちらりと見える人の真心、目の前にある自然の美しさ、
それがどれほど尊いものか、今はそれが身に沁みている。




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6 コメント

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Unknown (よしこ)
2006-11-20 16:53:03
綺麗な写真ですね。
どうしたら、こんな場面が目に映るのだろう・・・
自分の目で、なかなか見えないので、兄様のカメラを通して見せてもらってます。
ありがとうございます。

育てるということは、じぶんが育つより難しい。
でも、自分には限界があります。
自分の子供でさえ、声が届かないこともあるのですから。でも、喉をからして、母は子供に話かけます。
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何を (紅い風車)
2006-11-20 17:31:34
子供であれ、若い人であれ、何か、誰もが認めるような、具体的なことを「こうしろ」とか「しちゃいけない」とかそんなことはたくさんありますね。でもそんなことは往々にしてたいしたことじゃない。
でも人生を教えるとか、何かもっと大きなものを教えるとかって誰にもできないのではないでしょうか。
私が思う、教えられることというのは自分が自分の人生、夢に一生懸命であること。
そして人の意見ではなく自分の目、心で物を見るということ。
それがその人の人生なんだから。借り物の目で見ても仕方がないと思います。
それだけ。
誰もができること。
でもそれをちゃんと受けて止めてくれる子供に恵まれるってなかなかないことですよ。
よしこさんは恵まれてらっしゃる。
声は届かなくても、子供はちゃんと自分の母親のすることをどこかで見てますよ。
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そういえば (紅い風車)
2006-11-20 17:40:05
写真のことですけど、
私がMixiですごいな~っていつも思っている人がよしこさんのそばにいらっしゃいますよ。
先日も自転車の話を書かれているときに、ちょうどこの方の写真のアルバムを見ていましたけど、同じ町で撮られた写真でした。(この町を隔ててちょうど反対側にお住まいのようですけど)
多分書かれたものからすれば同年代の方です。

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Unknown (よしこ)
2006-11-20 18:09:19
 お邪魔して、拝見してまいりました。
素敵ですね。
コメントしようかどうか、迷って、兄様の所に書いてます。
内弁慶です。
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子守の (紅い風車)
2006-11-20 19:20:14
あれ、あの日記は書いてすぐ消したのですけど、ご覧になっていたのですか?
あの柏?の葉が中学校の校庭の木だそうです。
判っていて葉っぱを透かして見ないと見えない風景ですよね。
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TB練習板 (紅い風車)
2006-11-22 12:15:13
これTBの練習用に書いて、TBのアドレスを入れていたのに、今見たらリンクしていない。
何が悪かったのかわからないけど、再度挑戦。
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