夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

青柳の細き眉根

2011年04月01日 22時03分25秒 |  気になる詩、言葉


桃の花 紅色ににほひたる面輪のうちに
青柳の細き眉根を咲みまがり
朝影見つつ少女らが 手に取り持たる真鏡、、、
          詠み人知らず
          万葉集 19-4192           


  面輪=おもわ
  眉根=まよね
  真鏡=まそかがみ


って、延々と続くんですけど、、、

桃の花のように紅く匂うような顔に
柳の枝のように細い眉を笑いで曲げて
朝の少女たちが 手に持っている鏡、、、

つまり、青柳の細い枝は美人の形容だったんですね。
確かに、特に新芽時のしだれ柳の枝は、はっとするほど美しく見えます。
前の日記に家のそばには5本の柳があると書いておりましたけど、私は美少女が手に入るのであれば、柳はなくてもいいのですけどね~






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4 コメント

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Unknown ()
2011-04-02 02:05:32
いやな物をお目にかけましたでしょうか?
お許しください

桃之夭夭  桃の夭夭たる
灼灼其華  灼灼たる其の華
之子于歸  之(こ)の子、于(ゆ)き帰(とつ)がば
宜其室家  其の室家に宜しからん

庭の、枝垂れ桃がもうすぐひらきます。
晩年の祖父が、私の雛人形を飾ってくれておりました。懐かしい日々です。善い孫ではありませんでした。
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桃之夭夭 (赤い風車)
2011-04-02 09:34:44
詩経のこの詩、以前お贈りしましたよね。
その時は、あまりお気に召されなかったような記憶がありますけど。

美しい花を咲かせ、、、、、あぁ、実や、葉のことは止めておきましょうね。
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Unknown ()
2011-04-02 21:16:43
そうですね。
身の置き所だけでなく、歯までないのですか!
いかな兄者でも、お気の毒すぎるってモンですわね。
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そうですね~ (赤い風車)
2011-04-02 21:40:53
隠遁した時に、身の置き所のないのは覚悟しておりましたが、、、、
歯までなくなるとは、その時には思いもしませんでした。
鱗を分けていただければ削って、総入れ歯を作ろうと思いますが、、、
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