夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

次に伝えるもの

2007年11月10日 22時26分06秒 |  岬な日々

普段はそれほど自分を主張しているとは思えない木々が、今は思いっきり自分の成果を主張している。



自分の後を継ぐものを誇らしげに晩秋の暖かい日差しの中に差し出している。



赤や金色に染められた彼らの後を継ぐものたち、それは見るからに生き生きとして確実に次への遺伝子が残されていることを主張している。



もちろん、これは単なる私の思いいれにしか過ぎないものだろうけど。



でも、種の起源から連綿と続くこの過程は、誇りに足るものだと思う。



それは木々にとどまらない。



ともすれば靴の下に踏みにじられそうな雑草でも同じ。



見てやってよ、私の子供たちを、って声が聞こえてきそう。








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2 コメント

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あまりにも当たり前のもの (赤い風車)
2007-11-11 21:13:40
なのかもしれませんね。
だから誰ももう気にも留めない。
でもその固体、種としては最大のイベントなのでしょうけど。
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いきていくもの (さち)
2007-11-11 19:37:28
種の起源について考えることなどあまりありませんね。
当然の事として、心をすり抜けていっています。

でもこうして言われてみれば、そうかと思いますけれど。

ひそやかに、種をとばして、密やかに生き延びていくような、弱いようで実は強いような、綿帽子の写真が好きです。
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