夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

わが門の片山椿まこと汝

2011年04月09日 00時33分50秒 |  気になる詩、言葉


わが門の片山椿まこと汝
  わが手触れなな 土に落ちもかも
       物部廣足
       万葉集 20-4418

私の家の門のところの片山椿よ
  私が手も触れないのに土に落ちてしまうのか



もちろん、ここでの椿は、美しい女性を意味しています。
防人として出兵した兵士が、故郷に残した恋人(?)のことを案じている詩。


古今集や新古今集ではあまり出てこない花なのに、万葉集ではよく詠まれているものってありますよね。
椿は新古今に一首。でも万葉集には9首でてくると聞いています。
この好みの波って、なぜなのか、探し出せれば面白いのでしょうね。





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10 コメント

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Unknown ()
2011-04-09 01:01:14
花見が梅見だった時、桜に変った時、遠い大陸では桃。本当に不思議ですね。
でも、永遠に変らない事。
人は花が好きで、何時だって心魅かれています。
我が家では、枝垂れ桃が満開。
誰かに、告げずにいられません!
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ほっ♪ (真鹿子)
2011-04-09 04:37:13
そうですよね。
いろいろと
おいそがしいと
思います。
でも、お元気そうで、
ほっといたしました
椿の歌も写真も
素敵ですね
こちらでも
いろいろな椿が咲いていて、
どのこもすてき
真っ赤な木瓜の花も
負けじと満開
オボケさんになら、
真鹿子も
負けないかも(^^ゞ
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隣国では (赤い風車)
2011-04-09 07:48:38
桃であったり、つつじやレンギョウであったり、春を告げるとされる花はそれぞれですけど、万葉、古今、新古今ってみていると、我が方は結構移り気ですね~
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真鹿子さま (赤い風車)
2011-04-09 07:51:35
重ね重ねご心配をおかけしました。

椿、、、
どうも、私には真冬の花という思い込みが強いのですけど、ほんとうは椿は半年近くも咲いているのですよね。早咲きのものは11月の終わりくらいから、遅咲きの5月ころまで、、、
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Unknown (さち)
2011-04-09 20:39:50
殿方は何でも手折るのがお好きなんですね。

昔も今も、、、。

赤い風車さんも一句お披露目してくださいな。
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一句 (赤い風車)
2011-04-09 20:58:04
そのうち、またあの連歌もどきをやりましょうか?
そのときにはさちさんもぜひご参加くださいね。

手折らねば、手折らせてみせよう
    婆の意地

なんちゃったら?
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ものすごく (さち)
2011-04-10 10:52:19
。。。迷句だと思います。

でもねぇ、、、この句は風車様の胸の中にしまっておいた方が良かったとおもいますわ

これから先、穏やかな日々を過ごそうと思っているのであれば・・・ね   
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ものすごく (赤い風車)
2011-04-10 18:25:16
怖いですね~

>これから先、穏やかな日々を過ごそうと思っているのであれば

今日はどうやったら眠りにつけるかな?
怖くって眠れないかも。
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Unknown (さち)
2011-04-10 19:49:07
ご心配なく

寝込みを襲うなんて事はいたしませんから
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隣の町から (赤い風車)
2011-04-10 19:55:23
なたを研ぐしゃ~~っ、しゃ~~~~~って音が聞こえてくるみたい、、、
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