昔の日記で
道の辺の草深百合の花笑に咲まししからに
妻というべしや
万葉集
7-1257
を紹介しておりました。
最近も式子内親王の
涼しやと風のたよりをたづぬれば
繁みになびく野辺のさゆり葉
を載せていましたが、この時期の野山では百合の花が満開。
一番目を誘う豪華な宝石ですね。
ただ、どこかで書いたことがあると思いますが、写真は山百合。関東あたりではこの百合が野山を飾っていますが、上代の詩に詠まれているのはもう少し控えめな笹百合とか姫百合が多い。関西ではそちらが普通に見られる百合なんですね。
昔から笹百合を紹介しようと思うのですがこちらではなかなか見られないので、間に合わせの山百合で御免なさいです。
ということで、こちらの詩をご紹介いたしましょう。
こちらは関東の百合。おそらく山百合でしょうから。
筑波嶺のさ百合の花の夜床にも
愛しけ妹ぞ昼も愛しけ
大舎人部千文
万葉集 14-4370
夜の床で筑波の百合の花のようにかわいいお前は昼も可愛い、、、、
なんちゃって、
まぁ、男というものは、なんでもかんでも手当たり次第に口説きますんでね~
そうずら、おみゃ~はん。おみゃ~はんの心の中は手に取るように分かるんだよ。
なんせ私も現役は卒業したけど、一応昔は男だったもん。
今はね~~~ (泣)
宣教師がつくった学校だったから、旧軽にありました。近くには堀辰雄の別荘もあったようです。
必ず、碓氷峠を登りました。
時期的にははずれで咲いていたのでしょうか。
山百合はとても香ります。
緑の林の中。
久しぶりに思い出しました。
香りというのも写真でよみがえること、改めて思いました。
私は、そのころの軽井沢なら、カッコーの声。
霧を破って聞こえてくるあの煩い鳴き声ですね。