雲まよふ夕べに秋をこめながら
風もほに出でぬ荻のうえかな
前大僧正慈円
新古今集 278
雲が乱れ行く夕べ 秋を感じさせながらも
風はまだ穂も出していない萩の上を吹いている
源氏物語の野分の
風騒ぎ村雲まがふ夕べにも忘るる間なく忘られぬ君
の元詩ですね。
この前の日記でも書きましたけど、日中は真夏の一日なのに、夕暮れになるとこちら、いすみ市では風が涼しく、秋の感じを寄せてきます。
夕暮れの色もそこはかとなく、もう秋。
皆さんは秋には何を感じられるでしょうか。
実りの喜び?
夏の終わりの悲しみ?
来るべき冬の予兆?
それともロマンティックな夜?
ご愁傷様です。
新米、柿、栗、林檎、、、みーんな楽しみですね。
夏が無ければ収穫の喜びもないから我慢しますけれど、苦手な夏が通り過ぎるのはうれしいです
だから、冬は食べなくってもいいはずなのですけど、そうすればバランスが取れる。
でも、冬は冬で美味しいものが採れますしね、、、