夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

独居高齢男性「親友なし」4割(内閣府)

2006年11月22日 17時03分52秒 |  姥捨て山は大騒ぎ
内閣府の調査によれば、独居高齢男性の4割が親友もなく、地元との付き合いもない人が4人に一人に上ると11月21日の読売新聞が報じている。
厳しい現実を見せ付けられたという気がする。
まだ健康、だけど独居、そして友人もなく、周りの社会とのつながりもなく、引きこもり、、
引きこもりが認知症や、寝たきりの温床になるということはよく言われている。
この調査の数字は、今日本のいたるところで、そこへの道をまっしぐらに走っていく老人たちの姿を見せてはいないだろうか。

確かに、生活費すら満足でない年金、さらに追い討ちをかけるような医療費など、高齢者を取り巻く環境は引きこもりを余儀なくするしかないような状況がある。

家族がいても、核家族化し人手の少ない家庭であれば、障害がでてきた高齢者を守るすべもなく、家庭崩壊のニュースもたくさんでてきている。

10月29日の朝日新聞のトップ記事も「介護予防 出足は低調」として予防介護のシステムが旨く働いていないことを報じていた。

http://blog.goo.ne.jp/t_ashizuka/e/2e05b3772be3550a1c23a3e450c37bed

ブログでは何回か書いているけど、これらの独居老人をもっと身近な社会に引き出す方法はいくらでもあると思う。ただ政府なり、地方の役所なりが直接やっても無理があると思う。役所はその動きをアシストしてくれればいいのだし、むしろその方が費用的にも、効果的にもえられるものが大きいと思うのだけど。

http://blog.goo.ne.jp/t_ashizuka/e/69a98ea9812f33bbaf1071bbfd4a4660

でも、現実には何も動かないね。


いじめによる自殺にしろ、介護疲れによる自殺や、家庭崩壊であれ、その他もろもろ、なにかできるようなシステムが出来上がるまでに何人死ねばいいのだろう。
馬鹿な助成金とか、無駄な公費とか切り詰めて、現場に渡してあげ、もっと現場の自由裁量を認めれば、もっと有効に使えるし、苦しむ人を救えると思えるのだけど。(もちろん事後の報告は必要だろうけど) 
政府にそれを望むのは、絶対に無理って気がするのは、悲しいことですね。




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