教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

抵抗戦線 詩の終わり この頃のコロナ禍の日本の実相

2020年08月26日 12時08分46秒 | 国際・政治
抵抗戦線
『詩の終わり この頃のコロナ禍の日本の実相』より、転載させて頂きました。
20/08/25 19:15
 2020年8月15日、今年75回目の敗戦記念日も何時ものように何気に通過し(取り立てて猛省するでもなく)、官僚作文棒読み安倍晋三、広島長崎哀悼の辞も相変わらずのていたらくで、そういえば、先ごろの分科会専門家の「(コロナ感染が)沖縄は下火」という驚くべき発言には呆気にとられたというのが本音であろう(逆に言えば重症化、感染老齢化、医療ひっ迫が進んでいる最も深刻な状況を印象的に過少に評価しているということになる)。(既に立ち消えたが)米軍内感染兵士の沖縄移送という話(ふざけ切っている)、県内宿泊施設を感染者用に米軍が借り上げるという話(どこの国の話だ?)、糸満まで行って砂利を採集し、辺野古に搬送投入するという話(この国は何を目指しているのか?)。
 日本国沖縄・広島・長崎に対して如何に鈍感な人間でも、こういう無神経な話に触れて神経的にいい気はしないはずだ(と思うが)。敗戦記念日や広島・長崎のことは、この国が根本的に堕落している度し難い本質を抜きには考えられないことのようだ。一方、沖縄に関して言えば、待ったなしの「琉球独立」実効的考察と県民意識の統一的政治的集約という課題に究極し、多くは歴史に学ぶところの「ナチス対ユダヤ」という事実上の戦略的対照実例に足場を据えなければならないといえる。どういうことか。同一国内一民族に対する弑逆事件ということだ。
 かのユダヤ人は何故むざむざガス室での集団抹殺に無抵抗で付き従ったのか(時代の雰囲気やゲシュタポの残虐さからある程度想像がついただろうに)。あるいはユダヤ人ばかりでなく、ロシア(ソ連)人捕虜、ロマ、東欧諸国民、精神病者、身障者、多くの社会的弱者たちが、マイノリティが、さしたる抵抗もなく自殺するでもなく、何故ああも大量に殺されていかねばならなかったのか。あのコルベ神父は何故集団蜂起を為しえなかったのか。ガンジーはこの不可解な傾向に疑問を投げかけ、集団で殺される前に集団で自殺したら少なくとも「名誉」や「尊厳」は守られただろうに、と独言した。まるで沖縄戦の集団強制死を連想させるが、ニライカナイ思想が生きているとすれば、生死を超えて琉球マブイ(魂)が人間の尊厳を立命する行動へ苦も無く駆け付けるような気もされる。
 例の相模原の大量殺戮者にあるのは、正確に言えばヒトラーナチス思潮の馬鹿正直ななぞりであり、優生思想まがい(優越する種のあいまいさがある)であり、淘汰主義、優勝劣敗の社会的自然全面肯定、あるいは功利主義、能率主義、排他主義ということになる。一方で、彼の中にあるはずの個人における「罪と罰」意識(彼の内省が習慣的に行われていたかどうかはわからないが)に対し、アベイズム的「やっつけ仕事」(=身障者の殺戮排除)が優先されたのは何故か、戦時中参謀が(やってみなきゃわからないと言って)「見切り発車」したのと同じように、どこか諸共自滅の玉砕主義(滅び去ることへの感傷的礼賛)がまるで当然のように勝ち誇っている(まるでそこに美学があるかのように)。彼は何に絶望していたのか?数年前の秋葉原のそれも同じような心理的傾向を感じる。永山則夫の場合、どうだったか。「(彼らには)この先がない」という閉塞感に押しつぶされるときの社会からの脱落意識が、人間としての真空地帯へ彼らを押し出す。社会的モブはかくして一塊の主張媒体となって飽くまで感覚的に感情的にposttruth的に、通例の社会的常識を破壊し良識や倫理性、論理性までいともやすやすとドブに捨てて顧みない。まさにこの今の政権がそういう風に見える。
 さて現実に戻ればこの未曽有のコロナ禍で、この国の経済は底なしの恐慌的末路を予感させるのだが、この国が滅亡するということはどういうことか?我々から見るとそれは社会保障担保(年金や生活保護)を根こそぎ失い、今までの生涯蓄積保険資材を一切失うことなのかと見まがうのだが、国はその国体を維持するために(世界に身売りしてでも)それらを決して手放さないと歴史は伝えている。
 ところで先の大戦で無様に敗北した結果、大日本帝国は欧化主義(脱亜入欧)と爬行的近代化(階級的上部構造-武士や公家という支配階級による上からの改革)という、むしろ宿命的な矛盾総体として、欧米的あるいは汎アジア的処断の餌食となった。その矛盾実態(戦争のはらわた)は戦時において国内はもとより太平洋近縁のアジア各地でその正体を余すところなく曝け出した。日本会議系歴史修正主義が大戦における「無様な敗北」という受け入れがたい事実に眼をつむり、この国の近代化の過ちを等閑に付し、児戯めいた史実遊びの挙句に自虐史観をただすとばかり大真面目にやっているのは、最早死せる大和民族のゾンビ的復活という戯れ事にほかならない。
 我々現代日本の民は、封建的未開(前近代)の中でも(鎖国という閉鎖社会ながら)図らずも花咲いたやに思われた大和江戸文化や、それ以前の古代中世における精神的所産の数々をいかにも誇らしく顧みないことはない。それは当然のことで、如何に中国や朝鮮渡来の文化的換骨奪胎(猿真似文化)だとしても(漢字を崩した平仮名や漢字から一部を切り取ったカタカナなど)、我々の肉体や精神に宿るオリジナルな悟性の働きが醸した、香気溢れる、滋味豊かな遺産には違いない。しかし、巷間の下世話な物狂いとは何の関係もない。
 安部欺瞞による「アンダーコントロール」が世界を騙し手に入れたはずの東京オリンピックが大方中止に追い込まれるのは目に見えている。インフルエンザ並みに扱われて収束しようというコロナ禍の日本版は、「姥捨て山」と化した適者生存のコンセンサスにより、徐々に感染者数には無反応となり高齢者重症化と持病持ちのハイリスクをかこちながら、「それでも死ぬ人は少ない」とばかりGoTo花盛りの(但し国民は及び腰だ)エコノミックアニマル街道まっしぐら、元来た道へ取って返す時代錯誤をやめようとはしない。(つづく)
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自民党内部情報によると、「安倍首相の病状はガンでかなり厳しく重い治療をしており、大混乱にならないよう病気進行のシミレーションし、首相の臨時代理は既に決めている」という

2020年08月26日 12時07分16秒 | 国際・政治

自民党内部情報によると、「安倍首相の病状はガンでかなり厳しく重い治療をしており、大混乱にならないよう病気進行のシミレーションし、首相の臨時代理は既に決めている」という

 
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
自民党内部情報によると、「安倍首相の病状はガンでかなり厳しく重い治療をしており、大混乱にならないよう病気進行のシミレーションし、首相の臨時代理は既に決めている」という』より、転載させて頂きました。

◆〔特別情報1〕
 二階俊博幹事長の側近の一人は、二階派「志帥会」がこれからどうなるかについて以下のように述べている。
 安倍晋三首相の病状はガンらしい。大腸癌と聞いた。長年の持病であれる潰瘍性大腸炎がガン化したものとみられる。いま、麻生太郎副総理兼財務相が張り切っている。
 ここへきて、菅が麻生と手を組んだという内容の記事が週刊新潮に書かれていた。それが本当だとすれば、菅と二階の8月20日の会食は、麻生と手を組んだことを菅が二階に伝えた可能性がある。安倍晋三首相が再検査に行った24日、連続在職日数が2799日となり、歴代最長を記録した挨拶では、まるでもう辞任するかのような挨拶だった。
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jlj0011のblog 機能不全<本澤二郎の「日本の風景」(3826)

2020年08月26日 12時04分44秒 | 国際・政治
jlj0011のblog
機能不全<本澤二郎の「日本の風景」(3826)
2020/08/26 06:012
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機能不全<本澤二郎の「日本の風景」(3826)より、転載させて頂きました。


<官邸・霞が関どころか議会も夏休みで休眠状態のコロナ無縁日本>


 このコロナによる重大な時期に、まるで渦に巻き込まれ、難破したかのような日本丸は航海をやめてしまっている。病める船長は、はるか東方沖の巨大船団の行方に一人気をもんでばかりいて、仕事に熱が入らない。甲板では「いつ辞めるのか」「いつ引きずりおろすか」でやきもき、次期船長の品定めに熱中している。




 かくして船内にはびこった疫病にイラつきながら、チケットを購入した乗客は、一向に前進しない日本丸に怒りを爆発させているのだが、先行きの目途は全く立っていない。船内の食糧は、枯渇してきて心細いことおびただしい。エンジンを動かす燃料も。まるで夢を見ているような、日本政府・霞が関のサボタージュに加えて、議会も夏休みというありさまに声も出ない。




 官邸と役人と議会人が、休みを取り始めてもう2か月以上も経っている。地球全体が右往左往する中で、日本のかじ取り役は何もしていない。国の組織が休眠状態で、マスコミは人事というあらぬ方向に人々の関心を向けている。




<為政者・官僚にとってのみ極楽浄土の日本列島でいいのか>


 多くの庶民は、昨年暮れから切なくも厳しい生活環境に追いやられている。


 政府はというと、莫大な借金をしながら、それでも一人10万円を支給したり、あるいは中小企業、旅行業者に金を配ったりしているが、本来、それを役所が作業をしなければならない。実際は違った。彼らは電通などに丸投げ、電通はまた子会社に丸投げして原資をかすめ取っていた。もうそれだけで、実に100億円以上の血税を吸い取った。




 役人は全く仕事をしないのだ。仕事をしなくて高給を懐に入れている。それは「GO TOトラベル」その他でも見られた。存外、この手の血税の無駄遣いは、洗い出すと相当あるのであろう。知らぬは奴隷国民ばかりなのだ。




 真っ当な野党議会人が存在すれば、それだけで政権を打倒する場面だが、今の国会議員は、信念のない石ころのような人物が目立つ。




 かくして、コロナ危機も、日本の為政者や役人にとっては、むしろ好都合なのだ。ごく一部に例外はあろうが、全般的に見ると、財政破綻寸前の日本丸が、彼らにとって極楽浄土であるらしい。




<コロナ危機でも2か月も無奉仕=それでも高給・ボーナスの楽々生活>


 日本という国は、安倍晋三だけではない。霞が関の官僚たちも永田町の与野党議員にとっても、文句なしに恵まれた世界なのだ。




 世襲議員が跋扈する議会一つ見ても理解できるだろう。


 安倍が仕事をやめた6月18日からだと、とっくに2か月以上も経った。この間、仕事をしていた国会議員?は、全体のごく一部である。




 本来であれば、1分でも無駄にできないコロナ危機下の議会人や役人のはずであるが、実際はその反対である。かつて官邸や自民党本部、霞が関で仕事をしてきた御仁の目には、電話をしてくるたびに、仕事をしないで高給を食む輩に対する評価が、ことのほか厳しい。




 高給とボーナスをどっさりもらって、仕事をしない議会人と役人たちの、楽々生活という経済格差・職業格差は、人種差別にも相当する、ある種の許されざる差別であろう。IMFのデータを借りてこなくても、日本の財政は世界一悪い。最悪の経済破綻するような国である。




<働く場所が消える、それでも若者を政治無関心に追いやる電通か>


 「日本が駄目なら中国やアメリカがある」という時代は、もうとっくの昔に無くなってしまった2020年が、今後も長く続くことになる。




 地方創生などと馬鹿の一つ覚えも通用しない。地方都市の銀行が消えていく。デパートも無くなっている。これでは地方創生も、言葉の遊びでしかない。事程左様に地方は廃れ切っていく。打つ手はないかのようだ。




 既に重工業・造船・鉄鋼など重厚長大産業も沈没している。かろうじて残っている車のトヨタの先行きも、そう明るくない。




 中央も地方も、働く場所がない。たとえあっても、長期間というわけにはいかない時代の到来である。それでいて若者は、サッカーやゲーム、軽薄な歌などに浮かれている。意図的にそこへと政治は追いやっている。新聞テレビを操る大魔神・電通の仕業かもしれない。


 史上最低ゆえに最長期政権を勝ち取った安倍内閣の、単なる言葉遊びも通用しない時代の到来である。足が地に付いた質素倹約で、かろうじて生きる時代かもしれない。自然との共存だ。民を重視する国では、武器弾薬は捨てざるを得ない。そうしないと人間は生きられなくなるだろう。


2020年8月26日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)




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2020/08/26 06:012
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機能不全<本澤二郎の「日本の風景」(3826)


<官邸・霞が関どころか議会も夏休みで休眠状態のコロナ無縁日本>


 このコロナによる重大な時期に、まるで渦に巻き込まれ、難破したかのような日本丸は航海をやめてしまっている。病める船長は、はるか東方沖の巨大船団の行方に一人気をもんでばかりいて、仕事に熱が入らない。甲板では「いつ辞めるのか」「いつ引きずりおろすか」でやきもき、次期船長の品定めに熱中している。




 かくして船内にはびこった疫病にイラつきながら、チケットを購入した乗客は、一向に前進しない日本丸に怒りを爆発させているのだが、先行きの目途は全く立っていない。船内の食糧は、枯渇してきて心細いことおびただしい。エンジンを動かす燃料も。まるで夢を見ているような、日本政府・霞が関のサボタージュに加えて、議会も夏休みというありさまに声も出ない。




 官邸と役人と議会人が、休みを取り始めてもう2か月以上も経っている。地球全体が右往左往する中で、日本のかじ取り役は何もしていない。国の組織が休眠状態で、マスコミは人事というあらぬ方向に人々の関心を向けている。




<為政者・官僚にとってのみ極楽浄土の日本列島でいいのか>


 多くの庶民は、昨年暮れから切なくも厳しい生活環境に追いやられている。


 政府はというと、莫大な借金をしながら、それでも一人10万円を支給したり、あるいは中小企業、旅行業者に金を配ったりしているが、本来、それを役所が作業をしなければならない。実際は違った。彼らは電通などに丸投げ、電通はまた子会社に丸投げして原資をかすめ取っていた。もうそれだけで、実に100億円以上の血税を吸い取った。




 役人は全く仕事をしないのだ。仕事をしなくて高給を懐に入れている。それは「GO TOトラベル」その他でも見られた。存外、この手の血税の無駄遣いは、洗い出すと相当あるのであろう。知らぬは奴隷国民ばかりなのだ。




 真っ当な野党議会人が存在すれば、それだけで政権を打倒する場面だが、今の国会議員は、信念のない石ころのような人物が目立つ。




 かくして、コロナ危機も、日本の為政者や役人にとっては、むしろ好都合なのだ。ごく一部に例外はあろうが、全般的に見ると、財政破綻寸前の日本丸が、彼らにとって極楽浄土であるらしい。




<コロナ危機でも2か月も無奉仕=それでも高給・ボーナスの楽々生活>


 日本という国は、安倍晋三だけではない。霞が関の官僚たちも永田町の与野党議員にとっても、文句なしに恵まれた世界なのだ。




 世襲議員が跋扈する議会一つ見ても理解できるだろう。


 安倍が仕事をやめた6月18日からだと、とっくに2か月以上も経った。この間、仕事をしていた国会議員?は、全体のごく一部である。




 本来であれば、1分でも無駄にできないコロナ危機下の議会人や役人のはずであるが、実際はその反対である。かつて官邸や自民党本部、霞が関で仕事をしてきた御仁の目には、電話をしてくるたびに、仕事をしないで高給を食む輩に対する評価が、ことのほか厳しい。




 高給とボーナスをどっさりもらって、仕事をしない議会人と役人たちの、楽々生活という経済格差・職業格差は、人種差別にも相当する、ある種の許されざる差別であろう。IMFのデータを借りてこなくても、日本の財政は世界一悪い。最悪の経済破綻するような国である。




<働く場所が消える、それでも若者を政治無関心に追いやる電通か>


 「日本が駄目なら中国やアメリカがある」という時代は、もうとっくの昔に無くなってしまった2020年が、今後も長く続くことになる。




 地方創生などと馬鹿の一つ覚えも通用しない。地方都市の銀行が消えていく。デパートも無くなっている。これでは地方創生も、言葉の遊びでしかない。事程左様に地方は廃れ切っていく。打つ手はないかのようだ。




 既に重工業・造船・鉄鋼など重厚長大産業も沈没している。かろうじて残っている車のトヨタの先行きも、そう明るくない。




 中央も地方も、働く場所がない。たとえあっても、長期間というわけにはいかない時代の到来である。それでいて若者は、サッカーやゲーム、軽薄な歌などに浮かれている。意図的にそこへと政治は追いやっている。新聞テレビを操る大魔神・電通の仕業かもしれない。


 史上最低ゆえに最長期政権を勝ち取った安倍内閣の、単なる言葉遊びも通用しない時代の到来である。足が地に付いた質素倹約で、かろうじて生きる時代かもしれない。自然との共存だ。民を重視する国では、武器弾薬は捨てざるを得ない。そうしないと人間は生きられなくなるだろう。


2020年8月26日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)




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