東北地方に本店がある3つの地方銀行がコスト削減などのため、13日から東京都内のビルの同じフロアで支店の営業を始めました。地銀3行が、共同で店舗を運営するのは国内で初めてだということです。

東京 日本橋で共同で店舗の運営を始めたのは、山形県に本店がある荘内銀行と秋田県の北都銀行、それに岩手県の東北銀行で、13日は営業開始に先立って各銀行の代表が出席したセレモニーが行われました。

共同店舗は去年、銀行法の施行令などが改正されて複数の銀行が、仕切りのない同じフロアで営業できるようになり、認められました。

これを受けてコスト削減などのため、フィデアホールディングス傘下の荘内銀行と北都銀行の東京支店が入るフロアに業務提携している東北銀行の支店が新たに加わりました。

フィデアホールディングスによりますと、3つの地方銀行が共同で店舗を運営するのは国内で初めてだということです。

フィデアホールディングスの田尾祐一社長は「3行が連携することで営業面のサービスの充実など、銀行の体質の強化につながる。余力が出た分は顧客へのサービスに反映させたい」と話していました。

また、東北銀行の國分正人専務は「コスト面だけでなく、人的な交流などで互いにメリットが得られる機会が増えると期待している」と話していました。』

 

バブル崩壊後地方経済は、疲弊していますし、都市圏との社会的格差、所得格差も是正されないままです。

地方銀行は、日銀に国債を眼一杯購入させられ四苦八苦で、地銀同士の業務提携や生き残りを掛けた合併やメガバンクの傘下に入る地銀が、今後増えるのでは有りませんか。