goo blog サービス終了のお知らせ 

息苦しい世の中で 自由に語り合える空間を

自由でも民主でもない この日本を もっともっとよりよく変えていくことができるように たくさんの知恵を語りましょう。

むかしむかし 英雄となった総理大臣がいた

2015年07月28日 11時37分20秒 | あれこれと
みんなの学校に建てられている、あの石像。みなさんはきっと、どんな人の像か知らないと思いますが、校長先生が少し時間をとってお話することにいたしましょう。
あのお方はと~っても偉い方。
日本の総理大臣になられた方です。しかも普通の総理大臣ではない。
日本の国、いや世界に平和をもたらした方なのです。
この方は、日本が世界大戦で敗れたこと、そしてそのあとも、国民が少しも、その戦争の教訓を汲み取ることなく、毎日の楽しさぱかりを追い求めていることを、大変嘆いておられました。
このままでは、またもや日本は他国を侵略して、自分の国だけを利する、堕落した国になってしまう。なんとしてもそれを国民に知らせなくてはならない。積極的に平和を作り上げる国にしなければならないと、いつもいつも考えていたのでした。
しかし、それはとても難しいことです。
彼にはお祖父さんが総理大臣だったという経歴はあるのですが、それがなにになるのでしょう。
考えて考えて考え抜いたあげく、彼は、人生をかけて国を変える妙案を思いつきました。この考えは、自分の人生を犠牲にすることです。
さっそく実行開始です。
彼は、さっきも話したように、祖父が総理大臣だということを利用して、また努力も重ねて、日本の総理大臣に上り詰めることができました。
さて、大変だったことは、それからです。自分の周りには、戦争好きで、口の軽い人を侍らせ、さらに、日本が世界中で戦争ができるような法律を国会に、国民に提案しました。
あとは、彼の苦渋の演技が始まります。
この法律を通すために、昔の裁判の判決を出してきたり、政治家の判断でいかようにも戦争に参加することができるのだという答弁をしたのです。賢い彼です。計算通り、国民から猛烈な反対の意見が出されました。
アンポ反対って聞いたことないでしょうねえ。このときより、もっと昔に、ものすごい国民の運動、あ、体育じゃないです、があったのですが、それに匹敵するくらいの反対の運動がわき起こったのです。いままで政治に関心の薄かった若者まで、毎日のように国会を取り囲みました。テレビや新聞でも、この法律は戦争を防ぐのではなく、かえって人を殺し、殺される関係を作り出すものだとして、連日報道されました。
彼もまた頑張ります。「今、反対しても、いずれは、これでよかったと思える時が絶対にきます」「これしかない、私の信念です」と一歩も引きません。このころは、与党の議員さんたちも、自分のことしか考えない、堕落した政治家ばかりでしたから、誰も何も言いません。
彼の思惑通り、この法案は国会で、多数決により、法律として成立してしまいました。
彼は満足した顔をして、周りの取り巻きと握手をしました。
このときには、新聞社の世論調査では、彼を支持する国民が、世論調査史上初の0、7%にまで下がっていました。
これでよかったのだ。彼はこの法律の成立後、議会を解散して、自らは立候補しない旨を明かします。
このあとの展開は、教科書にも載っていますから、だいたいのことを知っている人もいるかもしれませんね。
彼のいた政党は、選挙で1議席も当選するとこなく、消滅してしまいました。
国民は、平和を願う市民団体、文化人、学者、政党などが結集して、すべての選挙区に、「前の国会で成立した戦争法案を廃止するためだけの公約をもった候補者」を一人だけたてて戦ったのです。
私も涙が出るくらいに感激しましたが、すべての選挙区で当選。
選挙後の国会で、先の法律が、衆議院、参議院ともに、満場一致で法律をなくすことができたのです。
議員さんは、互いに抱き合い、握手をしあい、それはそれはすばらしい光景でした。
そして議員さんは、全員が議員を辞職して、また自分の仕事にもどっていきました。

さて、あの総理大臣。
彼もきっと国会の中継を見ながら、満足して涙していたにちがいありません。
あれだけ憎まれ、そして法律が成立したあとには、何も言わずに去っていった方なのですから。
もう国民は愚かではありません。
賢くもなり、平和を取り戻し、悪徳代官のような議員も排除することができたことは、自分が汚名を着せられ、罵倒され続けてきた彼のおかげだということは、容易に想像がついたのです。
彼にノーベル賞を、国民栄誉賞を、また総理大臣に、そんな声もたくさんあがりましたが、彼はそれに応じることはなく、一介の市民として普通に生きることを選択したのです。どこに今住んでいて、何をしているのかすら、だれにもわからないのです。

彼の自分の一生をかけた名演技によって、今の日本。つまりどこの国も敵にすることなく、どの国とも仲良くする。国と国との争いごとは、けっして武力で解決しない。話し合いを何度も何度も、粘り強く行って解決していく、そんな国にすることができたのです。
まあ、みなさんはこれが当たり前のこととして考えているし、いまや全世界の人たちが、このような約束でもって、平和な世界を保っているのですが、ちょっと前までは、戦争の起こらない年はないくらい、人と人とが殺し合う歴史を歩んできたのです。

この石像は、国民が贈った感謝の気持ちです。これすら、彼はいりませんと断っていたのですから、ちょっと押しつけがましかったのかもしれません。

ごめんなさい、校長先生は、涙が出てきてしまいました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

某国首相の日記から

2015年07月23日 23時44分48秒 | あれこれと
「●月○日
 上院で、法案が強行採決。
 ああ、とうとうここまできてしまった。
 勢いというものは、怖いものだ。
 かつて少年時代に、デモ行進をする、大きな群衆を見て、祖父に「こんなの怖くないもん」と息巻いたことがあって、ずっと突っ張ってきていたが、
 本当は内心ビクビクしているのだ。勢い、意地なのだ。
 だから、コロセウムの立て直しに金がかかると民衆が騒ぎ立て、私が白紙撤回したときは、ほんとにホッとしたものだ。
 あとは、この法案。
 いやいや、島の問第、新しい燃料工場のこと、あ-、かっこつけて物知り顔で決断なんかするんじゃなかった。
 歯が痛い。心が痛い。」

「×月□日
 もっと民衆が騒げば、また白紙撤回の決断はできるのか。タイミングが肝心だ。
 私は、私が1番可愛いに決まっている。人気を維持したり、回復させたりして、うまくすり抜ける手をうたなければ。
 私たちのグループの「去勢された姿」は無様である。
 石葉くんは、直前に弱音をはいたものの、何食わぬ顔をして賛成票を投じたし。
 阿蘇宇くんも、へらへらしているだけだし。
 頭がきれると思っていた谷餓鬼くんすら、私の番犬然としている。
 だれかが、私にご注進して、ふむふむ、ならばしかたないのお・・・そんな筋書きすら不可能な状況だ。
 お前らは、ニッキョー層にも及ばぬ。
 救国の志士は、いないものか。
 ああ、耳が痛い。良心が痛い。」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「女性活躍」の欺瞞

2014年10月19日 08時58分21秒 | あれこれと
高市、山谷、有村の三閣僚が靖国神社を参拝したとの記事を読む。
予想していたことだ。
安倍首相の「活躍する女性」とは、自分の勢力に対して貢献できる、精力的に従順に任務を遂行できる女性のことを指しているに過ぎないことが再確認できた。「パシリ」をしてくれる女性のことなのだ。

「国の存立を守ってくださった方々に、感謝の気持ちと哀悼の誠をささげた」
「平和な国づくりを誓った」
こんなペテン師的な言葉を吐いて。
靖国神社は、先の戦争を肯定している神社である。戦争を遂行してきた「戦犯」を祀った神社なのだ。
騙されてはいけない。

かたや、小渕大臣のカネに関わる疑惑。

小賢しい女性を登用して、これが「活躍」だとする安倍首相のほころびが、徐々に見えてきたが、私たちはもっと怒る必要がある。
私の印象では、ここまで国民を欺いた、そして危険な政権はない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

知性も品格もなく 言葉を粗末にする政治家

2014年08月12日 22時57分59秒 | あれこれと
「長崎市で9日にあった被爆5団体による安倍晋三首相への要望の場でも、集団的自衛権が主なテーマになった。長崎原爆遺族会の正林克記会長は「緊張緩和への政府の確かな取り組みさえあれば、火に油を注ぐような集団的自衛権は要りません」と迫った。
 これに対し、安倍首相は「平和国家としての歩みは寸分も変わらない。(集団的自衛権について)丁寧に説明する努力をすることで必ず理解をいただけると思う」と応じた。終了後、被爆者の一人が「納得してませんよ」と声をかけると、「見解の相違です」と表情を変えずに言い、会場を後にした。」(朝日)

「6日、「つつしんで哀悼の誠をささげます」とお見舞いの言葉を並べた、首相のあいさつ前半。昨年の「68年前の朝」の68を「69」に変えただけ。雨中のため、昨年述べた「せみしぐれが今もしじまを破る」を削除して読み飛ばし、あとは昨年の繰り返しでした。
 中盤の核兵器をめぐる情勢は手直しをほどこし、結びに入ってまた昨年原稿の読み上げかと思えるあいさつ。
 昨年の「旧倍の努力を傾けていく」の旧倍を「倍旧」に、「恒久平和」を「世界恒久平和」にしただけです。
 この間、4分間の厳粛な式典あいさつを、昨年のコピーと批判される首相の姿勢は、被爆者を冒とくするものです。
 広島の被爆69周年は、集団的自衛権行使容認の「閣議決定」を強行した安倍首相の姿勢を厳しく問うなかで迎えました。式典後の被爆者団体との懇談は、首相が被爆者団体の一致した要望として「閣議決定」撤回を求められるという異例の場面に。平和記念碑碑文にある「過ちは繰返しませぬから」の誓いを破るものだと、出席者から直訴されました。」(赤旗)

「田上富久長崎市長が9日の平和祈念式典の平和宣言で集団的自衛権の行使容認に懸念を示したことに対し、自民党の土屋正忠衆院議員(72=東京18区選出=が「平和を維持するための政治的選択について語りたいなら市長を辞職して国政に出ることだ」と、同日付の自身のブログで批判していたことが分かった。
 土屋氏は「核廃絶は人類の目標」としたうえで、北朝鮮の核開発などを挙げ「世界中で紛争や軍事衝突が続き、平和を維持する難しさを物語っている」と指摘。「集団的自衛権も現実政治の選択肢の一つだ」と強調。そのうえで「長崎市長は歴史的体験を踏まえた核廃絶について語るから権威がある。具体的政治課題に言及すれば権威が下がる」と批判した。
 田上市長は平和宣言で、集団的自衛権に触れ「被爆者が体験を伝え続けた平和の原点が揺らいでいるのではないかという不安と懸念が生まれている」と訴えた」(毎日)

 情けないほど、知性も品格もない政治家である。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

麻生氏からうかがえる 庶民感覚との乖離

2013年01月12日 12時35分53秒 | あれこれと
 閉店間際のスーパーの値引きをねらって、毎日、10円、20円の節約をする。
 帰り道、コージーコーナーのショーウィンドウをのぞいて、300円以上のケーキはあきらめて、100円のシュークリームで我慢する。
 たまりもしないTポイントで、1年かけてようやく1000ポイントになって、ちょっとほくそえむ。
 ときどき100均一の店に寄り、必要もないのに、「安い」からといって、必要もないのに衝動買いをしてしまう。
 味は二の次にして、スターバックスではなくベローチェの180円コーヒーを選択してしまう。

 こんな思いを、彼はしていないのだろう。
 コミックをこよなく愛する「庶民的な政治家」というふれこみで一時期もてはやされた彼も、実生活では、とんでもないお殿様であったのだ。

 「安倍内閣で副総理兼財務・金融相に就任した麻生太郎元首相の資金管理団体「素淮(そわい)会」が、政治資金を使って2009年~11年の3年間で約6000万円もの飲み食いをしていたことが分かりました。支出先は、東京・銀座や六本木、赤坂などの高級クラブや料亭、会員制サロンなどで、国民の常識とはかけ離れた“政治活動”の実態が浮かびあがりました。
素淮会の3年分の政治資金収支報告書を調べてみると―。組織活動費の「交際費・組織対策費」(09年は「交際費」)のなかに、「会合」という名目で、料亭やクラブ、中華料理店、すし店などへの支出がズラリと並びます。
 09年は218回、1108万6611円、10年は217回、2263万1017円、11年は216回、2592万8338円。3年間で計651回、総額5964万5966円にのぼり、1・7日に1回、平均9万円以上の飲み食いをしていたということになります。
 1件あたり15万円、20万円の高額支出もザラ。11年9月13日には、六本木の会員制サロンに182万5000円という支出がありました。この日も含め、1日に100万円を超す支出が13回もあります。
 たとえば、11年2月18日には、銀座のクラブに64万円、神楽坂の料亭に52万円など計15店に1日で約394万円もの支出。東日本大震災直後の同年4月1日にも、ミシュラン三つ星常連の銀座の超高級すし店や、高級フレンチなど17店に約285万円の支出がありました。
 09年の収支報告書には、「組織活動費」の「出張旅費 交通費」のなかに、「運転代行」という名目で六本木の運転代行サービス業者に計12回、約14万円の支出があり、飲酒後、利用していたことをうかがわせます。
 一方、「交際費」の飲み食い以外では、「会費」として岸田文雄外相や甘利明経済再生相、稲田朋美行政改革相、新藤義孝総務相や、公明党の斉藤鉄夫幹事長代行・元環境相ら政治家のパーティー券を買っています。10年6月4日には、「日本維新の会」の橋下徹代表代行の政治団体「橋下徹後援会」のパーティー券を10万円分、購入しています。」(新聞あかはた)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

火星にも水が・・・ん?待てよ

2013年01月05日 12時42分27秒 | あれこれと
 火星にも水の存在したことが伺える記事。それはそれで浪漫を感じさせていい。

 だが、待てよ。
 「火星から来たと思われる」とは、いったいどういうことなんだ?
 隕石が「米航空宇宙局(NASA)の探査機が火星の地表で発見した岩石と同様の化学成分を持っていること」からなのだろうが、
それだけで「火星のもの」として考えていいのだろうか。
 記事にはないが、その根拠となることにも興味が湧く。

 そして、なによりも、火星の火山が噴火して、それが火星の重力圏を飛び出て、どうやって地球にたどりついたのかについては、
もっと興味をそそられる。
 
 宇宙は、奥深い。


<火星の水を多く含んだ21億年前の隕石が見つかったとして、米国の研究チームが科学誌サイエンス・エクスプレスに研究成果を発表した。
ニューメキシコ大学隕石研究所の研究チームは、火星から来たと思われる隕石を真空管に入れて加熱し、放出された気体を質量分析計を使って調べた。その結果、この気体が火星の水の蒸気であることを確認。
これまでに見つかった火星からの隕石に比べて10倍以上の水の分子が含まれていたことが分かった。カール・エイジー同研究所長は「いわば火星の水が眠りから目覚めたといえる」と話す。
隕石はモロッコで見つかったもので、1個目の発見を受けて探したところ、同様のものが複数見つかった。最も大きいもので手のひらに載るほどの大きさで、重さは320グラムあった。
隕石は噴火でできた火山岩とみられ、水との接触によって鉱物の構造の中に水分が取り込まれた結果、20億年以上たった今もその状態が保たれたとみられる。どんな形状の水と接触していたのかは不明だが、火星の湖または川、地下水、さらには凍土が噴火の熱で溶けた可能性も考えられ、「相当量(の水が)あったことは確か」(エイジー所長)だという。
火星はかつて、現在よりもずっと温暖で湿度が高く、大気と水があったという説が有力だ。今回見つかった隕石は、当時の火星の状態について知る手がかりになると研究チームは期待する。
さらにこの隕石は、米航空宇宙局(NASA)の探査機が火星の地表で発見した岩石と同様の化学成分を持っていることも分かった。現在の火星の岩石にこれほど近い隕石が見つかったのは初めて。年代的にも、これまで見つかった隕石の中では、南極で見つかった45億年前のものとされる隕石に次いで2番目の古さだという。>(CNN)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

こんな政党に投票すべきでない

2012年11月18日 08時03分24秒 | あれこれと
「石原氏は主要政策について「強いしたたかな日本をつくる、中央官僚が支配する政治体制を変える、日本が誇る経済を再建する、の3つの眼目で十分だ。後は天下を取ったら議論すればいい」と述べた。」(産経)

こんな大雑把な政策しか持たない(持てない)政党に、国の舵取りをまかせていいのだろうか。

天下をとってから議論?
笑わせないでほしい。

原発はどうするのだ? TPPの認識は甘すぎるのだではないか? 外交は「尖閣」だけではないが、どうするのだ?
教育の中央集権的な発想をしている二人だが、合意文書の趣旨からして矛盾するのでは?

政策がないとなれば、選択するかどうかは、代表格の二人の実績で判断することとなるだろう。

それを考えると、どうしても私には、「NO」、「絶対NO」に行き着いてしまう。
すでに何回も書いてきたが、結論の理由の一番は、「二人とも信じられない」のである。

今回の大同団結も、選挙で「勝ちたい」が優先し、国民の生活への精緻で誠実な検討が後回しになっている。

政策など、「天下を取ったら議論すればいい」という政党には、「出直してこい!」と言いたい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

野田 安部 どっちもどっち

2012年11月15日 00時26分43秒 | あれこれと
「野田首相は、14日午後の党首討論で、自民党の安倍晋三総裁に次期通常国会での議員定数削減と、それまでの議員歳費削減の確約を得られれば「16日に解散してもいいと思っている」と提案。これに対し自民党は14日夕に幹部会合を開き、受け入れる方針を決めた。石破茂幹事長は記者団に「わが党として首相の発言を誠実に受け止め、協力する方針を決定した。手法は今後話し合う」と述べた。」(朝日)

ペテンの解散劇。
格差是正と抱き合わせを自民につらつかせ、地盤沈下で共通する両党が利を得る方途で、自案を飲ませた。
安部氏は、党首討論では「小数政党にとっては死活問題。受け入れることはできない」と言いながら、それが終わると一転して賛成に回るペテン師ぶり。
結局、大政党の利益となることしか考えていない両者の一日だった。

なにも議論を経ることなく、こんなにも勝手に選挙制度をいじられたら、たまったものではない。
それこそ党利党略の「改革」に、次の選挙では、どちらにもNO!と意思表示してほしいところだが、その「主権者」である国民は、さらに情けない選択をするのではないかと、イライラしてしまう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桜井センリ 少しだけ政治のことで

2012年11月14日 00時03分46秒 | あれこれと
桜井センリ。
ドリフターズのメンバーですら、だんだんと老いた姿が目立つようになっているのだから、
クレイジーキャッツのメンバーが、刃がこぼれるようにして亡くなっていくのは、いたし
かたないことなのだろうと思う。寂しいながら、ご冥福を祈ります。

太陽の党。
斜陽なのでしょうね。
日、没するまでの、つかの間の党。


小沢氏、無罪。
立証は難しい。無実ではなく、無罪。
重要案件、取引は、秘書がやっていればいい。
私には、限りなく黒に近い灰色だが、現行の法律、現行の裁判制度では、
どうしても覆せないだろうと思う。
この間に、小沢氏は結果的に、政治的影響力を低下させた。
党を飛び出した行動は、石原氏と相似た様相を感じる。

年内解散。
1割台の内閣不支持で、勝つ公算は皆無だが、右にすり寄る野田政権、
すり寄る以前から右の安部氏、もっと右を闊歩する石原新党。
右にばかり選択肢があって、国民は戸惑うのではないだろうか。
一票の重さの格差是正と抱き合わせを狙っている「比例定数削減」を考えると、
共産党など、小さな政党には圧倒的に不利な選挙となるはず。
選挙は、国民の支持率が「鏡のように反映」されるのが望ましい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

不本意ながらも まとめて・・・

2012年11月09日 22時28分01秒 | あれこれと
風邪気味の数日が続いて、すっかりブログ更新など、生活の片隅に追いやられてしまったままでした。
そんな日々の間にも、世間はめまぐるしく動いています。
身近なことも含めて、書けるだけ書いてみます。

1.先週、一週間の「授業参観」が終わりました。日曜日から木曜日までと、変則的な日程。
 予想通り、日曜日に、父母、中には祖父母も一緒に参観というパターンが圧倒的に多く、
 あとの平日は、だらだらと、毎時間2人から5,6人くらいの参観者という毎日でした。
 保護者にとっては、参観できる幅が大きく、便利には違いないのでしょうが、私たち教員に
 とっては、参観が30人だろうが1人だろうが気を抜くことはできず、それが一週間続くのは
 かなりしんどいものです。市内の全小中学校が、学期に1回、1週間の公開が義務づけられて
 いるのですが、そろそろ検討し直すことも必要だと感じます。

2.辞任表明後の石原慎太郎は、だれと、どこと組むかで、かなり難儀をしている様子。それは
 これまでの彼の言動や、持って生まれた(ほど昔から持ち合わせている)キャラクター(偏見、
 独断、上から目線、差別主義、排外的愛国主義、イベント好き、尻ぬぐいできない思いつき)
 からして当然のことです。
 そもそも、国民の暮らしを守ることやら、そのための政策よりも、いかにして自分が「のし上がる」
 「脚光を浴びる」ことしか考えていない彼ですから、ひどい野合が結実して総選挙になるのでしょう。
 健闘の上の落選を祈りたい。

3.一方の都知事選は、宇都宮健児氏の立候補が急浮上しています。
 私にとっては、願ったり叶ったりの人物なのですが、石原慎太郎の「真実」をつかめないまま、3度
 も騙され続けた300万人もの都民がいます。
 そう簡単には、勝つことはできないでしょう。
 猪瀬副知事も、石原容原発の路線にはだんまりで、主体性のない候補者となりそうですが、知名度など
 からして、決して侮れない相手です。


 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国賊と言われても

2012年09月17日 00時54分44秒 | あれこれと
中国の反日デモは、政府が世論を「愛国」に導きながら、適度に反日運動を看過し、暴徒化すれば抑えて、対日関係の基本を維持するといった手法が見え見えなのだが、いったん火がつくと、その流れの強弱にかかわらず、「国家の威厳」を下げることができなくなっているのだろう。
中国政府からすれば、当座の敵を日本とすることで、内政の批判をかわすことができるのだから、なかなかおいしい事象なのだが、これもコントロールができる範囲内のこと。世論と政府との綱引きは、かなり危険な賭けでもでもある。

両国の領土に関する主張を見ると、どちらも正当性があるようで、私にはどちらかに軍配をあげることはできそうもない。
国賊と言われようが、わからないものはわからない。

もともと、領土とは、人間の作ったルールで確定しているものだ。
ルールの解釈なぞ、立場が違えば、容易に歪曲できる、そんな程度のもの。

日本人がえらいと思う点は、「暴徒化」していないこと。冷静だということである。
なかには石原なにがしかのように、安部なにがしかのように、「吠えて」いるものもいるが、それほどの影響力はないだろう。(楽観的すぎるか)
うがった見方をすれば、日本人は「よくわからない」のかもしれない。
「自信がない」のかもしれない。
しかし、私はその感覚こそ、健全なのではないかと思う。
したり顔で、「中国領に決まっている」「間違いなく日本のものだ」などと言われると、逆に私はしらけてしまう。

「国益」「国の威信」
これを引き下げない限り、この先は、歴史が語っているように、悲惨な結末を迎えるに違いない。

しかし、現実に、中国が、日本が、「ざっくばらんに話そうじゃないか」などと提案することなど、あり得ないことだ。

「未来の世代に託そう」
過去の政治家は、その点で、すぐれものである。



コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

50万人と17万人と

2012年08月20日 23時04分40秒 | あれこれと
オリンピックのメダリストを、一目見ようと、銀座のパレードには約50万人の人が集まったという。
今やオリンピックの代表ともなれば、バラエティ番組にもしっかり「タレント」として出演するほどの存在だから、
それだけ集客能力があるのだと思えば、それはそうなのだが・・・

先月の反原発の集会では、全国から17万人の人が集まった。
これも、坂本氏や大江氏、澤地氏の知名度もあるのだろうが・・・

この人数のギャップをどう考えたらいいのだろう。
固い、と言われれば、そうだと答えるしかない。

うかれているあいだに、世の中も、世界も、地球も、どんどん朽ちていく。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

記憶が薄らいだ証拠

2012年07月22日 23時02分34秒 | あれこれと
劇を観に行った帰り道。
高田馬場駅前で、数人の若い男女が、1冊の本を配布していた。
野次馬根性旺盛の私は、もちろん受け取る。

「平和を愛する世界人として 文鮮明自叙伝」
文庫本。
帯には「300万部突破 20の言語に翻訳された世界的なベストセラー!
新たに日本にまつわる歴史的秘話を収録」
とある。

まあ、無料でどんどん配っているのだから、300万部は当然か。

統一協会の宣伝本である。

この若い男女は、ためらいの表情はさらさらなく、確信に満ちた表情で配っている。

あれだけ世間を騒がせた統一協会について、もう世間の人たちの記憶が薄らいでいるのだなと、
残念に思う。

もう30年以上も前。私の友人も、この「似非キリスト教」に入信し、人格と人生とを変えて
しまった。
ほどなくして「壺を買って欲しい」「高麗人参は、なににでも効く薬だ」といって、私たちのもとに現れた
彼は、もう以前の明るく真面目な彼ではなかった。
ロボット。
感情のない、ひたすら使命を実践するだけのロボットだった。(彼を脱会させるのには、一年かかったが、この例は
まだ幸いに属するのだろう)

まだ生き延びていたのだ。

この本をぱらぱらめくった限りでは、まったくもって「教義」や「路線」を変えたようではないようだ。

人の記憶は、脆いものだと思う。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

燎原の火のように との願い 反原発集会

2012年07月16日 20時11分45秒 | あれこれと
 さて、踏ん張りどころだ。

 大飯原発が動き始めて、既成事実に負けない日本人となれるか。正念場を迎えた今、参加者が、この集会の盛り上がりを、口伝えにして、広げていこうではないか。一人が、別の一人に。そして、翌日またその二人が、別の二人に・・・

  17万
  17万+17万=34万
  その34万人が、一人ずつ伝えて、
  34万+34万  68万
  68万+68万
 136万+136万
 272万+272万
 544万+544万
1088万+1088万
2176万+2176万
4352万+4352万

1週間と少しあれば、日本の有権者全員に声が届く計算だ。

なんとも楽天的な算段なのだが、そのくらいの勢いがあってもいい。
それほど、緊急で、大事な問題なのだから。

今日、あいにく私は参加することができなかったが、これほどの人数が、メーデー以外で集まったのは、小選挙区制反対のとき以来(カクマンダー)かもしれない。

炎を絶やすことなく、それが燎原の火のように広がっていくことを。

 ※きよみちぉんから「参加しています。すごい人です。よかったらいらっしゃいませんか」という留守電が入っていた。
  確認するのが遅かった。連帯の電話を入れたのに。
 

「脱原発を求め、再稼働を進める政府に抗議する「さようなら原発10万人集会」が16日、東京都渋谷区の代々木公園で開かれ、主催者発表で17万人が集まった。東京電力福島第1原発事故後に行われた脱原発集会の中で最大規模とみられる。「同じ思いの人がこんなにいるなんて」「ぜひ、また来たい」。強い日差しが照りつけ、真夏日を記録する中、参加者らは声を上げ続ける決意を新たにした。

 集会では、ルポライターの鎌田慧さんが「大成功です」と興奮冷めやらぬ様子で語り、会場を沸かせた。今秋にも脱原発集会を企画するとし、「まだまだやりましょう」と呼び掛けた。

 政治への不信をあらわにしたのは経済評論家の内橋克人さん。「福島の悲劇から学ぼうとしない政治家を二度と国会に送ってはいけない」と声を張り上げた。

 作家の落合恵子さんは、民主党が国民の生活重視を訴えて政権を獲得したにもかかわらず「命より原発を選んだ」と痛烈に批判した。ノーベル文学賞作家の大江健三郎さん、音楽家の坂本龍一さんらも次々と脱原発への思いを訴えた。

 東京都板橋区の会社員で長崎市出身の池田剛さん(68)は「毎週、官邸前で行われるデモを見て来ようと思った。原発の存在そのものが問題だと思っている」と汗を拭いながら語った。

 初めて脱原発集会に参加したという人も。埼玉県川口市の会社員、江田昭敏さん(37)は「同じ気持ちの人がこんなにたくさんいると分かった」と顔をほころばせた。長男(9)と次男(2)を連れて来た東京都府中市の主婦、浅野敦子さん(43)は「野田首相にはがっかりしている。大勢の方がこの問題を考えていると分かり、また参加したい」と話した。」(時事通信)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ろくてんにいさん

2012年06月24日 07時39分13秒 | あれこれと
じゅってんにいいち
ろくてんにいさん
ごうてんいちごう

こんな言い方をする人は、私の職場にはだれ一人としていない。
もう、学生時代だけの「思い出」になりつつあることが、たまらなく寂しく辛い。

 「太平洋戦争末期の沖縄戦で県民の約4分の1が犠牲になったとされる沖縄県は23日、戦後67年目の「慰霊の日」を迎えた。最後の激戦地となった糸満市摩文仁の平和祈念公園では、県主催の沖縄全戦没者追悼式が開かれ、参列者約5500人が冥福を祈った。

 追悼式には初出席となる野田佳彦首相や衆参両院議長らが出席し、正午の時報を合図に黙とうをささげた。

 登壇した仲井真弘多知事は「悲惨な戦争の教訓を次の世代へ正しく伝え、恒久平和の実現を目指す」と宣言。米軍基地が多く残る県の現状を指摘し、日米両政府に対して基地負担の軽減や米軍普天間飛行場の県外移設などを求めた。

 沖縄県議会の高嶺善伸議長は式辞で、米軍の同飛行場への新型輸送機MV22オスプレイ配備計画に触れ、「安全性に疑問が持たれており、断じて許されるものではない」と訴えた。

 野田首相は「私たち日本人は美しい沖縄の大地に刻まれた悲惨な歴史を決して忘れてはならない」とあいさつ。基地問題については「負担の早期軽減に全力を尽くす」とした。」  [時事通信社]

野田首相は、沖縄もしかり、大飯原発もしかり、私たちの「いのち」については、なんの思慮もすることなく、目先の現実と利権とに与する判断を下した。

失望している場合ではない。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする