息苦しい世の中で 自由に語り合える空間を

自由でも民主でもない この日本を もっともっとよりよく変えていくことができるように たくさんの知恵を語りましょう。

伯母の説得に

2012年04月30日 21時06分10秒 | わたしごと
一人暮らしをしている伯母に、老人ホームに入るよう、説得するために、私の母と(伯母は母の姉)
栃木に行ってきました。
伯母は83歳。うちの母方の女性はとにかく長寿。
昨年亡くなった伯母(母の兄弟姉妹の長女)も97歳でした。

まだまだ元気は元気なのですが、足が昔から悪いことと、なにか障がいを持ってからですと、ホームに入れなくなる
かもしれないとの心配から、今のうちに手続きを済ませて、空きを待とうということなのです。

長寿ということは、生命力がある、ということは頑固だということなのでしょう。(飛躍しました)

これまでにも、何度も「わかった、行きましょう」「いや、まだまだ元気だから・・・」の繰り返し。
本人の同意が必要条件のホーム入所の手続きも、翻意のために、よくチャラになっています。

今回は、伯母もあきらめがついたのか、「わかった、お願いします」と素直。

私たち従姉妹同士は、みな小さいときに、長短はありますが、世話を受けています。
つまり「第二の母親」のような存在の伯母です。



午後、栃木市の郊外、山のほうにある「永野」というところにある、手打ち蕎麦屋にいきました。

「七合蕎麦」、そしてタラの芽、こしあぶら(メニューには「白木」)、せりの天ぷらも頼んで、季節を堪能
しました。

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報酬加算金?

2012年04月29日 07時30分06秒 | 奇妙な風景
報酬加算金は契約金ではない。

契約時に名目を変えて受け取るものならば、素人から見れば「契約金」と、なんら変わるものではない。
表の契約金、裏の報酬加算金、たんなる「契約金を低く見せるための隠れ蓑」としてしか思えないのだが。

「合意は単なる目安である」「報酬加算金であったので契約金はずっと低い」

合資をしたなら、それを守る努力をするのが、本来の球団の姿勢だろう。
「ブランコは、並んで、順番に乗りましょう」と約束しておいて、「絶対の約束じゃないから」と、わりこみを平気でやっている腕白坊主は、はたして守られる存在なのだろうか。

巨人の体質、などという決めつけはしたくないが、今回の朝日に対する執拗な抗議は、傲慢、詭弁以外のなにものでもない。

救済を求めている選手は、朝日の被害者というよりも、球団による被害者である。


「読売巨人軍の選手契約金に関する朝日新聞記事で、重大な名誉 毀損 ( きそん ) とプライバシー侵害を被ったとして、巨人軍と4選手は27日、朝日新聞社の「報道と人権委員会」に対し、同新聞紙上への訂正・謝罪記事掲載などの是正措置を同社に求めるよう、申し立てた。
 申立書では「不正確かつニュース本来の価値を誇張した扱いで、読者を誤導した。契約金額という高度にプライバシーにかかわる情報も明らかにされ、報道被害を受けた」と訴えている。
 朝日記事で報じられた6選手のうち申し立てたのは、他球団に移籍した2人を除く高橋由伸、阿部慎之助、内海哲也、野間口貴彦の各選手。
 申し立ての対象は、3月15、16日の各朝刊記事。1面と社会面のトップ、2面で、巨人軍は1997~2004年度に新人6選手と球界の申し合わせを超過する契約金(計36億円、超過額27億円)で契約を結んでいた、などと報じた。
 申立書では、記事は、契約金に関する誤った理解の下に、「申し合わせを逸脱する多額の契約金で選手は巨人軍を志望した」という内容を報じたものだと指摘。「契約金の最高標準額は上限ではない」とする01年の12球団合意に触れず、巨人軍が同年に「報酬加算金」制度という新たな契約の仕組みを設けたことで、選手の契約金額も大幅に下がったのに間違った額を前提に非難しており、「巨人軍や選手の社会的評価を低下させた」としている。
 同委員会は学識経験者ら社外の委員3人で構成。申し立てを正式に受理すれば審理し、必要に応じて同社に是正措置などを求める。
 読売巨人軍は「選手も球団もいわれのない中傷を受けるなど甚大な報道被害が続いている。公正な審理により、適切な是正措置がとられるものと確信している」とのコメントを出した。」(読売)

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PTAとはなんなのか 存在意義は? 学校をよりよく変える原動力に?

2012年04月28日 00時37分53秒 | 教育を考える
総会があり、それに出席してきました。

これまでの学校では体育館での開催でしたが、今度の学校では、教室よりやや大きめのホール。
つまり、あまり参加が見込まれない総会のようです。
そういえば、子供達が持ってきた「委任状」が、やけに多かった覚えあり。

さて、ふたを開けると案の定。保護者、いや母親が約50人。
なんのことはない、ほとんどがすべて新旧役員さんなのです。

①父親不在のPTA。こんなに偏りのある集団・組織が健全な活動をすることができるのか。
②役員以外、出席ほぼ0の総会。なにも関心を持たれることのない総会。総会こそ、年間活動の大枠を決める
 大会ではないのか。

ここまでで、ふたつの疑問。

さて、総会が始まりました。
議長団選出。もちろん、立候補者などあるはずもなく、あらかじめ決められた二人が本部の推薦を受け、シャンシャンと
決まります。

昨年度の活動報告。本年度の活動方針。
台本を読んでいるのでしょう、朗読を聞いているような報告があり、その後、質疑応答。
だれも挙手することなく、拍手により採択。

おそろしく早く進み、終わる気配。

昨年度の会計報告、監査報告。今年度の予算案。
そして、質疑応答。

思わず挙手。みなさん、驚きの表情。緊張する本部役員さん。同様の管理職。

「あ、困らせるような質問ではありませんから・・・」と、私も気を遣います。

「繰越金についての要望です。毎年、年会費の30-40%の繰越金が出ていて、しかも年々数万円ずつ増えていっています。
余裕を持って収入を作っておくということもわからないわけではありませんが、その年に集めたお金は、できるだけその年度に
クリアすることが理想です。今年度はしかたないにせよ、次年度からは、会費を下げるとか、余りを還元するとか、なんとか工夫できるように検討していただきたいと思います。」

こんなPTA総会が当たり前だと、若手に刷り込みをさせたくないとの思いから、あえての発言でした。

③なにも、問題意識のわかない総会。したがって終わることだけが目的となっている総会。発言は皆無。

これで。PTAは発展するのだろうか。

うちの学校は、入学=入会の、入会強制の組織です。入る、入らないの選択肢のない学校です。

しかも、役員経験、本部経験、◎◎長経験にポイントがつき、それに応じて次の役員選出を回避できるしくみとなっています。
ですから、
「ここで、広報をやれば、あとは逃れられる」「大変な6年ではなく、3,4年のときにやったほうが、仕事量を減らせる」
など、お母さんたちは、えらく計算高くなっています。

④保護者の自由意思はなく、即入会となってしまう。

⑤ポイント制による役員選出。計算高くなる親。

「そつなく、昨年度の活動を繰り返し模写して、1年を過ごす」

つまり冒険しません。だれも言えません。

つづく







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せつなく そして希望を与える劇です

2012年04月27日 23時40分56秒 | 素人の劇評
「ちゃきん」劇団俳協創立30周年記念公演Vol.4
4/27 19:00の部 下落合 TACCS1179(俳協ホール)

【序章】
下落合の駅の周辺には、食べ物屋がほとんどありません。ぎりぎりまで仕事をこなして、
なんとか「食事」も可能な30分前に下落合の駅についてみると・・・
駅前には、喫茶店とラーメン屋がある程度。少し周辺を歩いたのですが、ぽつんぽつんと、
パスタ屋さん、総菜やさんがある程度。やむなく、「活きの良さそう」なラーメン屋にはいりました。
ここは、野菜入りのつけ麺が目玉のようです。小雨がぱらついて、肌寒かったため、「中華そば」を
注文。あっさり、こってり、背脂つきと、三種あるとのことで、「背脂」に決める。
自動券売機があるので、500円硬貨を投入すると・・・ん? なにか変だ。
100円硬貨、おっとっと、なにか手に感じる。
手がしびれるのだ。
きっと漏電しているんだ。券の取り出しでは、私はボールペンで掻き出してチケットを出す。

ご主人は何も言わない。
券をカウンターに置き、主人に、「この券売機、電気が漏れていると思いますよ」と言うと、
「あ、やっぱり・・・そうなんですよ。よく言われます。」
と・・・え? なんで分かっているのに直さないの?
「人によって感じるみたいなんです。でも、死ぬようなことはないと・・・」
かなりの楽天家なのだろう。
ラーメンは、堅い醤油味の所謂「中華そば」という感じ。まあまあの味でした。

そのしびれる手と足で、会場に。

【ちゃきん】
 重松清の「カシオペアの丘で」を思い出しながら、観ていました。
 最初のうちは、時間を飛ばす劇の展開に、なんとなくぎくしゃくさを感じていたのですが、
時間の経過とともに、それを感じることはなくなりました。

 人間とはなんと哀しく、せつなく、しかし愛らしいものなのだろう。

 高校時代の四人の仲間が、それぞれ、どうつながり、どういった別れを迎えるか、これは、
私の体験と重ねて見せていただきました。(私は大学時代の仲間ですが)

 俳協の劇は何回か見ていますが、だいたいハズレを引いたことがありません。
 自分たちの劇場を持ち、若い俳優から年配の俳優まで、「縦の集団」ができていること、
おそらくは「演出部」がしっかりと機能しているからだと思います。

 胸が締め付けられ、涙腺が緩んでしまいそうになりました。
 心を揺さぶる劇を、ありがとうございました。

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無罪と無実

2012年04月26日 21時05分27秒 | 奇妙な風景
小沢氏は無罪。
これは、政治や司法の素人である私にも予想できた判決である。
つまり、立証しきれない公判であった、証拠不十分なのであるから。

法的には、その点では、なんら問題がない。

しかし、彼が、「力強く握手をして「よかった」と満面の笑みを見せた」とのことであるが、この「よかった」は、なんとかごまかしきれてよかった、よかった・・・そんな意味のようでしか受け取ることはできない。

要するに「無罪」なのであり、けっして「無実」だったというわけではない。

彼の地元での傍若無人ぶり、秘書に対しての、事細かな統制ぶりから考えると、状況は、限りなく真っ黒に近い「黒」なのであるから。

法廷では、なんら咎めをうけないとしても、虚偽の記載をしたり、秘書にそれを(たとえ知らないと言うにしても)暗黙にやらせていたことは、社会人として、一政治家として、責任がないとは言わせない。

このまま、「私の潔白が証明された」などとほざかれるなら、世も末。国民も見くびられたものだと落胆してしまう。


「民主党・小沢一郎元代表が政治資金規正法違反の罪に問われた裁判で、東京地裁は26日、小沢元代表に無罪を言い渡した。元秘書が作成した収支報告書の記載はウソとし、小沢氏に元秘書が報告して了承を受けたことは認定したが、共謀は認められないとした。
 小沢氏は、資金管理団体「陸山会」の土地取引をめぐり、元秘書と共謀して、収支報告書にウソの記載をしたとして起訴されていた。
 判決で東京地裁はまず、元秘書が作成した収支報告書の記載について、ウソの記載にあたると認定した。次に「小沢氏の政治的立場や金額の大きい経済的利害に関わる事柄について、元秘書が自ら判断できるはずはない」として、小沢氏が報告を受け、了承していたと認定した。しかし、「収支報告書にウソの記載をするという認識が小沢氏にあったことは十分立証されておらず、共謀は認められない」として、無罪を言い渡した。
 小沢氏に近い議員によると、小沢氏は判決の後、力強く握手をして「よかった」と満面の笑みを見せたという。また、小沢氏の弁護団は「責任の重い裁判で無罪を獲得できて、安堵(あんど)している」と話した。
 一方、検察官役の指定弁護士は「控訴するかどうか、これから検討する」と話している。」(日本テレビニュースより)

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「おじさん」のおしゃべりから

2012年04月22日 13時39分19秒 | 教育を考える
「小泉さんのときは良かったよなあ」
「あのときは、国会中継を楽しんでみていましたしねえ」
「あのキャラは、まさに国のトップ向けでしたよねえ」
「とにかく、リーダーシップがあった」
「そうそう、こうだと思ったことは、じゃまがあってもやりきってました」
「尖閣諸島も、石原さんは、勇気があるなと・・・」
「はいはい、だれも思いつかないことでしょ。あれはヒットです」
「石原知事も、勇気がありますなあ」
「なかなか、あんなこと、言えるものではありませんよ」
「日本は、他の国にいい顔をしすぎますもの」
「そう、一発どーんと、日本の覚悟をしめせばいい」
「北朝鮮なんて、に.2,3発原爆でも落としたら、それでおしまい!」
「ははは、簡単ですよねえ」
「日本は、やさしすぎなんですよ。それでがんじがらめになっちゃう」
「すかっと、一発!」
「リポビタンD!!」

帰りの電車で、ほろ酔い気味の、そして私と同じくらいの年配男性二人が話していました。

政治談義など、日本人の日常にはないですので、ちょっと耳を傾けると、上のような会話をしていました。

これが日本人の政治感覚の典型なのだと思います。

①とにかくリーダーシップ(私流に言えば、専制ですが)がある。
②「勇断」の中身は、考えない。
③「白黒二分法」を突き詰められると、途端に弱腰になる。

自分の生活と、政治の動きとが、どこでどう繋がっているかの認識が、かなり希薄なのでしょう。

学校教育も一役かっています。
政治的無関心の教師。その先生に教えられる生徒の増殖。
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橋下氏トップ 世も末だ

2012年04月18日 23時24分16秒 | 奇妙な風景
 この国の若者は、なんと軽薄なのだろう。
 この「理想の上司ランキング」に連なる面々を見ると、一目瞭然。単なる「強い(中身は全く問わず)イメージ」「テレビに出ている頻度(つまり、ただ「よく知っている」)」程度の投票なのだ。

 卒業したら、大阪市の職員にでもなってみるといい。
 あなたの希望や意向なんぞは、全く考慮されることなく、ただ、ただ、「命令」あるのみ。
 君たちは、単なるロボットなのだ。


「産業能率大が18日発表した2012年春入社の新入社員が選ぶ「理想の上司」調査結果によると、男性の上司で最も人気が高かったのは橋下徹・大阪市長だった。
 昨年の29位から急上昇し、男性の政治家として初めて1位となった。
 女性の上司で1位は女優の天海祐希さんで、3年連続。理想とする理由は、2人とも「リーダーシップがありそう」が大半を占めた。
 昨夏のサッカー女子ワールドカップドイツ大会で優勝した日本代表チーム(なでしこジャパン)からは沢穂希選手が女性の3位、佐々木則夫監督が男性で6位に入った。
 調査は今年3~4月、同大学が委託された社員研修を受けた新入社員150社550人を対象に行い、466人が回答した。」
                                         (読売)

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再稼働は犯罪もの

2012年04月15日 21時49分46秒 | 奇妙な風景
原発再稼働要請。

読売は、
「知事は、枝野氏が原発を重要な電源として活用すると述べた点を評価し、「原発が必要不可欠であることについて、政府はぶれることのないメッセージを出してほしい」と要請した。
 立地自治体に協力を求める以上、野田政権は菅前首相らの唱えた、展望なき「脱原発」からの決別を明確にするべきである。
 一方で知事は、原発を受け入れてきた地元の努力や貢献が「電力を消費する地域に必ずしも理解されていない」と、強い不満を示した。その後の記者会見では、再稼働の是非は「最終的には立地県が判断すべきだ」とも述べた。
 滋賀、京都の両知事や、電力の大量消費地である大阪市の橋下徹市長が、政府の再稼働判断は拙速だと批判しているためだろう。
 枝野氏が「日本全国が地元」と発言したことへの反発もある
 もちろん、周辺の自治体から理解を得ることは重要だが、政府は立地自治体の意向を最大限に尊重する必要がある。
 定期検査で止めた原発を再稼働しなければ、5月上旬に全原発54基が停止する。特に大飯原発のある関電管内では今夏、最大約20%の電力不足が予想される。
 枝野氏は13日の記者会見で、再稼働の必要性に関連し、「停電や電力不足は病気の人や高齢者など社会的弱者に大きなしわ寄せを与える」などと指摘した。
 節電などで何とかなるとの楽観論にくみして、電力危機を招くことは「到底許されない」とも強調した。妥当な認識だ。
 原発を火力で代替すると、今年度の燃料コストは全国で3・1兆円も増える。枝野氏が「関電管内も遠からず、電力料金の値上げをお願いせざるを得ない」と言うのも、決して大げさではない。
 産業空洞化などで日本経済に打撃を与えぬよう、経済性への配慮を欠いてはなるまい。」

としているが、結局は「電気が足りなくなるのは困る」式の「再稼働推進」論なのだろう。

問題は、処理できない毒物を、次の世代に押しつけることはどうなのかということ。
根本的な点をあいまいにして、一番考えるべきことを後回しにしているだけだ。


政治は、そして大手マスコミは、何も解決してはくれない。

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みんな生きている

2012年04月14日 13時25分31秒 | わたしごと
教え子から、
「先生、好きな人ができました!」
というメールが届きました。

彼女は、脳に障害があり、小学生時代には、ときおり、
「せんせい、しびれてる」「手がふるえそう」
と言っては、教室の隅で休んでいる子でした。

卒業してから、もう十年以上となります。
彼女は、障がいを持つ人たちが集まって、様々な製品を製作する「作業所」と呼ばれる
ところで、職員として働いています。
ときどき、通勤の帰りでばったり会うこともあって、「じゃ、コーヒーでも飲もうか」と、二人して
駅前のドトールに立ち寄ります。

彼女は、ずっと「恋愛なんて」諦めていたのですが。
一歩前進です。

年下の彼とのこと。
「大切に、そして、ゆっくり育てていきなよ」と返信。

彼女からは、すぐさま、
「ハーイ! 今度くわしく書きま~す!!(笑っている顔文字)」が
帰ってきました。
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白石一文「幻影の星」

2012年04月14日 12時33分08秒 | こんな本を読みました
未来を予言する「モノ」(ここで明かすと白けてしまうでしょう)を手にした主人公が、現代の「生」と「死」に向き合い、考えながら、人との関わりを豊かにしていく。
こんな一文では、なんとも味気ないのでしょうが、彼の作品の「誠実さ」は、普段私の考えていることと繋がっているところもあって、いつも一気に読了してしまう。

人とのつながり(一方の「別れ」も含めて)の儚さ、重さ、哀しさ、豊かさを、彼は毎回、異なった舞台、人物で提供してくれる。それは、宮本輝の作品と共通しているし、またその世界に徐々に近づいているような気もする。(深み、という点ではまだまだ彼には及ばないと思えるが)

彼の作品が、これからどのように骨太になり、成長していくか、楽しみにしている私である。

彼の作品で(今回も変わっていなかったが)ひとつ、まだ気になる点は、「性」の描き方である。このテーマは「生身」の私たちにとっては、避けては通れない非常に重要なテーマであり、あえて逃げようとはしない彼には、それなりの期待感はあるのだが。
今回も、登場する女性の「性」について、どうも奇をてらっているように思える。二つの「尋常ではない」(これは語弊があるかもしれない。どんなセックスが正常であり異常であるかは、個々に委ねられているのだから。むしろ「稀少と思われる」としたほうがいいのかもしれない)セックスが描かれているが、それは必然とは思えない。
それほど無理に設定しているようには思えない描き方なのだが。そして作品にアクセントをつけて、「面白く」するという効果もあるのだろうが。


彼の変化を、いつも楽しみにしては一喜一憂している。
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赤川次郎もやるじゃない

2012年04月13日 22時13分20秒 | 教育を考える
的を得た赤川氏の投稿。
昔から彼は「革新的」な発言をしてきてはいるが、久しぶりに彼の文章を読み、その健全さに触れた。


「<朝日新聞「声」欄 4月12日>「橋本氏、価値観押しつけるな」 作家 赤川次郎(東京都港区 64)  大阪の橋下徹市長は大阪府立和泉高校の管理職をなぜ処分しないのだろう?教師の口元チェックをしながら、姿勢正しく心をこめて「君が代」を歌えたはずがないのだから。 それにしても生徒のためのものであるはずの卒業式で、管理職が教師の口元を監視する。何と醜悪な光景だろう!橋下氏は独裁も必要と言っているそうだが、なるほど「密告の奨励」は独裁政治につきものである。 府知事時代、橋下氏は初めて文楽を見て、こんなもの二度と見ないと言い放ち、補助金を削減した。曰く「落語は補助金なしでやっている」。舞台に座布団一枚あればいい落語と、装置をくみ、大勢の熟練の技を必要とする文楽を一緒くたにする非常識。客の数だけ比べるのはベートーヴェンとAKBを同列にするのと同じだ。 文楽は大阪が世界に誇る日本の文化である。理解力不足を棚に上げ、自分の価値観を押し付けるのは、「力強い指導力」などとは全く別物である。 過去に学ぶ謙虚さを持ち合わせない人間に未来をタクするのは、地図もガイドもなく初めての山に登るのと同じ。一つ違うのは、遭難するとき、他のすべての人々を道連れにするということである。」
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1週間のご無沙汰のあとで

2012年04月13日 21時09分39秒 | わたしごと
やはり更新していないと、アクセスも漸減、なんとも寂しいかぎりです。

この1週間。新しい学年の準備と、始まった後の忙殺とで、自分のブログを開くことすらできませんでした。

しかし、この間にも世間は動いています。たまったニュースを少しばかり振り返ってみることにします。順不同、しかも思いつくままに。

①石原新党、白紙に。熱しやすく、冷めやすい日本人の「特性」を見事に読んだ術策だ。今。旗揚げしてはまずい、選挙が射程圏内に入ったら・・・との考えだろう。先延ばしの作戦は功を奏するか。時間を延ばした石原氏の、「残された時間」は計算できているのかが、一番の心配。

②袴田事件、血痕DNA一致せず。まだ弁護側の鑑定であるから予断は許さないが、縦社会の徹底した警察、検察の世界では、保身やメンツ優先であるからして、まだまだ、こんな冤罪はなくなることはないだろう。

③昨日、今日と、たてつづけに震度4の地震が、茨城、福島で発生している。もう4では驚くことのない私たちが怖い。

④北朝鮮のロケット打ち上げ計画。弱小国の「意地」は理解できるが、これが良い作戦だとは思えない。
 うごめいている「アンチ北朝鮮」「アンチ左翼」が、またぞろ元気になってきた。中身のない、ただ声高だけでも、日本国民に は「本当かも」と、格好のカモにされる。

⑤新潟県三条市は今年度の職員採用試験から、地方自治法や公務員法などの行政知識を問う教養試験を廃止し、一般教養を問う基礎能力試験と適性検査を実施すると発表。同市は求める人物像として「素直な肉食系」を掲げ・・・
そんな感覚的な人物像で、どんな人間が採用され、また仕事をしていくのであろうか。基準はどうするのか。
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人の数だけの感銘の視点

2012年04月08日 22時37分42秒 | 素人の劇評
「太陽と灰二」 9-States
4/8 14:00の部 下北沢 OFF OFFシアター
 
「9-Statesスペシャル第3弾は中村太陽と林灰二。
二人の作品の二本立て公演。
下手くそな生き方を選んだ人は、反省したフリがとても上手く、
「サヨナラ」に変わる言葉をずっと探している。
当たり前に、当たり前の日常を過ごして、
当たり前の意味を忘れてしまいそうな僕達は、
今、どんな言葉に耳を傾けるべきなのだろう。」という宣伝文句。

そして私の感想。

「灰二」さんの方を見せていただきました。素敵な劇でした。それは、ただ良かったという凡庸な感想ではなく、これを観た人、それぞれが、自分のこれまでの生き様を思い出し、関連を見つけ・・・と、異なった思いを持つ劇、という意味で。 テーマがはっきりとしていて、観客の全てが、それに従った感想を持つ劇も、もちろんいいのですが、今回の劇はそうではありません。 たくさんの伏線を孕ませて、個々それぞれのテーマを持って観劇する。 私には、それが成功していると思いました。(失敗して、テーマをつかみそこなうものも多々あります) 参考までに、私のテーマは「人と人との関わりは、本当にあり得るのか」ということでした。その時期その時期に、関わりの深い人がありながら、職場や環境が変わってしまうと、私は急激に「関わり」に興味をなくしてしまうのです。関係を絶つというのではなく、「そのうち必要な時に会えば、話せばいいや」ということですが。 この劇では、当然のことながら解答はありません。灰二さんの思惑とは異なるのかもしれませんが、私はずっと「漫画家」さんを心の中で追いかけていました。灰二さんは、どのような意図で彼女を登場させたのかなと、ずっとずっと考えていました。 場面ごとに、「お前、しっかり考えてみろや」と、突き詰められているような二時間でした。 たぶん、これは一人歩きする劇なんですね。
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くだらぬ偶像崇拝

2012年04月08日 08時22分45秒 | 教育を考える
冗談だよね、と思うことが「真顔」で進められていく寒々しい光景。

直立した姿勢で、大きな口を開き、堂々と「君が代」を歌ったとしても、その人の心の中は見ることは出来ないのだよ、そして歌ったかと言って、その人が、立派な「愛国心」を育み、「日本のためなら、命も惜しくない」といった愛国者となるとは、限らないのだよ。

本当に「愛国心」を育てるなら、こんなくだらぬ偶像崇拝をするのではなく、愛されるにふさわしい日本にしていくことにこそ、力を注ぐべきだろう。もちろん、過去の日本が行った「負の遺産」も率直に認め、それを繰り返さないことを国民レベルで論議・確認することも大事だろう。


「「口元」のチェックの次は、斉唱時の「姿勢」の問題です。
3月24日、大阪市内で行われた「維新政治塾」の開講式。受講生たちに「君が代」を斉唱させた後、橋下氏はこう語りました。
「手を前に組んでいた人。どれくらいいたでしょうか。これはダメです」
「維新」内部の問題ではありません。橋下氏はこう続けました。
「条例が成立した後、府立高校に(テレビ)カメラが入って撮影していた。先生たちはみんな手を前に組んで休めの姿勢で歌っていた。なかには花粉症なのかマスクをしたまま斉唱していた。これは違います」
橋下氏は4月2日の市の新規採用の職員の発令式でも初めて「君が代」の斉唱を求めました。そして「みなさんは国民に命令をする立場。だからしっかりルールを守らないと命令なんか誰も聞いてくれない」と憲法の「全体の奉仕者」を逆転させた暴言をはいた上で、「『君が代』斉唱のときは、手は横、気を付け」と注意しました。」(赤旗記事より抜粋)
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個々の演技力 バランスの良さ

2012年04月07日 19時25分18秒 | 素人の劇評
『いつになっても』企画、制作 UMBRELLA
4月7日 15時の部 三鷹 武蔵野芸能劇場

それぞれ性格の違う五人兄弟姉妹の織り成す、心が洗われれる劇を魅せていただいた。
まず、八人の役者が適材適所。脚本は優れているが、いざそれを芝居にしてみると、期待外れに終わってしまうということが、よくある演劇界。今回は、脚本、そして役者の配置が、うまく合致して、安心して最後まで、その世界に浸ることができた。

兄弟姉妹、親子といった関係の劇には、めっぽう弱い私だからかもしれないが、何度も目の前が曇ってしまった。

気負うこともなく、絶叫で進めることもなく、ごく自然な演技が、小振りの三鷹芸能劇場には、よく似合っている。

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