ハンセン病資料館へ

久しぶりに訪れた資料館。
どこかの市の若い教員が、団体で見学をしている。たぶん研修のひとつなのだろう。
彼ら彼女らはたくましい。
見学をしながら、一応小さな声で、しかし天真爛漫に、高畑某は芸能界に復帰できるか、親子関係はやはり薄かったのかな、SMAPの解散は時間の問題だと思っていたとか、話題に事欠かない。
もちろん、全員がそうだと言うわけではないのだが。
教員は、楽天的なことに越したことはないが、のうてんきとは意味合いが違う。
治療だ、社会の混乱を防ぐと言いながら、隔離、排除を繰り返してきた、統治する側の手口を、少しでも学んでほしいのだが。
教育界もしかり。
あなた方も、従順な現業労働者として飼い馴らされているのだよ。
と、声をかけてあげたかった。

私の血肉となった恩人 むのたけじさん

「たいまつ」は、私が迷ったとき、なまけ癖を意識したとき、日和見の兆候が現れたとき、必ず立ち返って、何度も何度も繰り返して読み続けてきた貴重な愛読書だ。
ありがとう、むのさん。
その遺志は、死なせはしない。

核先制不使用反対？

けんかはするもんじゃないぜ
でもなあ、お前がやるそぶりを見せたら、俺は先に1発かましてやるからな。よく覚えておけよ。
あべくん、これじゃあ、友達ができないよ。

敬意の念 報道されないのは？

日本の選手のインタビューは、悔しい、嬉しい、周りの人たちへの感謝、次期オリンピックへの抱負といった内容が、そのほとんどであった。
インタビューをする側にも原因はあるのだろうが、相手選手への敬意の言葉はほとんど私の耳には入ってこなかった。
ただ放映されていないなら幸いだが。
内村選手と最後まで総合優勝を争った彼も、吉田選手を破った彼女も、相手に対する尊敬の言葉を残している。もちろん、それだけがメインのコメントではないだろう。
しかし、私も努力した、そして相手もやはり努力したにちがいないのだ、だから勝利の女神はどちらかに微笑んだが、私と同等に相手も讃えたい。
そんな思いが随所に伝わってくる。
一方は、連覇だの日本の名誉だの、内に向かってのものが大半を占め、愛国心は否定はしないまでも、国際人としての視点が、かなり貧弱だと感じた。
国と国との競い合いという面はあるにせよ、オリンピックの本来の精神が欠けている感想を抱いた。
他国のアスリートの活躍に、美技に拍手を送る、敗者に心を傾ける。そんな報道も、意識的に追求してほしかった。
視聴率、スポンサー、視聴者の問題もあるのだろうが。

大逆転

今年の流行語大賞は、これで決まりかな。
政界もこうであってほしいものだ。

SMAP テレサ-テン キャンディーズ 長嶋

SMAPには関心がないと書いたが、あくまで個人的な好み。私もテレサ-テンの追っかけをしていたし、長嶋の引退試合、キャンディーズのさよならコンサートに行き、涙を流した経験もある。
SMAPについては、キムタクと他のメンバーとの確執、手放したくない事務所との関係など、私たちには分からない裏があるのだろう。
それには私ごときも関心はあるので、今後の成り行きを見ていきたい。

哲学なき安倍総理

やはり謝罪や反省からは、一番遠くにいる彼らしい式辞だった。
平和をアメリカに委ねること、しかしながら愛国者を自称すること。
そもそも矛盾した考えの上に、さまざまな言動がなされるのだから、ひどい詭弁の繰り返しになるのは自明の理。
なぜ右翼は黙っているのか。

SMAP解散 ごめんなさい 特には---

速報で流れたり、ニュース番組では、リオと同じくらいの優先順位で報道されていた。が、申し訳ないが、私には何の感慨もない。
芸能界の裏事情はわからないが、基本的には職業選択の自由が当てはまるだろうし、独立して、今の経営者から離れるのも、彼らの意思に委ねていいのだと思う。
ニュースで言われたように、解散後も同じ事務所に所属するなら、仲間割れか。またはやりたいことの違いが、それぞれ顕著になってきたのか。
とにかく、解散は次の前進の契機となることを祈りたい。

コメダ珈琲店の怪

愛知の母のとこに行った際に、コメダ珈琲に行った。アイスコーヒー、400円なり。
ん？ 東京のコメダでは、たしか420円だったはず。
記憶違いか？
いやいやそうじゃない。
地元優待か。
東京の物価が高いことに合わせてか？
原料の搬送代からか？
誰か知っている方、いませんか？

なぜ実名がないのか？

相模原事件の被害を受けた方の名前が報道されないのは何故か？
しょうがいを持った方への偏見、差別が理由なのだろうか？
遺族の方の希望からか？
このふたつは重なってはいるが、それらのひとつ、または両方なのか？

プール様 入ってもよろしいですか？

通りかかった、ある小学校のプールの入り口の看板。
「プールに許可なく入ることは固く禁止します」
プールに向かって頼めばいいのだ。
なんと寛大な学校(笑)

好ましい柔道の銅メダルラッシュ

全階級金メダルの目標はいいが、今朝まで金メダル一個、あとはすべて銅メダルとは、なかなかいいんじゃないかなと思う。
それだけ日本発祥の柔道が世界中に普及してきたと言えるのだから。今回、メダルを獲得した国は、またそれで競技人口も、指導者も増えることだろう。
まだ他の国の選手を見ていると、体力、腕力で勝ち進むことが少なくない。
今朝見た大野選手は、多彩な技を繰り出して、おそらく見ていた人たちに、「柔道はなんて楽しく奥深いのだ」として魅了したのではないか。
悲観することはない。
メダルが世界に散らばることは、好ましいことだ。

※柔道界につきまとう、国威高揚の作法にはついていけないにせよ。

広島 リオ 妹 そして私の誕生日

思考がからみあう複雑な、この数日間。
５日の誕生日、６日のヒロシマ、７日の妹の誕生日、今年はさらにリオオリンピックの開会式も重なってきた。
もうたくさんの誕生日を経てきて、「めでたい」といった感慨はないが、生きていることへの「あせり」は毎度のこと。
金儲けに堕落しているオリンピックが、少しでも国際交流と平和へのきっかけとなるように。
更年期症の妹が早く元気になれるように。
ヒロシマを訪れている息子夫婦が、ちょっと賢くなって帰ってくるように。

下半身ネタは効果的 しかしえげつない

最近の週刊誌の下半身ネタは、選挙結果も左右するくらいの効果を見せつけられている。
橋下チルドレンの女性議員しかり、京都の坊っちゃん議員しかり、先の鳥越氏の件もしかり。
ゆうこりんの旦那、ベッキー、きりがないくらい思い出すことができる。
週刊誌は、そのたびに販売数を増やしているのだろう。つまり、それだけ「禁断の話題」に飢えている人がたくさんいると言うことなのか。

長く生きていれば、誰しも生身の人間だ。過ちやトラブルは、みなひとつやふたつは持っているものだろう。
それがいいとか、許されるものだとは思わないが、だからといって、とりあげた人そのものを否定されるかのような風潮に恐怖を感じる。
私も国会議員にはなれそうもない(笑)

広島 流川 「緑」 きよこさん

広島、流川の隅っこに、小さな赤提灯の飲み屋がありました。
ひなびたソープランド街を通り抜けて、本当にひっそりと開いている小さな店、「緑」です。
もう３０年近くも前になります。
広島を訪れたときに、ぶらっと入った店。
こじんまりとしていて、おばあさん１人でやっているような店。ちょうどぴったりの印象だったからです。
隣がキャッチバー、前が貸本屋とお好み焼き屋を合わせたような店。

店は六畳あるかないか。カウンターだけ。７，８人で満席。
おかみさんは７０ほどの色白美人（元かな）
よく笑い、よくしゃべり、よく詩吟を吟じてくれた。
初回に、私が看板までいると、気持ちよく酔った「清子さん」は、立つことができなくて、背負って２階の自宅に連れて行き、寝かしてあげました。
下に降りて、食器を洗い、シャッターを下ろしてホテルへ。
翌日の夕方に店を訪れると、酔って介抱されたことを、いたく恐縮していて、「来たらごちそうしようと、福屋に行って買い物をしてきた」と、このわた（初めて食べた）、鱧を振る舞ってくれました。

もともとは四国の出身。京都で働いていて、呉服問屋のお妾さんとしてしばらくは過ごしていたようです。
旦那が亡くなって、広島に。そして被爆。
「遠くにいたのでたいしたことがなかったのよ」と、被爆者手帳を持ってはいても、幸いに使うことはなかったらしい。
貴金属と宝石が好きで、よく買い物をしているらしく、私にもその数々を見せてくれる。

その年から、毎年広島に行くたびに、「緑」に寄りました。
１年でたった２日か３日だけですが、夏になると毎回、６日前後に訪れた店でした。
「もう来る頃だと思っていたのよ」と、いつも「鱧」「このわた」による歓迎をされます。
３年目に、店の時計が壊れてしまっていたので、新しい柱時計をプレゼントしました。

あいかわらず店じまいには、酔いつぶれてしまう清子さんですが、「ふつうに結婚していたら、あなたくらいの息子がいてもおかしくないわよね。
生まれ変わったら、あなた、子どもになってで来なさいよ」と言っていたものでした。

６年目の夏。
東京土産を片手に、「緑」を訪れると。
そこは駐車場と変わっていました。
前の店で聞くと、「去年の暮れに亡くなってねえ」とのこと。
親類の方が四国からやってきて、一切合切、店のものは処分したとのこと。
きっとあの時計も・・・
去年の夏、どんな会話をして、どんな別れ方をしたのだろう。
もっともっと、清子さんの生き様を知りたかった。語ってほしかった。
「また来年ね」
そんな言葉は、あてにはできない。

名古屋の母と別れたときに、このことを思い出すべきだった。
母も清子さんと、同じくらいの歳になってきている。