息苦しい世の中で 自由に語り合える空間を

自由でも民主でもない この日本を もっともっとよりよく変えていくことができるように たくさんの知恵を語りましょう。

かけあいのテンポの良さ

2015年02月21日 22時54分23秒 | 素人の劇評
2/21(土)14:00
パセリス第十四回公演 「そういう目で見ないで」
阿佐ヶ谷 シアターシャイン
田中さんと

「死ぬまでにしておきたいこと」以来の「パセリス」さんの観劇です。 今回は、いくつかの劇団の競作?とあって、単純に比較できませんが、今回は、演技というよりも、せりふに重点が置かれているようで、そのテンポの良さ、論理のおもしろさなど、楽しく「聞かせて」もらった感があります。 役者さんも、ほんど噛むことなく、練習してきたなと感じさせる好演をしていたと思いました。 今日は、三作を観劇したのですが、ひとつめはちょっと奇をてらいすぎたかなと。私は最後の「循環」を楽しみました。
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自民党の中に勇気ある正義派はいないのか

2015年02月16日 12時09分30秒 | わたしごと
 勇気づけられる発言だ。
 残念なことは、肩書きに「元」のつく自民党員だということだ。
 今、自民党内の「反対派」「慎重派」「リベラル」はどうしているのか。
 もし風見鶏のように「風向き」をうかがっているのなら、今こそ声をあげるときなのではないか。
 戦争の芽を摘む、国運の危機は、まだまだ先のことだと考えているのか。
 いやいや、声をあげないのは「保身」以外なにものでもないのだろう。
 腰砕けの議員が、「この国を命がけで守ろうではないか」、そんな発言をする。まったくの茶番ではないか。


「野中広務・元自民党幹事長は15日放送のTBS番組「時事放談」に出演し、安倍晋三首相の政治姿勢を厳しく批判しました。
 首相の施政方針演説について野中氏は、「私が中学生のころ、昭和16年に東条英機首相が大政翼賛会の国会演説のラジオ放送を耳にしたときの感じと変わらない」、「重要な部分に触れないで、非常に勇ましい感じで発言された」と述べました。
 沖縄県・辺野古への米軍新基地建設を民意に背いて強行する姿勢については、「沖縄を差別しないために政治生命を懸けてきた一人として、絶対に許すことができない」と強調。「私にとっては、本当に悔しい。死んでも死にきれない」と述べ、「県民の痛みが分からない政治だと思い、強く憤慨している」と批判しました。
 野中氏は、ODA(政府開発援助)に関する新たな「大綱」について、「非軍事的援助といいながらも、それが先方で軍事的に使われていても何も言えない」「これからの平和につながっていかない」と指摘しました。
 また、来年度予算案について「防衛費だけが増えていく、そういう国づくりが本当にいいのか」と疑問を投げかけ、「一番大切な中国の問題、韓国の問題を正面から捉えようという意欲がないのではないか」と指摘しました。
 最後に、「私は戦争を経験した生き残りの一人だ」と述べ、「どうか現役の政治家に“戦争は愚かなものだ”“絶対やってはならない”ということを分かってほしい」と訴えました。」(あかはた)
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建国記念の日は私にとっては「祝日」ではない

2015年02月11日 08時44分15秒 | 教育を考える
「建国記念の日(けんこくきねんのひ)は、日本の国民の祝日の一つ。2月11日。 神武天皇(その即位日だけでなく実在さえ現在の歴史学では、史実であるとは考えられていない)が即位した日を日本の建国された日として祝うこと(紀元節〔きげんせつ〕)は、戦後占領軍(GHQ)の意向で祝日から削除された。 しかしその後、紀元節を復活させようという動きが高まり、反対する動きを抑え建国を記念するための祝日を設けることになった。 その際「紀元節」から「建国記念の日」に改正され、1966年に国民の祝日に認められて、翌年から適用された。」(Wikipedia)

 休みの日というのは魅力的だが、平等という観点からして納得できない存在しての天皇の、しかも学問的にはなんの根拠もない「建国の日」を祝うほど、私はおひとよしでも愛国者でもない。
 前にも書いたが、天皇がらみの祝日には、自分に「仕事」を課している。
 
 日の丸、君が代のなしくずし的な許容の風潮もそうだが、戦争につながるだろうと思われる「芽」を感じたときには、それを丁重に固持する。そのくらいの矜持を持っていたい。
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災いは・・・

2015年02月11日 00時23分18秒 | 奇妙な風景
避難訓練で、校長がこんな話をした。

「<災いは忘れた頃にやってくる>という言葉がありますが、みなさんはこれをしっかりと覚えて、忘れることのないようにしましょう」

このパラドックスを聞いていて、思わずニヤッとしてしまった。

 災いを忘れなければ、災いは来ない。つまり、忘れないかぎり、もう避難訓練の必要性はない。
 忘れれば、災いがやってくる。つまり被害に遭う。つまり、この避難訓練の意味がなく、災難に遭遇する。

どちらにせよ、避難訓練は意味を持たないわけだ。

私が混乱しているのか。

 
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表現する者の荘厳さ

2015年02月07日 23時03分56秒 | 素人の劇評
「白墨の輪」 2/7
オペラシアターこんにゃく座 世田谷パブリックシアター
原作 ベルトルト・ブレヒト
台本 広渡常敏
作曲 林光

 この3人。今日の私を作り上げてくれた人だ。

 ブレヒトは、高3のときに長野の学生村で知り合った、東京演劇アンサンブルの研究生のお兄さん、お姉さんに教えてもらった「できないなんてお言い でない」の詩の作者。
 谷川俊太郎の「ネロ」と一緒に教えてもらった。
 どちらも当時、何回も繰り返して覚えたもの。

 林光は、その劇団員さんのおすすめで、東京に帰って、初めて観た劇が、「パリ・コミューン」。音楽を手がけていたのが彼だ。
 そして広渡氏は、その後何度も観ることになる、東京演劇アンサンブルの劇の台本を作っている。

 社会的な正義。
 それを実現することこそ、「生き甲斐」というのではないか、そんな漠然とした指針を与えてくれた3人である。

 今回の劇は、広い坂道全体が舞台
 観客からは、高低があり、見やすいのではあるが役者は、斜めに踏ん張って立ったり歩き回るので、相当きついものだと思う。
 昔と変わらない「新劇風の堅い訳語的なせりふ」には少々違和感はあるのだが、それ以上に、この3人に「出会えた」喜びで、胸がつまりそうになっていた。
 感無量の一語に尽きる。

 ついでに、ミュージカルだけに、役者の表現しているときの表情は、荘厳で素晴らしい限りだ。
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殺伐とした風景

2015年02月01日 13時45分51秒 | 教訓
電車の中で。
今日は東京都の私立中学校の入試が集中する日のようだ。
男の子は、背中にNの文字の入った青いバッグを背負い、その塾のだと思われるテキストをじっと座って見つめている。
両側に彼の両親らしき男女。
父親が、小さな、しかし確信に満ちた声で、
「いいか、座席についたら周りの子達を見つめて黙って笑ってやるんだぞ。これだけで相手はビビる。10点や20点はやつらは下がるはずだ。みんなビクビクしてるんだから、それでお前の思う壺だ。」
ちょっと嫌な顔をした母親も、黙って頷く。
子ども、「大丈夫だよ。周りはみんなバカだと思うことにするから。」
すべての親子がそうだとは思わないが、これで勝ち上がった子どもが、社会の舵取りになっていくのだろうか。
極端な場面に遭遇した。これは典型だとは思いたくない。
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