息苦しい世の中で 自由に語り合える空間を

自由でも民主でもない この日本を もっともっとよりよく変えていくことができるように たくさんの知恵を語りましょう。

思想統制との闘い

2020年10月31日 15時11分49秒 | 教訓
「自由に意見を表明して交換できることが、結局社会の繁栄に繋がるのだ」
が、いつの間にか、
「社会の繁栄に繋がらない考えは、社会を衰退させるのだ」と成り下がってしまった。
後者の社会は「権力」という意味だが。
学術会議の問題然り。
これまでに数限りない「思想統制」が、嫌と言うほど繰り返されてきた。
懲りもせず。
教科書、君が代、日の丸、職員会議、道徳、主任制度、管理規則、性教育。
教育界もきりのない統制の歴史が続いている。
権力は愚かなのか、その権力を承認している国民が愚かなのか。
「週刊金曜日」の今週号で、山口泉氏が、「靖国に 桜チルチルしあわせに 遠き国よりミチル来にけり」の新城貞夫の歌を引いて、幸せが遠いのは、「日本人が結局のところ、国家の欺瞞に人間として覚醒することがないからだ。魂の奴隷に依然、ほかならないからだ。」と痛烈に指摘している。
痛い言葉だ。
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在野でいられるか 息子の相談に寄せて

2020年10月28日 06時15分35秒 | 教育を考える
息子が「研究員をすすめられている」という相談をしてきた。
複雑な思いで回答が歯切れ悪いものとなった。
できれぱ在野に徹してほしいが。彼には彼の人生がある。
私は都に、どれだけ裏切られ、失望してきたか、息子にはすべて判りはしないだろうと思う。
私とて、卒業式では、起立してしまうまで「保身」の態度を崩せないできた、堕落教師である。
在野に徹することが難しいいま、彼には「精神まで売り飛ばさないこと」を願うぱかりだ。
それすら困難な時代だが。
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菅氏の言う「絆」って?

2020年10月27日 06時23分05秒 | 奇妙な風景
自助、共助、公助に付け加えて、新たに「絆」が登場した。
またまた笑わせる言葉だ。
誰と誰との絆か。
なるほど、番犬たる政治家との、忠実な官僚との。
菅さん、言い間違いですよ。
「絆」ではなくて「癒着」でしょ。
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「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」 丸山正樹

2020年10月26日 21時07分42秒 | こんな本を読みました
文春文庫 700+悪税
手話といっても、ひとつではないこと。
ろう者という存在。
それらを小説の中で理解することで、かなり忍耐強く読み進めたつもりである。
気力で読み終えた推理小説というのは、初めてのことかもしれない。
しかし、読み終えての充実感は、これまでのミステリーとは大きく異なる。
最後まで読んでよかったと、あらためて思う。
ストーリーは書けないが、やはり「人の一生の重さ」「優しさの体現」という点で、おすすめの本である。
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10.23から17年 都教委の人権認識の無さ

2020年10月26日 06時24分12秒 | 教育を考える
椅子の並べ方や、斉唱のやり方、装飾にまで規定し、命令した10.23の通知が出されて17年が過ぎた。日の丸、君が代を、なんとしてでも強制させたいための通知だ。
すでに若い教員は、その存在すら知らないで、型通りの、議論も許されない卒業式に、疑問すら抱かないほど「定着」している。
うすら寒い。時間が、問題を風化させる。
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「脱炭素 合理的な原発利用」と名誉会長は言うが

2020年10月25日 10時36分12秒 | こんなもの いらない
低コスト、脱炭素、国民経済、安定供給、福島の事故から日本の科学技術は最高水準を失いかねない、競争力も失う、安全な地点と岩盤を選んでいる、絶対の安全はないが原発はあらゆるインフラの中で最も絶対に近いと言えるだけの安全性を備えてきた。

読売新聞「地球を読む」、JR東海名誉会長、葛西氏の文章だ。

彼の考えには、一面同意する方も少なくないだろう。
国民の経済(儲けと言うと語弊があるが)のため、そして日本が国際的に勝ち残るという観点、短期間ならしかたないかという点で。

私にはやはり合点がいかないところが多々ある。
①風力、地熱、バイオなどの発電は認めながらも、まだ技術的に困難とあるが、それらの供給量を合わせるとどうなのか。またそんなに見通しは暗いのか。
②やはり地震国日本である。絶えず動いているプレートにのっている以上、安全性は保障されないに等しいと思うが。
③福島の事故のあと「under control」と宣言した方もいたが、あれから10年を経ても、放射能の影響はまだまだ残されている。使用済み核燃料、放射能入りの地下水の処理もままならない。これは軽視すべきではないだろう。一回でも事故が起これば、これほど甚大で長期にわたる被害が続くことを忘れてはならないと思うが。
④未来のエネルギー政策の展望が、すっぽり抜けている。脱炭素のあれこれもその価値を認めながらも、結局は切り捨ててしまう論調である。いずれそれらを主役にしようという意気込みがない。

世界の中で贅沢をするには、原発しかありませんよ。
私には、そうとしか読めない。
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自著も改竄か 一貫した「一貫性のなさ」の見事さ

2020年10月24日 11時13分35秒 | 奇妙な風景
別に「奇妙」ではないか。
菅首相の書籍の改訂版が出され、公文書管理は重要性について書かれた章が、きれいに削除されていると言う。
節操の無さは、前々から承知はしていたが、今回は、もうジョークの世界とも言えるほど笑わせてくれる。

個々の思想は、年齢や経験を経るに従い変遷するのは、当然のことである。変わらないほうが、むしろおかしい。「偏屈」「頑固」と称され、称えられることも稀にあるが、普通は大なり小なり変わっていくほうが自然だ。
さて、菅氏の場合はどうなのだろうか。
変わる、変えるからには、その契機、理由があるとは思うが。彼の場合、それがあまりにも見え透いているところが可愛い。
要は、「自分の生き延び方」が、この結果、顛末なのだ。
「国民のために働く」と、彼は宣言したらしいが、それも白々しい。たぶん嘘だろうと確信してしまう。

もっとましな首相は現れないものか。
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「現在地はいづくなりや----映画監督 東陽一」

2020年10月24日 11時13分35秒 | 素人の劇評
ポレポレ東中野
ドキュメント作品。東監督の、これまでの映画制作に対する思いを語る。
彼の作品に、「橋のない川」が書いてあったので興味をもって。
ポレポレ東中野では、初めて映画鑑賞。これほどマイナーな映画を上映し続ける映画館はなかなかないが、一度も足を運んでなかったことが不思議である。

断片的に紹介される彼の映画は、一つも観ていなかった。
それなりに彼のコメントは楽しかったが。
「橋のない川」は、1993年の作品だった。つまり、私が40才のときのものだ。
となると、これも観ていないことになる。
私が見たのは、その前の「橋のない川」であり、北林谷栄たちが役者として出演する方だ。
ついに、彼の映画は鑑賞ゼロ。30人ほどの客の中で、私だけかもしれない。

「魍魎」の話。
錯視の例を出しての「見えないものを見えるようにする」
の言葉には、考えさせられた。

なぜ私は「橋のない川」を観なかったのだろうか。
観たのに覚えていないのか。
教員になり15年のときだ。
そうだとすれば、過去の私に少し失望する。
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硬派雑誌の廃刊は寂しい

2020年10月24日 07時54分28秒 | あれこれと
「季論」が今回の50号で最終号となるという。
権力に忖度する雑誌が、まだまだ店頭に平積みされている風景が寒々しい。

朝日ジャーナル、文化評論、葦牙、そして、この季論。

学術会議の問題は、「あり方」にすり替えられそうな由々しき状況だけになおさらだ。

再び「日本は滅びるね」の夏目漱石の一節を思い出す。
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「教師はあきらめない かけがえのない生徒たちへ」

2020年10月20日 17時32分37秒 | こんな本を読みました
 三木ひろ子 新日本出版社 税込1650円
学校の内部は世間や保護者には見えづらい。
私の学校の、呆れるほどの理不尽な経営、運営が、外部には見えないのと同じである。
私立高校で教鞭をとる筆者も、自ら保護者に訴えたり、裁判という形で告発しなければならないほど、酷い仕打ちにあったことが、その行間から、痛いくらい伝わってくる。
その粘り強さは、やはり生徒への愛、自分の職務に対する情熱、そして組合の仲間からなのだろうと思う。
担任外し、部活の顧問外し、指導員外し、任用拒否。学校側もよく、こんな手が使えたものだ。
記述は今年の始めまで続く。
つまり闘いは未だに終結してはいないのだ。
あらためてエールを送りたい。
そして、私たちの闘いのエネルギーともしていきたい。
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生き急がねば

2020年10月20日 14時04分10秒 | わたしごと
一つ年下のムロが亡くなった。
悲しい、哀しい、空しい、寂しい、気が抜けた、茫然、悔しい、自失、虚無感、残酷、泣きたいくらい、胸が締めつけられる、辛い、空回り、愁傷
いくら言葉を書き連ねても、私の感情をぴったりと表現できるものはない。

私は、いま、時間と空間に縛りつけられ、きたるべき死に、抗う術をもてないでいる。このまま朽ちていく私を、誰も止めることはできないのだ。

私の生身のからだの中に入り込んだ経験や知識は、やはり私しかわからないのだろうか。自己完結したそれらは、私の火葬とともに、空中に拡散し、さらに希薄になって、もはや誰にも感知できないようになるのだ。

虚しく、乗り越えなければならない、やっかいな感情がとりついている。
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ムロ あまりにも早すぎる死

2020年10月18日 16時21分47秒 | わたしごと
ムロが亡くなったという知らせを受けた。
え、嘘だろうと思うが、娘 さんから直接の連絡を受けて、ラインに流してくれたと言うから本当なのだろう。信じたくはないが、間違いなさそうだ。
言葉が見つからない。
サークルで、唯一の同学年だったムロ。
怠惰な私とは対照的に、よく動き、熱く語り、とにかくエネルギッシュなムロだった。
彼はたぶん現役だったと思うから、私より一つ下だ。
あまりにも早い、早すぎる旅立ちだ。
タザキくん、メトメ、大五郎、ムロ。
みな語り尽くしていないのに。
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こんなOJTの一員でなくて幸いだった

2020年10月14日 23時09分09秒 | 教訓
「主任教諭OJTを開催します。関係の先生は会議室に」という放送があった。
え、なんだそれ?
と、職員室に行き、教務主任に、「こんな会議があったのですね。この主任て、○○主任の主任か、職階としての主任のどちらを指すのですか?それから私みたいな産休代替の主任は出席するのですか?」と尋ねると、悲しいことに、「私もよくわからないのです。」との返事。
摩訶不思議な会議なのだ。それを確かめるために、会議室に赴く。
そこには、校長、そして職階としての主任教諭が集まっていた。一年契約の私は用なしの雰囲気。
校長が、「あっ、先生は出なくてもいいのですが、よかったら出席されますか?」と温かいお言葉。もちろん参加。
さてその内容は?
「いま配ったプリントのめあてを、金や人の糸目をつけないで実現するとしたら、皆さんはどうするか、書いてみてください。」と指示。
プリントを手元に寄せて見てみると、
「1ヶ月で100ページの読書をする子が80%」「計算100題のテストが満点が80%」「元気にあいさつする子が90%」「不登校の子が全校の1%を切る」などの数値目標に対する対策である。
これだけでも気持ち悪くなる。この数字には何の意味があるのか。では20%の満点でない子にはどう指導するのか。20%の読書100ページに達しない子はどうするのか。
少数を見ることなく、多数を形成する意味はなんなのか。
セールスの研修ではない。

驚いたことに、みな真面目にアイデアを出そうと、鉛筆を走らせている。
最初のめあての検証はないのか。
子ども不在の、空しい研修である。
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劣化ではない もともと腐っているのだ

2020年10月13日 06時15分21秒 | 奇妙な風景
除外した名簿は見ていなかった。
あ、まずい。
いや、詳細に見ていなかったと推測されます。

太鼓持ちの合戦がまた始まった。
いつもそうだ。

私や妻が関与していたら、辞任します。
あ、なんとかせねば。
文書改竄。

同じ構図の、腐りきった風景。
劣化どころではない。
はじめから腐りきっているのだ。

首相を取り巻く議員も官僚も。
取り巻きを生き甲斐にする輩。
見て見ぬふりをする主体性のない輩。

憲法の「国民全体の奉仕者」の項の意義と意味を、改めて再読すべし。
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安倍→菅と 引き継いだもの

2020年10月10日 14時43分03秒 | 教訓
犯罪を犯す。ちなみに殺人だとする。逮捕され、その容疑者が、「今回、殺人の是非について、関心が集まっている。これを機会に、良い方向に進むなら歓迎したい。」とのコメントをして、自ら行ったことについては、「ノーコメント
」「粛々としただけ」と反省もしないでいたら。
詭弁以下の、ただの言い逃れ、厚顔無恥、すり替えにしか過ぎないとされるだろう。
権力あるものは何でもできる。何でも許される。菅内閣も、姑息さではひけをとらない。見上げた、いや見下げたものである。
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