広島ホームテレビ制作。
G7の首脳が、資料館を見学した。完全非公開。それでも40分、各首脳は資料館で見学したとのこと。
その非公開の見学の中身を、この番組は取材する。
結論から言えば、実はこの見学は、本館に行くことなく、東館だけで終わった。私も3日に行ったが、東館はパノラマ写真と、大きな円形のスクリーン。原爆の投下で、町がどのように変貌したのか、よくできたスクリーンだ。
ただ、ここは全体的な展示であり、ひとりひとりの被爆の詳細、焼け残った衣類や道具などは本館でしか見られない。いくつかは、東館に運んだらしいが、詳細は不明。被爆者の話も、あったらしい。
しかし、G7で発表された共同声明は、核抑止力の確認。何も変わらない、「核あってこそ、平和が維持できる」という、これまでと何ら変わらない文章だった。怒り、失望の声。
各国の首脳は、個人で来たわけではないから、すぐには核抑止力を否定するはずはないことは、想定内だ。個々に「揺さぶり」があったとしたら、それだけでも成果だと過小評価。
彼ら彼女らの表向きの「役割」は変わらないだろう。肝心なのは「変える力」だ。
それがやはり足りないのだ。
日本に限って言えば、「自民党政治にno」という、圧倒的多数の世論だ。第二自民党とも言える、維新に、公明に、国民民主など、政権を補完するだけの勢力にno!といえる世論だ。
騙され、なめられているだけの、おめでたい、私たち国民は、まだまだ目覚めようとはしていない。