見ると自信の湧く模型製作ブログ

お題の通り、主にプラモデル製作について、直線を描くのも切るのも下手な管理人”黒猫2号”の悪戦苦闘の日々を綴っています。

1/72 SWORD Fiat G.55 Centauro 2in1 (10)

2023年01月05日 | 1/72 イタリア空軍機
※1【どうでもいい話】最後に追加しています
※2【どうでもいい話】更に加筆訂正しています

主脚を取り付けカバーを薄々攻撃しました

ほぼ半分の厚さになったと思います
重なり合っている部分が有り、キットの厚さのままでは不細工になるので薄くしました
ネットでは「プラ板で作った」と云う他の方の製作記事も見ましたが
自信がないのと面倒くさいので(笑)薄々でお茶を濁しています(笑)

後輪のカバーは小さすぎて諦めましたけど(^^;


主脚はタイヤを挟み込むような構造になっていますが、これが合わなくて苦労しました

バリと云うよりも平面であるべきところにプラが盛り上がっていて整地が必要
タイヤの軸穴も狭い浅い、そこに入れる突起も太く平たいという「何コレ!?」状態でした

飛行姿勢の反省を踏まえ、ガンサイトのリフレクターはフィルムで自作しました

今回はスケール感が合っているように思うのですが...
クイックブーストの製品はちょっとオーバースケールのように思えます
もっともアレ以上小さくなると、もはや取り扱い不能になるかも知れませんが(^^;

今回はキャノピーを開状態にします
幸いなことに最初から分離状態で、厚さもそこそこなのでコレをそのまま使う事にします
これも飛行姿勢の時に、風防だけ先に付け後で天蓋との調整に苦労した反省を踏まえ
天蓋もしっかり固定した上で、風防を接着しました

前面の段差を埋めていきます


で、オープンする天蓋の窓枠を塗りました

内側もスカイで塗っています
最近のワタシのパターンで風防はノーマスク、天蓋はマスクしていずれも筆塗りです
ヘタが上手い人のまねをしても失敗するだけなのは良く分かっています
一ぺんに片づけようとせず、直線をきっちりと決める事だけに集中しました
飛行状態の時と同じく、枠をモールドよりちょっと細めにしています

で、胴体の迷彩を塗ってつや消しクリア吹いて、一気にデカール貼っちゃいました(^^;



デカールは合計12枚、少なくて楽ちんでした(笑)
迷彩柄は面相筆で塗っています(見れば判るか💦)
塗っていたらモットリンク風になってしまい、こりゃいかんと訂正を繰り返している内に
こんな風になってしまいまして(^^;
因みに塗装図はこんな感じでした(再掲)


新春【どうでもいい話】
今回2in1という事で、それぞれ飛行状態/駐機状態に分けて作る他に
塗装とマーキングも別にしようとしたのですが、
ネットで写真を探している内にちょっと疑問が湧いてきました
これはワタシが塗ったキットの塗装図を比較したものです

青丸の中の飛行隊シンボルマークが違っているのに、飛行隊は同じに書いてあります

タミヤニュースに『第二次大戦イタリア軍装備解説』と云う記事がほぼ定期で連載されています
このNo563とNo564にFIAT G55 CENTAUROを扱った記事が有りました

No564の方に、写真の飛行隊のマークとナンバーについて解説した記事が有りまして

ワタシが飛行状態にした方はNo4「ジージ・トレ・オセイ」?
(これ”トレ・オセイ”は”tre uccelli”(三羽)という事だと思いますが”ジージ”は?でした)
駐機状態の方はNo5「赤い悪魔たち」だという事なのです!?
(これは絵をよく見れば判る、鳥のくちばしに見えたのはあご髭でした)

右写真のパイロットは以前の記事でも載せた事が有りました
あの元ネタではどういう風に描いてあったっけ?
”ANR Aeronautica Nazionale Repubblicana Fiat G55 Centauro 6 Stormo CT 2 Gruppo Yellow 12 01”
でした(-_-;)
もっともこの説明は右奥のグリーンの機体のものなので
パイロットが寄り掛かっている機体のマークではないのに注意が必要です
ここ(asisbiz.com)の他の写真やイラストは ”2 Gruppo”(飛行群)は同じですが
ヤシの木とカモメのマークが”1 Squadriglia”(飛行隊)
「赤い悪魔たち」が”2 Squadriglia”と書いてあったり”6 Stormo”(編隊)だったりで
結局「さっぱり分からん」という結論になってしまいました(-_-;)

吉川和篤さんの書かれたタミヤニュースの連載記事の中では
”1944年5月にG55全装備を第1戦闘航空群に引き渡した”という事が書いてありました
そこは”1,2nd Gruppo~May 1944”というキットの説明と合っているようです。

これはあくまでワタシの想像なのですが
イタリア社会共和国空軍(ドイツ傀儡側)の飛行隊番号の付け方は
他国と違っていた可能性が有るという事です

アメリカやイギリスを例にとるまでもなく、飛行隊番号は固有のものだと思います
親の所属飛行群がどう変わろうと、このナンバーは変わりませんが
イタリア社会共和国空軍はそうではなかった!?
バドリオ政権側とドイツの傀儡ファシスト政権に分かれた際に
空軍もそれぞれの側についてしまい組織も一から作り替えなくてはならなかった
そのため旧番号を使わず、新たに番号を振ったのではないかと云う事です

仮にそうだとすると
第1 Gruppo”(飛行群)の配下のSquadriglia(飛行隊)は1,2,3
第2Gruppo”(飛行群)だから配下のSquadriglia(飛行隊)は4,5,6
と連番になるのではないか?と
それだと編成当初 第2Gruppoの配下で4,5,6Squadrigliaだったのが
1944年5月に第1 Gruppoに引き渡されたので1,2,3Squadrigliaになった、という事も成り立つかと(^^;

【追記】
「ジージ・トレ・オセイ」ってどんな意味?
吉川和篤さんの書かれたタミヤニュースの連載記事の中で
他の所属飛行隊は「赤い悪魔たち」「鉄の脚」と訳されているのに
なぜこれだけイタリア語をカタカナにしただけなのか
飛行隊Noより気になってしょうがない
で、完全に横道にそれて調べて見る事に(笑)

”ジージ”はGigi、Luigi(ルイージ)の愛称形で頭のLUIが落ちた形だそうです
人名だとしたら、誰か歴史上の有名人か部隊指揮官の名前かとも思うのですが
Wikiでみてもそれらしき人は思い当たりませんでした

tre uccelliは三羽の鳥までは何とか分かったのですが、それから先が...
もう分からんと思いながら”Gigi tre uccelli”で探して見ると
何と!ではなく”Gigi tre osei”でヒットしました
こちらです
更に探して見ると”Osei”は野鳥の事だそうで(こちらから
ここは料理紹介の記事でした
"Polenta e Osei"「ポレンタと野鳥」という料理とお菓子のお話です、美味しそうでしたけど(^^;
もう脳みそ沸騰前でようやく違いが分かった感じです
” tre uccelli”は三羽の鳥
”tre osei”は三羽の野鳥ですね(汗)
因みにグーグルの翻訳ソフトで” tre osei”を入れると”三大生”と表示されました(笑)

だからどうなんだって!
結論全然出てないし、結局判らずじまいで終わってしまって...
今回ほど、どうでもいい話に相応しい内容は今までなかったな~(T^T)


【続く】

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8 コメント

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Unknown (クラキン)
2023-01-05 18:22:11
主脚カバーの薄々、ガンサイトのリフレクター・・いいですねぇ。👏🤗
リフレクターは本当に小さいと思いますが、よくこんなに綺麗にカットできますね。😲
ビックリです。
マーキングのリサーチも凄いです。
私なんかこんなリサーチをそもそもやったことがありませんし、全くの不勉強なのでサッパリ訳が判りませんが、「凄いなぁ・・」って感心するばかりです。😂
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Re:Unknown (黒猫2号)
2023-01-05 19:35:42
こんばんは、クラキン様
コメントありがとうございます<(_ _)>

>サッパリ訳が判りません<
全く同感です!
そもそもイタリア語判らないし、辞書も持っていないし、知り合いにイタリア人いないし(^^;
ネットで調べた(一部はタミヤニュースですが)情報のみと云う体たらく。
普段頼っているのはGoogleの翻訳アプリなのですが、”tre osei”と入力したら”三大生”と出力されました(笑)
自分でも探しながら一体何をやっているんだろう、この時間を製作に当てるとか家事とか...と思わないでもないのですが(^^;
如何せん、この性分は死ぬまで治りそうにありません(-_-;)。
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Unknown (m1820345238)
2023-01-06 12:32:13
今年もよろしくお願いします。
今回も素晴らしい作品になりそうですね。
tre oseiの意味ですが、oseiというのは北イタリア(ロンバルディア、ベネト)方言で鳥の意味で、たぶんucelloが訛ったのではないかと思います。通常というか、イタリア語の学校ではucelloと教わるので、学習経験のある私も知らない単語でした。
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Unknown (Choro-Poo)
2023-01-06 16:17:13
こんにちは。
主脚カバーの薄々攻撃は効果テキメンですね。
ガンサイトのリフレクターは凄すぎです。
このキャノピーは後ろへスライドじゃなくてBf109みたいに横へ開くのですね。
後半のお話の奥深さには完全に着いて行けませんが、
機体の番号、部隊番号によっては敵味方に分かれてしまう事もあり得るのですね。
なんだか凄い話です(汗)。
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Re:Unknown (黒猫2号)
2023-01-06 16:46:33
あけましておめでとうございます、marco様
本年もよろしくお願い致します<(^^)>

ユウレカ!
ここにいらっしゃいましたかァ~!
分かっていれば、すぐにお尋ねしたものを(笑)

>oseiというのは北イタリア(ロンバルディア、ベネト)方言で鳥の意味で、たぶんucelloが訛ったのではないかと思います<
なる程そうだったのですか方言だったのですね、やれやれ(^^)やっと理解出来ました。
しかしこの調子でいくと、フランス機なんかに手を出したらどうなるか、心配です(^^;

ところで、「工作台の休日」で紹介して頂いたプレイモービルについて、ちょっとコメントしたかったのですが、
コメント欄が見当たらないためこちらに書かせて頂きました、ご容赦くださいませ<(_ _)>

ワタシ、このプレイモービルっていう商品を今の今まで全く知りませんでした(^^;
最初の画像、一瞬レゴのフィギュアかな?と思いましたが、より人間に近づけた丸みのある形をしていますね。

これは国産、と云うか国内で考案されたものなのでしょうか。
この時代にイースターはかなり進んでる、と云うかハローウィンも近年やっとブームになってきたところで、
日本ではイースターは今もってまだ一般的ではない様な...あまりにも時代の先端?
製作サイドにそのようなキリスト教的背景があったのかな。
でもランドセル背負っているところは、いかにも日本ですね(^^;。
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Re:Unknown (黒猫2号)
2023-01-06 17:00:04
こんばんは、Choro-Poo様
コメントありがとうございます(^^)

主脚カバーは手に持って作業することが出来ず、卓上に敷いたサンドペーパーの上に置き、パーツをカッターの刃先で押しながら動かし薄々攻撃をしました。

リフレクターの大きさはこれ位が適当みたいですね、息で吹っ飛んでしまうような大きさで神経使いました(^^;

今回の【どうでもいい話】は、本当に判り難い(判らない)内容になってしまい大反省しています(-_-;)
これから記事を書く際は、もっと判り易く書く様に気を付けます<(_ _;)>。
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Unknown (m1820345238)
2023-01-06 23:27:13
その後、帰宅して伊和辞典も調べてみましたが、osei(複数形なので単数ならoseo)という単語は載っておりません。料理の名前にあるくらいなので有名なのかと思いましたが、方言では仕方ないのかと思います。三羽の鳥のマークは私も知っていましたが、今回の記事で私も勉強になりました。
コメント欄、開放していないものですからすみません。プレイモービルはドイツの玩具です。50年近い歴史があります。日本では代理店がついたりつかなかったりですが、昔はお菓子のおまけで売られていたこともあるらしいです。レゴはブロック遊びですが、こちらは人形が主役です。
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Re:Unknown (黒猫2号)
2023-01-07 06:58:03
おはようございます、マルコ様

再度、貴重な情報をありがとうございます<(^^)>
わざわざ辞典まで引いて下さり、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

>osei(複数形なので単数ならoseo)という<
言われてみれば(^^;、あれだけ英語で単数・複数形の違いを言われたのに、イタリア語だって同じに決まっている。
辞書にも載っていないという事で、それでタミヤニュースの記事の中ではカタカナ書きになってしまったのかも?

>プレイモービルはドイツの玩具です<
それで”イースター”だったのですか!?
日本のような表面的なものでは無く、しっかりした宗教的背景があったからからこそのネーミングだったのですね。
そうなるとランドセルのようなものは何だったのか...ドイツでも背負っているのかまた疑問が(笑)。
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