朝の冷え込みから、晴れの天気になると思い古道の旅へ行く。
今回は、兼ねてから一緒に同行したいと言う知人を誘っての山行きとなる。
峠ヘ行ってから尾根伝いに、先日の古道を歩く。一度来ているだけに笹を刈りながら進むと、前に下げたテープへはすぐに付く。
そこからが大変だった。笹や、ヤブツバキの枝が道に伸びていて、中々、前に進めない。そうかと思えば突然道跡が消えている。
其の先は、獣道となり道は細くなっている。5~6m進むと道跡がはっきり出て来る。当然斜面の角度も27度位あり、雨か、雪崩で
道が半分になったと思われる箇所が時々現れる。
この先に行くと道が突然細くなる。手前の木は、サルスベリの木で左側の椿の枝が邪魔をする。
日当たりが良いので伸びている枝を切るのに手間が掛かる。長年放置されていて誰も来た跡はない。
ふり返れば、手前の隧道が出来たのは昭和30年頃と聞いている。人が歩いていないのだから50年以上は手入れはしてないはずだが道跡はハッキリと残っている。道を作った人たちは400年前以前から道が今も残っていると知ったら・・・
先人の知恵に敬服する。
道の下側には目印の太い木があり。道の勾配も歩くには水平道路と同じで体への負担はない。
道跡は、こんな太い木を下側にして道の崩れがないように計算されている。
左側は35度の急斜面で、右側は27度位の斜面になっていて道跡は峠の尾根筋に付いている。
こんな細い尾根筋に良くぞ道跡を付けたものと感心する。両側へ土を盛り上げてある。
右側の山と左側の山へ行けば、春にテープを付けた所へたどり着くのだが・・・・今回は此処までとする。
この笹を伐採しながら進むのだが、手前の尾根に着くのを楽しみしたい。
今回、同行されたMさんは道に出ている太い木を伐採し歩きやすくなる。
Mさん有難うございます。