立山のおじさん

北アルプス 立山山麓物語

牧の峠から鉄塔への草刈り

2022年06月21日 | Weblog
今回も、近づく「うれ往来・鎌倉街道調査」に向けて皆さんと共に下草刈りに行く。天気は薄曇りだが気温が揚がり、歩いているだけで汗が体から流れる。


木の倒れている所に隧道がある。これより横の急斜面を登ると牧の峠に着く。
高低差60mなのだが・・・・
足場を確かめながら急斜面を登る。隠居の当方は休みながら跡を追う。
この暑さは体力を消耗する。昨年の春は休まずに登れたのにと思うが現実に身体が動かない。慌てて給水ししていると迎えに来てくれた知人に荷物を渡し何とか着いた。水平な道跡に入れば木陰もありポイントをマークしながら進む。
先に来た皆さんは休憩も終わり草刈りへ進む。1回しか草刈りをしていないので草も伸び、雑木も茂りだしているのをベテランの皆さんは刈り込んで行く。
この場所から30m位が一番細い尾根筋に該当する。(片側が崩れて道跡が消えている所)初めての時、この尾根筋に道跡は無いのでと思っていたが地元の
知人が間違いなく道はある。と案内されて知った。

 道跡が消えた所より上にはご覧の道跡が深く掘り込まれ続く。道の上には倒木も倒れたり、道の中にも埋まっている。

 この先の左側に、道跡を小石で塞いだ所がある。倒木も道跡を塞ぐが短い脚で跨ぐ。
       歩いて来た道跡を振り返る。
          尾根筋から尖山を望む。
 尾根筋より少し下がった所に道跡は続く。前を行く知人や、後ろの知人は元森林組合の方で雑木の切り方は一味違っていた。(草刈り機で約10cmの丸太も切っていく)見ているだけでウットリする。
ここ迄来るのに数回道跡を造り返している跡が見つかった。作り返した周囲は
尾根筋だが片側は急斜面になっているので崩れない様に道跡を移動させたと思われる。(尾根筋は砂防指定地区であり、地震で斜面が崩れたと思われる節がある)特に、道跡を小石で塞ぎ、行けない様にしてある所も確認する。
 今回の中で一番若く頼もしい人であり、多くの山登りを経験している。
漸く、鉄塔の近くに来たと判る。これを右に進めば深い薬研堀に進み登れば鉄塔の巡視路が道跡を利用して作られている。
 この場所で、深さ4mの薬研堀が必要なのか不思議である。牛馬が歩き易い
様に造ったのか疑問が残る。
         深い薬研堀が目に飛び込む。
   目の前に鉄塔の巡視路が目に付く。右側が来た道。左側が鉄塔へ。
 今日の目的地である鉄塔の下に着く。これ以後は、水須に向けて鉄塔の巡視路が併用されて「うれ往来・鎌倉街道」は水須へと進む。

 今回の草刈りで「うれ往来・鎌倉街道」の調査が上手く進行することを願い皆さんと現地を去る。怪我も無く無事作業が終わったことに感謝する。
 ご苦労様でした。
私には、この後の調査案内が数回待っているので天気様晴れる様に願います。