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人間関係づくり・人間力育成の授業

2016年6月28日 奈良女子大学臨床心理相談特論④

2016-06-27 19:24:29 | 授業

 

奈良女子大学臨床心理相談特論の4回目でした。

今日は学部の方々と合同での30名の大所帯でした。

お題は「スーパー新聞ジグゾー」です。

5人の6グループを「運命の出会いーじゃんけん列車バージョン」でつくってもらい、エクササイズスタートです。

楽しんでいただいたようで、一見不可能に感じてしまう作業でも、グループの全員の力で成し遂げれるという経験をしていただきました。

このエクササイズ、6グループが限界ですね。それ以上増えるようでしたら、新聞を取りに行く場所を二つつくったほうがいいですよ。

こんど、院生の方が高校生対象に「スーパー新聞ジグソー」をされるそうですね。

書籍のp61からを参考にしてください。


***

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8 コメント

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Unknown (池田侑美)
2016-06-30 20:15:42
こんにちは!

火曜日はありがとうございました!
感想を書かせていただきます。

スーパー新聞ジグソーでは、院生と学部生の垣根(?)を超え、熱中して取り組むことができとても楽しかったです。なにかを協力して作る作業というのは、チームの団結力を生むなあと感じるとともに、やはり壊れたものを直していくという点や、身近にあるもので簡単にできるという点で新聞紙は優れているなあと感じました。

最後にアディショナルタイムを設けて、全チームが一斉に完成することにこだわったのには何か意図があるのでしょうか?教えていただけると嬉しいです!
(深美です・・意図はありありですね。まず、間違ったピースをもっているグループは、間違っている分だけプラスした枚数を取ってかえらなければなりません。2枚、3枚となってくると、4枚、5枚と持って帰らなければならなくなります。20秒の制限時間では4枚、5枚探すのは至難の業です。なので、間違いを多く持っている場合はアディショナルを入れるのですが、できればおわりの3ゲーム目か2ゲーム目になってくれるのがありがたいのです。あまり早く入れてしまうと、ゲームとしてはしらけてしまいます。一回一回、グループの場の枚数を確認しているのはそういう意味もあります。二つ目は、間違いをもっていると他のグループが混乱してしまうからです。特に終わりのほうで、そうなると、「他の班がじゃましている」などという疑心暗鬼に陥ってしまうからです。そして、一番最後のゲームでは、ダミーを入れて盛り上げますが、間違いを持っているグループがあるとダミーを入れにくくなるのです。最後の1ゲームですべてのグループが完成することをめざしていますので、その時点で間違いをもっていないようにアディショナルを入れるということです。ややこしいですけど、理解できました? 
次回、ロールプレイングよろしくお願いしますね。)
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Unknown (たにもと)
2016-06-30 20:09:57
今回のワークも、とても楽しかったです。いつもより大勢の人と一緒にワークに取り組んだこともあり、「運命の出会い」も新鮮に感じました。また、ワークに取り組む中で、自分が子どもだったら、どう思うだろう、どう行動するだろうと考えることができたと思います。

新聞を破るときに、なぜ1人ずつ立って進めるのだろうかと疑問に思っていたので、そこに大きな意味があると知って、すごく納得できました。
ワークを良い雰囲気で進めるためにも、ルールや盛り上げるための声かけが重要あると改めて感じました。
(深美です・・グループをつくるときには「運命の出会い」は効果的ですね。グループをつくるというのは、じゃまくさいですし、番号を言ってもらって同じ番号でグループをつくる場合もあるのですけど、「運命の出会い」でいくとみなさんが特に進んで動いてくれます。何事にもゲーム性を入れていくことが大事ですね。ルールのことですが、厳しいルールをひいてあげたほうが、みなさん喜んでくれます。というのは、「スーパー新聞ジグソー」は力のあるエクササイズなので、参加者のみなさんは前のめりになるんですね。なので、走ったり、立ったりします。意気込んでるときには全員立って顔を寄せ合っています。そこで、「座ってください」と大きな声で言ってあげると、「あっ、すみません」ってことで、前のめりになっている自分自身に気づくのです。つまり、楽しんでいるのですね。そんな自分に気づいてもらうために、厳しいルールのもとに進めているわけです。奥が深いですよ。)
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Unknown (山本 真以)
2016-06-29 20:03:24
昨日はありがとうございました。じゃんけん列車で、チーム数を工夫することで、「入れて〜」、「こっちにおいで」というスキルの練習が出来ることが印象に残りました。それと同時に、このようなスキルは自然につくものであってほしいという思いも持ちました。ワークで得たスキルをどれだけ日常生活で般化できるかが重要だと感じました。次回も楽しみにしています。
(深美です・・昨日は30人おられましたから6人の5グループでいくか、5人の6グループでいくかまよっていたのです。じゃんけん列車のやり方も変わってくるので、判断に迷ったのですが、結局、6グループのほうにしました。すると4人が基本になりますので、じゃんけん列車はワンセット+1人ということになるのですね。ということは、4人を6グループつくって終了し、一人ずつ加わってもらうことになります。そこで小学校低学年のスキルを使うことになります。一方、5グループの場合は、じゃんけん列車2セットできるのですが、人数が多くなるとピースを取りに行く機会が減ってしまうので、6グループを選択しました。)
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Unknown (裏川美緒)
2016-06-29 06:20:41
学部生です。本日はありがとうございました。

「スーパー新聞ジグソー」では、最初の作戦会議で情報を出し合い、大まかな作戦を立てるのはもちろん、やっている最中もその都度臨機応変に情報を話し、次持ってくるピースを決めたりするところにグループ内での協力が見られました。
また今回のワークは、手元に2ピースしかない(困難)→徐々に元通りになる(達成感)→情報が少なくなる(困難)→完成間近になる(達成感)→ダミーが混ざる(困難)→完成(達成感)というように困難と達成感が交互に来ることによって最終的な達成感がより大きなものになったと感じました。大きな困難を乗り越えて達成感を得る方法もありますが、このような小さいハードルをいくつも乗り越えて得る達成感もその分大きくなるのだと思いました。
(深美です・・裏川さんは学部の方ですね。プラスアルファの授業、ごくろうさまでした。エクササイズの中でのこころの動きを克明に教えていただいてありがとうございます。わたし自身、教員していたときにはこの授業をするチャンスがありませんでしたので、模擬授業をつうじて参加者のみなさんからいただくフィードバックが大きな力となっています。困難と達成感が交互に来る、なるほど、そうなっていましたか。わたし自身が山場と思っている場面は、各グループから集めた全てのピースをかき混ぜる場面と最後の方が来られる前にダミーを加える場面です。この二つは皆さんの注目を集めた上で実行します。すると「あー!」{えぇー!」という悲鳴があがる、という具合です。静と動を織り交ぜて行う、ワークショップには欠かせない場づくりです。もし、ご都合がつけば次回もお越し下さい。)
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Unknown (かじもと)
2016-06-28 21:44:06
作戦タイムで他の人の話を聞くうちに、そういえばそんな記事もあったなとか、ここにそんな言葉があったなと思い出すことが多く、自分が新聞を取りに行く時もグループの人がヒントをくれたりと、みんなで頑張った感じがあったので、完成した時は素直に嬉しかったです。同時に、自分が新聞を取りに行く時は、見つけられなかったらどうしよう…と少し責任も感じました。
グループではなく個人だったら、出来上がった時あそこまで嬉しい気持ちにならなかったと思いますし、責任もそんなに感じなかったと思います。それに、そもそも個人戦だったら新聞を元通りにする今日のワーク自体がとても難しいものだっただろうなと感じました。
また、ワークを盛り上げ、場を高めるために、新聞の切り方やカウントダウンなど細かいところまできちんと設定されていたところに驚きました。実習先でワークをすることになっているのでとても参考になりました。ありがとうございました。
(深美です・・そうですか。かじもとさんが授業をされるのですね。書いておられるように、みんながヒントや情報をくれるので協力のありがたさを感じるのですが、それが「もしまちがったらどうしよう」みたいな複雑な感情も出てきます。人によってはそれがプレッシャーになって台の前でパニックになってしまう場合もあるのですよ。しかし、それも次の人がカバーをしてくれます。でも、そんな人でもグループの中では的確な情報を出したりして貢献できたりするのです。お気づきかもしれませんが、このエクササイズは、順番を競うのではなく、全員の協力のもとに全体が成し遂げた、ということを感じることができるようになっているのですね。〔今日は言いませんでしたけど・・〕子どもたちにはこの事を、はじめる前に伝えてあげてくださいね。お願いがあるのですが、書籍のHPに授業の感想を入れるブログページをつくっています。実践されたらぜひご感想をコメント欄に入れて下さい。よろしくお願いいたします。http://blog.goo.ne.jp/t-fukami/e/006bf9c996c11c0477dba34b927f720a#comment-list )
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Unknown (なかおかみく)
2016-06-28 19:38:40
本日もありがとうございました!

ワークの内容、とても面白かったです。きっちり組まれたルールだからこそ楽しい、スポーツや集団行動でも共通する部分かなと思います。

私が今回印象的だったのは、「言われただけでは、頭に残らない」というお話でした。
「ちぎった新聞を元に戻した経験があると思ってください」と最初に言われていて、その時は何故そんなことを?と疑問に思っていたのに、ワークになった途端に頭に残っておらず、じっくり眺めたり分担して覚えたり、作戦を立てることは全く思いつきませんでした。後でちぎって繋ぎあわせることは予測できたはずなのに...やられた〜!という感じでした(笑)聞こうとしていても頭に残らないものだな、と痛感させられました。

相手に何かを伝える際には、いかに相手にとって生の体験として受け取ってもらうかが大切だなと思いました。

また、どうしてもワークショップをする側として、ワークに参加しているところがあるので、「素直に」「言われた通りに」参加しようと思いすぎるのかなぁと感じました。
きっともっと単純に受けていれば、いかにして勝つかと作戦を考えるし、負けたくない気持ちが湧いてくると思います。次は思い切って子どもの気持ちで受けてみようかなと思います。
(深美です・・いえいえ、「やられた~!」と感じていただいた瞬間に、なかおかさんは「子どもの気持ち」で受けておられますよ。ワークショップへの参加は「あるがまま」がいいですね。まぁ、「先読み」をするのもあるがままのうちなので、それはそれでいいのです。それが「あるがまま」ですから。今日の「スーパー新聞ジグソー」は大人向け〔ファシリテータ向け〕のグレードアップした内容でやってますので、子ども向けの場合はもう少し単純ですね。「新聞ジグソー」をしたあとで「スーパー新聞ジグソー」になるという具合です。書籍には「新聞ジグソー」も付録として載せています。 次回、ご苦労をおかけしますが、ロールプレイングよろしくお願いいたします。)
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Unknown (にしお)
2016-06-28 19:29:49
新聞のピースを集めていくなかで、それぞれが次の人が何を手がかりに探せば良いかを提案しあうことで、グループの中で会話が生まれていました。初めて会う人が何人かいる中で、ジグソーが話すきっかけとなることを感じました。

新聞トークでは、ピースを取りにいくに当たってどんな記事があったかを話し合うなかで、少し前まで、同じものを見て話をしていたはずなのに、それぞれ印象に残っている箇所に少しずつ差があったのが面白かったです。それぞれ同じものを見ていても、感じ方は違うんだなと改めて実感しました。
(深美です・・一番手の人がスタートする前に作戦タイムを少しでもいいので入れてあげることがポイントになります。これを入れ忘れてしまうと、番手と番手の人の合間の使い方がガタガタになってしまい、間違いを多く取ってきてしまうという悪循環に陥ってしまいます。わたしは何回かこの失敗をしています。インストラクション〔エクササイズに入る前のルール説明や場づくり〕において、すべてを伝えてしまわないことも大切です。「スーパー新聞ジグソー」の場合は、特に大切ですね。小出しにすることによって「驚き」や「不安」を与え、「無理だ!」「難しい!」ということを感じてもらいます。そして、支援をさりげなくしっかりと入れていくのです。結果、すべての班が完成!という成し遂げた感を味わってもらうのですね。)
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Unknown (さわだ)
2016-06-28 19:14:18
新聞記事について話す時間では、自分から記事を取り上げることができず、他の人の話を聞いているだけでした。
そこで「興味がないから知らない」で済ますのではなく、この人はこんなことに興味があるんだなという視点で聞くことで、話が広がるような気がしました。

前に戻した新聞が混ぜられてしまったとき、新聞をよく見ておくべきだった、パズルを完成させるのは無理だと思いました。
正しいピースを持って帰れなかったらどうしよう、と不安や責任を感じていました。
しかし、後半になると、みんなの意見を持ち寄ることで、できそうだという感覚を持つことができました。
周りの人に助けてもらっての完成でしたので、一人ではできないことも、協力することで達成できるという体験は、助け合う姿勢や自信にもつながるのではないかと感じました。
ありがとうございました。
(深美です・・新聞のトーキングについては、「新聞をとりあえず見てもらう」ための仕掛けですので、どんなトピックに飛びつくか、ということで個性がよく表れますね。さわださんが「他の人の話を聞いているだけ」であってもそれはさわださんの個性なので、書いておられるように「聴く」ということに重きを置くことはいいことだと感じます。また、ふりかえりのときに、「新聞をもとの状態に戻す」ことに気づいていただけるかどうかも仕掛けています。「パズルを完成させるのは無理だ」と感じてもらうのも重要な仕掛けです。「簡単にはできない」とハードルを高く上げておいて、丁寧な支援をする。このへんが大切なポイントになります。「協力」を引き出していくための要素だと言えます。)
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